誤解される男子たち

2週に1回、近藤あきとし一緒に記事を担当しております、小川のりこでございます。

いつも小川を応援して下さってありがとうございます。

コメントもいつもたくさんありがとうございます(≧▽≦)

とても嬉しくて、丁寧に読ませて頂いています。

返信は木曜日までで、一回切りしか出来ませんが、皆さんの大切な思いです。その後のコメントも出来る限り読ませて頂いています。わざわざいつもありがとうございます♪

ではまずお知らせです。

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では、今回の記事です。

誤解される男子たち

今は私は気づけて楽になりましたが、30年ほど前の私には、男性に対しての強烈な怒りや偏見が山ほどありました。

アルコール依存の父親が、母を殴ったり私を蹴ったりと、とても辛い時代があったからです。でもそう思う一方で父からの愛情も欲しくて・・・。

それが自分の恋愛には極端に出てしまい、愛憎のバランスがめちゃくちゃで、結局その偏見さゆえ、ダメになることが多かったです。もっと男性に愛して欲しいのに、憎む気持ちが強くありました。

男なんてすぐ暴力を振るう。

男はすぐに女を騙す。

男はすぐ浮気する。

女を利用することしか考えない。

女は男の奴隷にしかならない。

そんな怒りと共に恋愛をして、でもやはり愛して欲しくてしがみつき続ける。そんな恋愛ばかり延々と繰り返していました。

私たちは誰しも男性の本当の姿というのを、幼い頃、そして学生時代も正しく学ぶ機会はありません。だから自然と学んでしまうのは、どうしても家族関係なんですよね。

でもその後、出会う様々な人間関係で、自分の考えは変化していきますが、それでもやっぱり幼い頃に見て学んでしまった概念はなかなかひっくり返るものではありません。

男女の恋愛も、女性だけでなく男性も、いや男性の方が感情に触れる機会がないがゆえ、その傷を抱えたまま良く分からない恋愛を、その都度ぶっつけ本番でやるしかありません。

だけど本当の男性の姿や、私たち女性の姿はどれだけの方が学べるんでしょうね。少なくとも男性のほとんどが、恋愛は分からないままです。なので、恋愛に重きを置くがゆえ、たくさん学ぶ勇気のある私たち女性が教えてあげるのが一番なのね。

でもその前にまずは自分です。

私が持っていたような、男性に対する見方を、今恋愛して悩んでる皆さんも、少しずつでも楽になればいいですね。

そうすれば、私たちはもっと恋愛を楽しめるのではないでしょうか。

今回は、男性が男性の生き方ゆえ、どうしても女性が誤解してしまうような言動、行動について考えていきたいと思います。

意外に多い、男性の、恋愛や結婚に対するネガティブな思い

”男性が怖い”、”男性は信頼できない”、”男はすぐ浮気する”、”女性と見れば追い回す”などの、男性に対する不信感を持っておられる女性は多いと思います。

でも実は男性も、女性に対して一方的な見方をしているものです。

女性は壊れそうな存在。

傷つけてはいけない存在。

（トイレなど行かない←　わたくしの旦那様がこれを妄想していたようです(~_~;)。）

そう思う一方で、

女性はすぐに浮気する。

女性はどうせ俺から離れていく。

女性はすぐ感情的になり怒りを向けて来る。

という見方もしている方は案外多いです。

それでも男性も女性を必要としています。

愛して欲しい、優しくして欲しい、理解して欲しい

自分のやっていることを支持して欲しい。

このままの俺を愛して欲しい。

もっと信頼して欲しい。

でも同時に考えるのは、

こんな俺に惹かれるような女性が本当に居るのか？

俺は女性を傷つけるだけだ。

という思いです。

だから仕事で手が回らない状態になってしまうと、彼らがよくやってしまうことが既読、未読スルーです。

別に悪意があってスルーしてるわけではありません。

でも結果的には彼女と一緒に居る時間を作れているわけではありませんので、

俺は役に立ってるのか！？

待たせて、泣かせてばかりいるんじゃないのか！？

という気持ちが大きくなり、何も答えられなくなってしまうんですよね。そしてそれがやがて、

俺じゃなくとも他にいい男いるだろう。

そっちがいいだろう。

どうせ俺みたいな男を好きで居続けられるわけがない。

俺と一緒に居たっていいことなんかない。

＝結婚できない。結婚する自信が無い

こういう男性のネガティブな思いは、仕事を必死に頑張れば頑張る程出て来てしまうようですね。

それでも男性にとって仕事を必死にやることは、結果大好きな女性を生涯守るために必要なことであり、男としての最低限負うべき責任みたいな考えがあるので、それは全て、彼らの理想の結婚生活のためなんですけどね。

恋愛が下手で不器用な男たち

昔何かのテレビで見たことがあります。

多くの20-30代男性に恋愛観を聞いてみたところ、

「恋愛って良く分からない。」

「そんなに楽しいものなのかが分からない。」

「彼女は欲しいと思うけど、出来たら出来たで何をしたらいいのか分からない。」

そういう言葉がたくさん返ってきました。

学生時代の男子というのは、性に興味を持ち、ゆえに女性の身体や自分の身体を意識し、その興味が止まらない状態なので、彼女を作っても、コミュニケーションというよりも、身体に関心がどうしても向いてしまう時期でもあります。

女性は性に興味はあっても、それよりもお互いを知ったり、たくさん話して理解して繋がるという部分が多いのですが、男性はいつそういうHなことが出来るかとか、どう始めるかとかそういうことばかりな時期といっても過言ではありません。

でもそれが自然であり、一般的な男性の成長過程です。

その時期が落ち着いて来た社会人になった頃、初めての彼彼女が出来ました。ようやくコミュニケーションが大事なことを理解していくんだけど、学生の頃にそういうことばかりに目が向いてしまっているので、他何をしたらいいのかは分からないままです。

それでも男性の恋は落ちてしまうものなので、自分なりには大切にしようと頑張りますが、その頑張る方向が女性の望むものとは違って来ます。

一生懸命仕事して、社会で経済力をつけ、彼女を安心させる。これこそが男で、女性を幸せに出来るものだという男性。

仕事は大事だと思うけど、2人で頑張ればどんなことも何とか出来るし、私も何とかすると思う。という強い意志がある女性。

男性は1人で背負い、

女性は2人で一緒に背負っていこうという考え方です。

一人で仕事や責任を背負っている感覚なのだから、当然恋愛のことは何一つ学べません。だから、女性が何を考えているのかなんて、私たち女性が、「男性は一体何を考えているの？」と思うのと同じように分かりません。

ただ、この女性の、「男性は何を考えているのか良く分からない。」という質問の答えは、おおよそ「何も考えていない。」ですが、

男性が思う「女性は何を考えているのか分からない。」いう質問に対しての答えは、千差万別だし、それこそ無限大に複雑ですよね。

（ある番組で、1人の女優さんが、「複雑な女性の感情を、簡単に理解できると思うな。」と言ってたのが印象的でした(￣▽￣)）

そう考えると男性の方が、女性を理解するのはさぞかし難しいことでしょう(◎_◎;)。

理解出来ないことを自覚しているからこそ、彼らは自分が思うように動くしかありません。でもこの行動や言動が、私たち女性から誤解されるものが多いんですよね。

誤解される男子たち

ではどんなことを彼らは女性に誤解されてしまうのでしょうか。

男性と女性の解釈の違いについて、山ほどありますが、よくご相談でお聴きすることを中心に書いていきますね。

１）一緒に歩いている時、他の女性を見る。

男性：何も考えず見ている。

ただ、派手派手しい目立つ女性がいた。

露出度の高い女性が歩いていた。

ただ、見てただけ。他意は一切ない。

女性：　自分とその女性を比較されたような気がする。

私より今見た女性の方が魅力的なんだろうな。

私と並んで歩くこと嫌なのかな・・・など。

２）　少し距離を置きたいという男性の言葉

男性：　少しそっとして置いて欲しいだけ。別れ話ではなく、仕事の忙しさなど、余裕のなさで頭がぱんぱんなので、恋愛や彼女に気持ちを向けてしまうと、目の前のことが疎かになるので、そっちに集中したいだけ。

女性：　別れ話をされたと焦る。焦るゆえ、必死になって、距離を置くどころか何度も連絡してしまう。

３）　自分はすごかったとか、モテてたなどの話

男性：目の前の彼女に対する見得。

もし本当にモテていたとしても、

「こんなにたくさんの女性が俺をほっとかないわけだから、君も俺をしっかり愛してくれないとやばいぞ。」

など、今の自分の自信の無さからくる言葉。テスト。

多くの場合、事実、そんなにモテてはいなかったりする(;^ω^)

女性：ただの遊び人？　女好きなの？

彼が離れて行ってしまうような、浮気をしてしまうような不安感でいっぱいになってしまう。

４）他の女性と親し気な姿

男性：話しかけられて応答しているだけ。他者に愛想良くすることは、社会人としての礼儀。社会では人の目がとても気になるため、嫌そうな対応は決してしないようにしている。

女性：自分より楽しそうに話している、女好きに見える。

５）自分のメールや電話には対応せず、その他ではしている。

男性：そこに罪悪感もないし、他人である分、距離感があり、複雑な感情が出て来る相手ではないので、いくらでも付き合える。（彼女には罪悪感など、いろいろ申し訳なさも感じ出すと対応出来なくなる。）

女性：去られていく、振られる恐怖感。悲しさ。

まだまだたくさんあります。

例えば、

女性は辛い時、悩んだ時、それを彼にいっぱいただ聴いて欲しい

という思いがありますが、

男性は、そういう時こそそっとして置いてほしい。

例えば、

男性は深く考えることなく言葉を発しますが、

女性は、彼の言葉全てを意味付けして悩むというのがあります。

例えば、

男性は今を大事にし、その今を繰り返すことで未来が見えますが、

女性は今よりも未来を考えてしまいます。

他にもたくさんありますが、もちろん全ての男性がそうだとは限りません。でもだいたいにおいて、彼らが相手の女性を見下したり、バカにしたり、彼女に飽きてしまってするなど、悪意からやるようなことはほとんどありません。

でも一番初めにも書かせて頂いたように、男性は恋愛を女性以上にしっかり学んでいませんので、分からない分、ごちゃごちゃ考えることなく自然体で恋愛をしています。

でも女性は喜怒哀楽には非常に敏感なので、彼らのこの自然な行動に、自分とつなげて深く意味を付けてしまい、みずから傷ついてしまうことってかなり多いです。

でも自然体だからこそ、「え！？　なんで今それするん？」「なんでそういう言葉が出るの？」って、私たちにとってはどう捉えていいのか考えてしまう彼らの行動も多いのかもしれません。

でもそういうことも、私たち女性は深く読み過ぎて、意味を付けてしまい、大したことないことでも複雑にしちゃうものです。

彼が大好きだからこそなんですけどね。

こんな2人が恋愛するのですから、交わることや理解していくことは難しいですよね。でもこういったことも、私たち女性が頭に置いておくと、随分違って来ます。

ドラマに学ぶ、誤解される男性たち

前回の記事の参考として、「凪のお暇」というドラマにて、

不器用な男性ゆえに、女性は随分誤解してしまうというお話を書かせて頂きました。

でもこういった男性心理を描いているドラマは多いです。

「白い春」

もうかなり昔の、阿部寛さん主演のドラマでした。

ヤクザの身でありながら、1人の純粋な女性を愛してしまうんですが、その女性はお金がかかる大変な病気を抱えていました。その彼女を助けたいために、彼はヤクザの上の人に、多額のお金をもらい、ある男性を殺してしまうのね。

何も知らない彼女は、彼が逮捕されるのを目の前で見ます。

なぜこんなことをしたのか。

どうして、私がいるのに・・・。

でも彼は笑って言うの。

「俺がヤクザ者って知ってただろう。お前とはただの遊びだ。騙しやすかったんだよ。」

って捨て台詞。

彼女の手術代を得るためということも、何も語らずにね。

女性はショックを受け絶望してしまいます。

「リッチウーマン・プアウーマン」

石原さとみさんと小栗旬さん主演

IT企業を作り上げ億万長者となった社長小栗旬さんのところで働くようになった女性（石原さとみ）と、いろいろ経験しながらお互いに惹かれていくんだけど、

これも、彼女の将来のために、傍に居てくれと言えず、身を引くというシーンがありました。

「結婚できない男」

もうすぐシリーズ２が始まりますね。

これも阿部寛さんですが、彼扮する主人公は、すごくぶっきらぼうで口汚いですが、本来はとても優しい恥ずかしがり屋さんです。でもそういう自分を一切見せず、口にすることは全て、

悪態

なんですよね。で、自分もそんな自分に嫌気がさしているところもあるのですが、どうにも出来ず、相手の女性をがっかりさせたり、傷つけたりが日常で、そのたび女性は大誤解し、結果、関わりたくない最低の男という評価になってしまいます。

シリーズ２が楽しみですね。

日本の男性は追いかけて捕まえるということを、出会ったしばらくは出来ます。この頃は、彼女に愛して欲しい気持ちばかりが表立っていますから、本来そうしたい自分の恋愛をガンガンしている姿を見せられるんですよね。でもしばらくして冷静になり、社会を考え、仕事を考え、将来を考えるうちに、

こんな俺では・・・。

となってしまうことが多いです。

だから黙ってしまうし、レスも出来なくなってしまう。

それゆえ、女性が、「嫌われた、飽きられた、捨てられた。」と誤解するのは、ある意味仕方ないことかもしれません。そう仕向けている彼らがいるのですから。

ただほとんどの場合、本心ではありません。

でもね。

小川は思います。

確かに日本の男性は身を引くことも多いし、悪態ついて自分を悪く思わせ別れようとしたり、女性関係で疑われるようなことをしたりすることもあるけれど、誰も意味なく自分にとってマイナスになるようなことは本来はしたくないし、しないものです。

別の原因がそこには必ずあります。

それを私たち女性が理解したとしても、彼らの生き方が頑なな場合、私たち女性は、かなり待つことを強いられるし、その間フォローしていくのも理解しようと頑張るのも大変なことです。

こういった恋愛に自分がいたのなら、

それでも彼を愛したい　のか。

自分のために、別の生き方を選ぶのか。

そういう勇気も必要になってくると思います。

最後に・・・・

恋愛は、本当に誤解がたくさん生まれます。

こちらが真摯に向き合おうとしても、彼らの傷が関係して、頑なに本心を言わない人や、コミュニケーションも、怖くてしようとしない人だっています。

それは、誤解させる彼らの問題でもあります。

その問題に対して、私たち女性が合わせる必要も、抱える必要もどこにもないよね。

だから相手がどうであれ、女性には毅然と恋愛して欲しいと私は思います。毅然とするためにも、自分の好きな男性と何かあったなら、自分一人で考えて誤解しないようにしてくださいね。

カウンセリングでお話を聴く男女関係のほとんどが誤解の嵐です。

誰かに話して、客観的に見てもらって、そして彼ならきっとこうじゃないか・・・と少しでも理解出来た上で、今後のことを考えて欲しいと思います。ただし、知って理解したからといって、女性だけが頑張る必要はありません。

やはり大事なのはこれからの未来の自分。

彼のために生きたいのが自分の意思なら、あなたにとって、それは間違ってはいないと思います。

でも自分のために生きたいなら、別れる選択も立派なあなたの意志ではないでしょうか。

そんな女性の恋愛を今後も応援していきたいと思います。

この文章が、少しでも今傍に居る男性に対して誤解を考えるきっかけとなり、その後、自分はどうしていきたいか・・・ということに繋がるような、お手伝いが出来たのだとしたら、小川はとても嬉しいですo(*^▽^*)o~♪

本日の小川家：『旦那様、頭頂部に悩む・・・。』

　←　今日ののりこ　（画：旦那様）