浅野

カウンセリングサービス浅野寿和です。いつもご覧頂きありがとうございます。

今日から4月。新しい年度の始まりですね。名古屋カウンセリングルーム近くの鶴舞公園の桜もほんとうに綺麗に咲き誇っています。
皆さんの環境にも変化がある方、そうではない方、いらっしゃると思います。
そして変化の時期って知らず知らずのうちに心の面で無理しがちなんですよね。ちょっとゆっくりしてみたり、温かい日には散歩するものいい気分転換、リラックスになるかもしれませんね。


■さて、それでは今日のテキストです。

今日は「どうして彼は大切なことを私に話してくれないの?」というケースについて考えてみます。


恋愛でもご夫婦の関係の中でも起こりえる「彼(夫)が何事も自分で決めて結果報告だけしかしない」というお話が少なからずあるようですね。

それは日常のお話から、大きな変化についてまでいろいろです。

また別のケースでは「今までよく話をする彼だったのに最近黙っていることが多くて・・・。そして彼が急に口を開いたと思ったら、別れたいと言い出した」というケースまでいろいろお話を聞きます。

男性は「どうして大切なことを私に話してくれないの?」という部分からテキストを進めていこうと思います。


■まずさきに書いておきたいことがあるんですね。
これは何となく男性の感覚を表現した比喩だと思って下さい。

例えば、あなたは、何の理由があってかは分からないまま、「壁を壊す仕事」に就いていたとしましょう。
そして、あなたの目の前にある壁を破壊するために爆弾を持っていると思って下さい。投げたらボカーンと爆発する爆弾を持っている、と。

さて、あなたがその壁を破壊するとき、あなたは壁に近い場所から爆弾を投げつけますか?それとも安全で離れたところから投げつけるでしょうか?

・・・。

多くの方が安全で離れたところから投げつけないでしょうか?至近距離で自分が爆発に巻き込まれるのは避けますよね?

これ、僕がたまにお話する男性の気持ちの比喩。まぁちょっと極端な例なんですけどね。「どうして彼は逃げるの?」「どうして彼は何事も先に物事決めてしまって、私の意見は聞いてくれないの?」というお話を説明するときに使うことがあるのですが。

え?ということは、彼は私を壁だと思って破壊しようと思っているの?とは、どうか思わないで下さいね。お願いします。そういう意味ではありません。

彼が意識や心の中に持っている「意見、感情」が、まるでパートナーであるあなたに対する「爆弾のようなもの」のように感じている時に、男性は逃げたり、自分で物事を勝手に決めてしまう傾向がありますと、とお伝えしたいのです。


先に書いた喩え話、もしあなたの手に爆弾ではなく、柔らかいビニール製のボールを持っていたとしたら、別に至近距離から壁に投げつけても平気といえば平気ですよね。ボールが壁に跳ね返って自分の頭にポカーンと当たっても、あまり痛くないし害がないならば投げられますよね?

普段の何気ないコミュニケーションってこういったものなのかもしれません。相手に投げても大丈夫、ある程度の跳ねっ返りが来ても大丈夫、と安心できているのかもしれません。

が、もし「彼にとって」ですが、「自分が持っている言葉、意見が爆弾だ。きっと相手を傷つけてしまう」と勝手に認識していれば、その爆弾を至近距離では投げないわけです。
もちろん多くの方が「そもそも投げたくない」と思っているのでしょうが、もし投げざるをえないなら自分が安全なトコロから投げてくる・・・。まぁこれがいいかどうかは別にして。

そのような状態が、「彼の中で決めた結論だけを提示する」なんて現実に繋がることがあるなぁ、僕はそんなイメージを持っています。もちろん投げられた側はたまったもんじゃありませんね、いきなりですから・・・。


■では、そもそも彼の中にある「爆弾」ってなんだんだ?という部分。
感情的に言いますときっと「罪悪感」であることが多いでしょう。

罪悪感はまるで毒、のような感情ですから、あなたを汚す、傷つける、そんなイメージを持つ「彼の気持ち」があるのかもしれませんね。
だから彼はあなたに「自分の気持ち」を投げれば、その毒が炸裂してあなたを苦しめる!と一方的に感じてしまうこともあるでしょう。ただこの部分、男性は多く口にされないようです。

例えば、彼が仕事でトラブルを抱えた、実家のご両親の問題がある、転勤や収入の変化がある・・・なかなか男性が女性に言いにくい現実があった時、この感覚がやってきても不思議じゃないでしょうし。

例えば、普段からスレ違いが多い二人なら、お互いに不満を貯めることもあるでしょう。その時にきっちり向き合って話しておけばいいのですが、「相手を傷つけたくないなぁ、言いたくないなぁ」と不満を言えない方ならな、その不満が募って、いつしか大きな不満になることもあるでしょうし。

そこで、さんざん罪悪感など嫌な感情を感じると、もう開放されたいと思い一気に思いを吐き出すこともあるでしょうし、その気持ちを表現することもまた、怖ろしく心苦しいので、どうしてもその感覚を切り離すために結論ありきで物事を伝えてしまう傾向があるようです。


ただ、カウンセリングをさせていただきますと、いきなりパートナーから投下される爆弾ほど怖ろしい物はないと思いますし。
これ、逆の立場から見れば「私に対する不信感?」と感じても不思議じゃないのです。

何でも言い合えるから、何でも相談できるからパートナーじゃないの?二人で考えればいいじゃないですか?

そんなご意見を伺うことだって実際にあります。特にある程度長く一緒にいる関係の場合、そういったご意見を女性の方から伺うことも少なくありません。もちろんこの関係性が男女逆になっているケースもありますよ。

このご意見って、私のことをないがしろにされているというご意見だけに留まっていない気がします。
私はあなたをちゃんと愛しているから、ちゃんと私のことも信じてほしいという願いであるケースも少なく無いと感じます。
ただ、何度も何度も相手から相談もされず「結論ばかり」突きつけられることで、どこか自信を失ってしまわれる方もいるぐらい。


■こういった問題はやっぱりコミュニケーションの方法とそこにまつわる感情・観念がテーマになることが多いでしょうか。

特に何事も我慢していたり、パートナーを信頼して辛いこと話しあう関係性を築けない「固定観念」や「感情」の影響は大きいですよね。

そもそもは男性も相手を思うから我慢するし、そもそも自分一人で解決しようとしてしまうからこそ起きることかもしれませんし、これって典型的な自立男性の愛し方です。

が、その方法を少しづつでもいいので変えて

「自分の想いを我慢が大きくならないうちにちゃんと伝える。」
「相手と話し合う、相談する」
「何事も一人で考え過ぎない」
「パートナーシップの話はすぐに答えを求めず、罪悪感を選ばないこと」

そう意識されるといいかもしれませんよね。

そして女性の皆さんの中に、こういったタイプのパートナーでもっと関係をより良くしたいと願われるならば。

もう少しあなたの気持ちをエネルギーじゃなく、言葉で伝えたり、「話しあうことの意味」を男性に伝えてあげるのもいいかもしれませんね。

どこか、人に依存できない男性ほどコミュニケーションしたがりません
けれど、それは男性なりの思いがあってのことと考えて、まずは受け止めてみる。
そして、私にとってそれは寂しいことで、あなたも苦しいはず、お互いにより良い方向性を模索しましょう、といったスタンスでお話になるといいかもしれません。

多く怒りのぶつけあいになることが多いケースですから、すぐにすんなり行かなくとも、少しづつあなたの気持ちを楽にしながらゆっくりチャレンジされるといいかもしれませんね。汲み取るべきは相手の想い、伝えるべきはそこにあるあなたの愛情、なのかもしれませんね。

※ただし、あまりにどちらかが一方的な態度を取り続け、精神的な苦痛が強くある・一方的に傷付くようなことがあるなら、それはもう一度関係性自体を見なおしてみるということも必要かもしれませんので、念のためお伝えしておきます。

今日は以上です、最後までご覧頂きありがとうございました。


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