浅野

■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧頂きありがとうございます。

まずお知らせをさせてください。
9月も名古屋カウンセリングサービスはワークショップ開催中です!

今週9/4(金)19:00~は、浅野がお届けする「心理学ワークショップ」。
テーマは「なぜか異性に信頼される心理学」
まさにこのブログで書かせて頂いていることをリアルにワークショップでお話する2時間です。

更に9/27(日)13:30~は、このブログ日曜担当でおなじみの原裕輝トレーナーによる
『心理学を使って楽に、楽しく、幸せに生きる ~VISIONの力を使う~』
『心理学を使って楽に、楽しく、幸せに生きる~過去を承認しよう~』
心理学ワークショップ2本立てです!

どちらも会場は名古屋駅徒歩すぐの「ウインクあいち」で開催です。
ご興味を持っていただけましたらこの機会にご利用くださいませ。

***

では、今日のテキストです。

最近、どうもお話することが多いことを改めてテキストにさせていただきたいと思います。よろしければお付き合いください。


『男女で違う「一人になる」ことの意味』


■「一人になりたい」

恋愛の中でそうあなたに告げてくる男性の気持ちが知りたい。そういったご相談も少なくありません。これは別れたいという意味もあれば、普段からなかなか関り合いを持とうとしない男性にも当てはまるお話です。

僕が日々カウンセリングをさせていただいていると痛感するのが、「一人になる」ということの意味が多くの男性と女性では違うということ。

逆に言えば「誰かに自分を理解してもらう」ことの意味が多くの男性と女性では捉え方も考え方も違うということです。もちろん例外はありますし、中
には男女の考え方が逆転しちゃっているカップルもいらっしゃいますけれども。

多く男性が一人になりたいとき、というのは、誰とも関わり合いたくないほど感情的に乱されてしまっていたり、ストレスを感じている時でもあります


そんな時男性が求めるのは、身近な人の理解ではなく、遠くの人の理解のほうがありがたいと感じることがあるんです。
ここでいう「近く・遠く」というのは親密な関係性・心の距離感という意味です。

男性が怖れているものって心の面から考えるといろいろあるのですが、何より男性が嫌っているものが無力感です。
特に近くにいる人、大切にしたいと思う人に対して、真っ直ぐな気持ちで向き合えない自分を感じるとそんな自分を見られたくない、知られたくないと思うことが多いものです。

だから、あまり自分のことを深く知らないし、知られることもないだろう(と男性が感じる)人との間でコミュニケーションをし、心の状態を整えてい
くことも少なくないようです。

例えば、バーのマスターと世間話や今辛いと感じている話をして、そこでちょっぴり人の優しさや温かさを感じたり、友人たちと話をして気を晴らした
り、といった行動をする男性って少なくないと僕は感じています。

何が言いたいかというと、身近な人やパートナーに愚痴は言えども、本当に自分が悩んでいることや怖れていることを話すことをよしとしない男性はと
ても多いということ。

多く普段自立して頑張っていらっしゃる男性の発想は「大切な人」というのは守るべき存在で、頼るべき存在ではないという認識があるものです。だか
ら自分がパートナーに寄りかかることは、自律男性が最も嫌っている「依存し何もできない自分」を認めてしまうことに繋がります。

それぐらい強く自立して生きている男性は、普段から自分次第で生きていて、ここに「男性らしさ」を感じて生きている部分があります。
そこには、どこか誰の意見も入る余地がないほどに、一人で生きなければいけないという思い(観念)が存在していることが多いものです。

だから、苦しくなるとパートナーと向き合って相互に依存する関係を作らず、一人になりたがるんですね。

■ただ、カウンセリングでお話をお伺いしていると、この男性が一人になりたがる姿を見て、パートナーである女性が「突き放された」「放って置かれ
ている」といったインパクトを感じる事も事実のようです。


れは女性の無価値感を強く刺激するので、とても不安だし切ないことですよね。

だからついつい追いかけたくなるし、彼の気持ちを確かめたくなることもあれば、彼のゴキゲンを取ろうと関わりすぎたり、といろいろな事が起こること
もあるようです。


これを心の面から見つめると、ある程度の時間の中で親密感を培った男女関係があるならば、多くの女性は「好きだと思った男性に感情を理解してほし
い」という思いを強く持つ傾向があるから、と考えることもできます。他の人じゃあまり意味を感じないのかもしれませんね、きっと。

が、多くの自立男性は先に書きましたように、どうしてそう感じるのか?この感覚が良く分からない、という可能性があります。
とはいえ男性も、きっと彼女は寂しいだろう、悲しいだろうといった認識を持つことはもちろんありますよ。


が・・・この部分に関しては、僕も心理学を学んで結婚して初めて少しづつ理解できた気がします、お恥ずかしながら。

今も女性の気持ち全てが理解できているとは思わないんですけどね。
ただ、それまでは全く分からず、自分の感覚(女性の気持ちはそっとしておいた方がいいし、自分の問題はマル抱えしなきゃいけない)の中で生きていたことも事実です。

また、よくあるケースにこんな状態って無いですか?

「女性が好きと言ったり手をつなごうとすると、何だかうざかる男性。ベタベタしないでよという男性。でも話をすると嫌いじゃないとか好きだから一
緒にいるという男性」

これは男性が、「近い関係性の中で」気持ちを交わし合うことを実は苦手にしている一つの現れと考えられる状態です。
そんな時男性は、確かに嫌悪感に似た感覚を感じていますが、しかし確かに女性のことが嫌いだと認識しているわけでもないというケースも多分にあります。


どこか矛盾しているように女性の皆さんには感じるかもしれませんが、僕はこれ、好き嫌いの話ではなく、自立男性の「感情の扱い方・人との関わり方
」から生まれる抵抗感が生まれているのではないか、と考えています。

こう考えますと「一人になる」という意味は、男性と女性で全く意味が違うことになります。
逆に「誰かに自分を理解してもらいたい」と思う人も変わってくるというわけです。


だから男性の皆さんにはぜひ、あなたの一番近くにいる女性を誰よりも信頼して頂きたいなと思いますし。
女性の皆さんには、男性の行動がいつもあなたへの拒絶心で起きているわけではないのですよと、お伝えしたいと思います。

お互いにこういった気持ちの違いを少し心の隅においておいて、相手を理解することが、更にお互いを尊重する関係性につながるのではないでしょうか

できるだけ多くの方の心の不安や相手への誤解が溶けて、素敵な関係になっていっていただければいいなと願いつつ、今日のテキストは終わらせていただきます。

最後までご覧頂きありがとうございました。

***
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現在、浅野が『心理学ワークショップ」を名古屋駅前で毎月定期開催中です。
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○2015年9月開催のワークショップは
9/4(金)19:00~ 「なぜか異性に信頼される心理学」


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