僕たちはいつも苦手なこと・嫌なことにエネルギーを投資するより、自分の心が喜ぶこと、誰かが喜ぶことを選び続ければ自然と幸せになれるものかもしれませんね。
喜びや好きなことをしていると自然と気分も良くなりやすく、エネルギーも感じられそうです。
以前、僕にこんな話をしてくれた知人がいましたね。
彼女は自分の好きなことで生きている人なのですが(まぁ僕もその端くれではありますが(^^;)
「結局ね、私はただ好きなことを人に提供しているだけなの」
なるほど〜と勝手に感銘を受けたことを今でも覚えています。
彼女はそれまで辛い恋愛を経験したり、自分に合わない仕事を続けてきた過去があったそうです。そこで一念発起して自分の人生を変えようと思ったそうですよ。
そして今は心から「好き」と感じられることを選び、表現し、与え続けている。
その結果、彼女自身が幸せを実感しているんでしょうね。
だから僕も彼女に余計なことを言った覚えがありますよ。
「ということは、結局、ただ好きな人を喜ばせているだけってことなんですね、ご夫婦の関係でも。」
ま、その後の会話は自主規制させていただきますが(^^;
好きなことにエネルギーを投資する。
それは自分が好き勝手生きることを選ぶことではないのかもしれません。
自分を通じて誰かを喜ばせたり、楽しませたり、時には意図せず相手の助けになっている。
そんな行動をとっていて、自分もエネルギッシュになれたり、優しく・楽しくなれたり、心が充実したり。
そんな状況が好きなことをしている状態なのかもしれません。
これ、恋愛でも同じことが言えるのかもしれませんね。
もちろん人それぞれ愛や情熱の表現方法は違うもので、どんな恋愛スタイルを好むかこそ個性なんだろうと思うのですけども。
派手に表現する人もいれば、淡々と静かに表現する人がいてもいい。そこに違いはあっても優劣はないはずですしね。
○恋愛が好きなこととは感じられないときは
さて、ここからが今日の本題。
いいか悪いか別にして、実際のカウンセリングの現場にいますと
「恋愛が好きなこととは感じられない」
という状況で恋愛と向き合っている人もいらっしゃるようですよ。
最もメジャーな例は「親の結婚圧力が強い」「周囲の結婚ラッシュに焦る」でしょうが、それ以外にもあまり恋愛自体に深い興味を抱けないといったお話もあります。
こういった話になると、まぁ恋愛も義務だとか、周囲に同調するように行うものといった動機・意識が出てきてしまうものなのかもしれませんね。
自分としても恋愛はしたいけど、世間が言うほど気持ちが高揚するものでもないし、積極的な気持ちになれない、という方もいますし。
そんなお話を伺うたびに「まぁまぁそういった気持も大切なものですよ」と思う次第です(そうお伝えすることもありますしね)。
恋愛に積極的な気持ちを持てないとしたら、きっとそこには何か事情があるのかもしれないし、そもそもそういう感性をお持ちなのかもしれない。
だから、いちいち自分を疑うよりは、一旦「今の自分のあり方」を否定的に(過剰に肯定的に)ではなく、受け止めてみることをおすすめしたいかな、と僕は思うのです。
もし恋愛や結婚に強い興味が持てないとしても、仕事や友人関係に強い興味を持っているのかもしれませんしね。
だとしたら、まずは自分の好きなこと、心が喜ぶこと、人に与える喜びを感じることを経験していただくことのほうが重要のような気がします。
まず「自分が人や何かと関わること」「好きなことにエネルギーを投資すること」によって、喜ぶ感覚や充実感を感じることのほうが重要な気がするんですよね、僕は。
自分から積極的に関与することで、自分の心も成長しますし、安定するし、自分を肯定的に捉えやすくなる傾向があるものですしね。
考え方としては若干のんびりとしたものにはなるんですけどね。
ただ、このように恋愛と向き合うことで「以前より抵抗なく向き合えるようになった」というお声も意外と伺いますよ。
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※ちなみに恋愛自体へのネガティブなイメージを手放す方法に関しては、昨日桑野量ちゃんが記事にしていますので、そちらを参考になさってくださいね。
今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
\この記事を書いた人/
心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」
「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。
そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。
年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。
口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。
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