浅野

カウンセリングサービス浅野寿和です。いつもご覧頂きありがとうございます。

今回のこのテキストは東京出張中に書いているのですが、いや~この間山手線、止まってましたね。こちらに来る途中、知らずにホームに入ってびっくり(笑)どうも行きの新幹線でアナウンスしてくださっていたようなんですが、仕事していて全く気づかず。
基本、時間は早め早めに動くようにしているのですが、まぁ久しぶりに「仕事に間に合うんやろか?」と焦りました~。あまりに久しぶりで僕の前職時代、地方に勤めていて、台風や雪で数少ない通勤道路が封鎖されないように必死でアクセル踏んで通勤していたころを思い出しました。もちろんあまりいい思い出ではないんですけどね(笑)でも、懐かしい、という。。。


■さて、今日はちょっぴり優しいけれど頼りない彼との恋愛をテーマにしてみたいと思います。

例えば「彼はとても優しく一緒にいて心地良いのですが、優柔不断な部分があって・・・」というケースもあるわけです。誰しも依存心は持っていますし、不安や怖れを抱えて生きていますから、そんな男性がダメだというわけじゃありませんね。

ただ、少し優柔不断、決断力に書ける男性の場合、恋のプロセスが進まないということも十二分に考えられるわけです。

「なかなか彼が同姓や結婚に踏み切ってくれない。」
「確かに君といて幸せだと思うけど、一緒にいてもいなくても結局同じでしょ?と悲観的な発言をする。」
「彼がある日突然仕事をやめてきちゃった。え?これから二人のことどうするのよ?と聞いても答えない。」
「とにかく仕事で悩み続けていて、ストレスががっつりたまっている様子。たまに荒れている。」
「毎日楽しみがなく辛いという、だから結婚はいいという。子供もいらないという。」

もちろんこういった意見がいい悪いということではないですよ。人それぞれ人生観を持っていることは普通であり自然なこと。その思いの中で生きることもまた彼の自由ですから。

ただ、そういった彼が好きな女性としては、不安をつのらせたり、切ない時間を多く過ごしたり、その結果自信を失ったり、思うように幸せを感じられないとしたら?そういったご相談は少なくないんですよね。

ということで、今回はこういった男性についてテキストを書き進めます。よろしければお付き合い下さい。

■さて、こういった男性の多くは、男性性に対するイメージがあまり良くない傾向があります。

男性性とは一般的にいう男らしさ。物事をやり遂げる、道を切り開く、冒険心、チャレンジ精神、好奇心・・・いろんな部分を司っています。
また、ちょっと荒っぽい言葉ですが「やんのか?あぁ?」みたいな、戦うこと、勝ち抜くことへのエネルギーも男性性の司っている部分です。だから、多く男性性のエネルギーを暴力的、攻撃的、破壊的と誤解されることはとても多いわけです。

が、こういった男性的なエネルギーは未来を切り開くために必要なもの。
もちろん無意味な競争や相手への攻撃はやっても意味のないことですが、何が仕事や目標達成などのジャンルで上手くいかないことがあれば「悔しい!ぜってぇ勝つ!」と思うことは怒りをやる気に変えることでもあります。

イメージ的には理想的なスポーツ選手が分かりやすいでしょうか?相手を倒すぐらいの勢いで戦いますが、終わればノーサイド。相手に感謝と礼を忘れない男性ってかっこいいですね。

ただ、この男性性のエネルギーが高まっている状態って、女性や子供さんにとってはとにかく脅威なんですよね。
外で強くいてくれるのはいいけれど、いやいや私の元や家庭内にそのエネルギー持ち込まないでよ、って感じです。

ここ、実は男性の成長プロセスにかなり影響していることがあるんですよ。

カウンセリングでよく登場するテーマが、父親との葛藤です。特に父親が強く頑固な人、子供との距離感を取る人、厳しい人、家庭内で脅威となっている人などであった場合、自分や家族を脅威にさらず人のシンボルとして「父親」を認識している男性がいらっしゃいますね。

そういった場合、父親の持つエネルギー、子供時代の男性にとっての脅威になりえます。
同時に「強い男」という認識をネガティヴに捉えてしまい、そこに反発した行き方を望むようになってきます。

どこか彼の中の男性的な部分を嫌ったり、怖れたり、封印してしまう傾向があるといった感じですね。

もちろん男性の父親がそうであったとしても、学校や社会で出会う兄貴分的な存在、先生・師匠が、強く厳しくもあり、しかし優しさを兼ね備えた人であると、こういったネガティヴな心のモデルから抜け出せることもあるのです。

が、多くこういった父親との葛藤を持っている方は、友人・仲間とは触れ合いますが、年上や権威的な男性と近づくことに脅威を感じていることも多いので、思春期辺りから一人で過ごしていることが少なくないものです。どこかいい意味でも、悪い意味でも、他の男性の持つ男性性と触れ合っていないので、理想の男性性のモデルを失っていたり、自分の中に力の無さを隠し持っていることが少なくないわけですよ。

それがどこか「どうせ僕が男性性を発揮したって(頑張ったって)世界が変わるわけじゃないし。何か自分の毎日がすぐに楽になるわけじゃないし・・・」といった発想に繋がっていく可能性がある。

これが先に書いた「なかなか彼が同姓や結婚に踏み切ってくれない。」だとか、「確かに君といて幸せだと思うけど、一緒にいてもいなくても結局同じでしょ?と悲観的な発言をする。」という部分につながっていきます。

要はあなたとの関係を悲観しているというより、そもそも男性的なエネルギーを心の中で怖れているので、ついつい
未来に悲観的担ってしまう部分が大きいわけです。


■さて、もしあなたのパートナーがこういった彼であって、二人の未来の幸せをお考えになるならば。

彼が、今は確かに世界を変えることはできないけれど、大切な人のためになれることを感じられるかどうか?がポイントです。

このタイプの男性は、どこか完璧にできることを意識ばかりしているので(失敗して傷つきたくないので)何事も長く思案しがちで結果ばかりにとらわれる思考に陥りがちです。

ただ、僕は今は結果よりも、未来にどんな結果を出せるようになるか?の方がよっぽど大切だと思います。

彼が今の自分に「できること」をコツコツ積み上げていく。もちろん最初からすぐ結果が出ないけれど、パートナーのため、自分のために、コツコツ。
その彼の姿を心配するのではなく応援してあげて欲しいのです。

このタイプの彼と一緒にいらっしゃるのは、どこか彼をお世話する立場になりやすい女性が多いようにも思います。が、彼のこと、お世話するのではなく、いたずらに批判するのではなく、応援する、彼の未来を信頼する、大人のスタンスでそばにいることを目標にしてみてください。

そうすることが彼の男性らしさを徐々に高めていきますから、彼のイキイキ生きる姿につながってきますよ。

とはえ、もちろんあなたが「もう無理かも」と思うなら、関係性自体を見直すことはありです。あなたが大切にされていないのに頑張りすぎることはたしかに犠牲になりますから。
ただ「もう無理、辛い」と感じつつ、彼から離れられないなら、それはあなたの方に何かしら心の癖のようなものがある、と考えることもできます。そこは要チェック、ですね。

最後に、こういったタイプの男性は「人の痛みが分かる」人になる傾向があります。
辛い、寂しい、悲しいという感情を理解できる男性になることが多いのです。これがこのタイプの男性の才能だと僕は思います。その彼に男性性のエネルギーを使えるようになると、誰かを支える力を発揮できるようになりますし、優しくしなやかな男性になられることが多いです。

男性的な強さも才能ですが、弱さもまた才能になり得るということなんですね。

今回は以上です、最後までご覧頂きありがとうございました。


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