浅野

■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧頂きありがとうございます。

さて、もう12月も10日が過ぎました。あっという間ですね。名古屋の駅前もイルミネーションがとても綺麗に輝いています。
そしてその光源は「青色LED」がたくさん。日本人科学者の皆さんのノーベル賞受賞のニュースは本当に凄いなぁ~と感動しますね。そういった方々の努力で街が彩られているんだなぁ~と思うと、見慣れた街の見え方も変わってくる気がしますね。

ということで今日のコラムです。

曖昧な関係から卒業できない

■例えばこんなケース。

彼と付き合い始めて数年。そろそろ結婚を意識し始めた私。

彼より私のほうが年上だからどうしても結婚に対する思いが強いんです。できれば早く彼と結婚したい。


でも彼はずっと曖昧な態度。最近はお互い向き合える機会も増えているんですが、彼は一向に結婚するとは言わない。


そんな毎日の中で行き詰まり感を感じるようになって辛いんです。

ということで今日はこのケースに沿ってテキストを書き進めたいと思います。よろしければお付き合い下さい。(※今日のテーマは「結婚したいのにできない」ですが、この結婚の部分を「恋愛」に書き換えてお読みいただいてもOKです。)


■さて、実際の僕が今回のようなお話をお聞きすることは少なくありません。

私は幸せのプロセスを進めたい。けれどパートナーが一向にその気になってくれない。
そこで感じるもどかしさや行き詰まり感が苦しくて仕方ない。

だから「どうにか彼を結婚の方向に向かせたい」と思われるのかもしれませんね。そのお気持ちは向き合ってお話を伺わせていただくとヒシヒシ感じることが多いものです。

ところで、こういったケースで僕が特に注目するポイントがあるんです。

それが「彼の態度ではなく、あなたの我慢強さ」です。この我慢強さと停滞感が噛み合ってしまっているのではないか?と考えることがあるんですね。

「彼が好き、彼がいい。だから彼と離れられない」といったお気持ちはとても良く分かりますし、その気持ちは大切なことです。

ただ一方で「彼が好きだけど彼はあなたの気持ちに答えてくれない」となれば、これはお付き合いできませんよね。コレが恋が始まるまでに起きればまさに「失恋」になってしまいます。


なのにどうしてこの関係が続いているのか。
しかも何年も続いているのか?

ここで僕は「あなたと彼の関係や恋愛感情」に対して何か言いたいということじゃありません。それはお二人の中で大切にして欲しいだけです。

そうではなく「あなたがどうしてこの曖昧さの中でひたすら我慢しているのか?」が僕は気になるのです。

また、コレは人によって違いがあるとは思うのですが、彼とお付き合いする時、あなたはそもそも「我慢強い私モード」で彼に接していなかったか?というクエスチョンも湧いてくるんですね。

そもそも「あなたは我慢強い人、どんな状況でも待ってくれる人。」

そんな印象を彼に持たれていないだろうか?という部分がとても気になるのです。



実際に僕の前で「もう私の中で今の関係への断ち切れない思いも無くなりスッキリしてきた。そろそろ答えを出したい」とおっしゃってくださる方には、僕からも「そろそろ行きますか?じゃ男性にはこう伝えてみるといいですよ」とクライエントさまの思いをサポートさせていただくことがありますね。

そして実際にある女性が彼に向き合って勇気をもって話してみたら、彼から「君がそんなに真剣に話をすることはないから」と、しっかり向き合ってくれたというケースもあったんですよね。

どうも彼の反応から読み取るに「彼女は普段何も言わない人」という印象だったようです。

まぁ確かに女性の皆さんの立場からすれば「私の我慢の上に胡座かいて曖昧な態度を取るなんて!」と思われるかもしれませんね。そのお気持ちも僕なりに分かる気がします。
だからあんまりにも彼が答えを出せない人の場合は、あなたから先の未来のことを考えた方がいい場合も確かにあります。

ただ、そういった恋愛関係で起きる表面的な出来事ばかりを追っていても、究極的にはあなたの気持ちや心がスッキリしないことが多いもの。

だからこそ、こういったケースで僕はまず「あなたが恋愛以外の部分でも必要以上に我慢強くないか?」を見つめていきます。

あなたの我慢の程度が強ければ強いほど

「今が幸せなんだかどうなんだか分からないけど、寂しくはない」
「とりあえず生きるすべは揃っているけれど、何だかしんどい」

といった「不幸せじゃないけれど、幸せでもない状況」が手に入ってしまいます。

そもそも「何も言わず我慢する」って必要なことかもしれませんが、それでもやっぱり「辛いこと」ですよね。まぁ何事も幸せになりたいという思いがあるから我慢できるわけですけど。

すると、あなたの心の中で「幸せになるために我慢する」という癖がつくと、「幸せと我慢で辛い」という感覚がセットになってしまうことがある。

こういった方に幸運にも「殆ど我慢のない幸せ」が訪れると「え?本当にいいのかな?と不安になってしまう」というお話もあるぐらいです。それぐらい感覚の中で幸せを測る感覚の中に我慢が入り込んでしまってる。

コレを喩えるなら、例えば海外の方から「日本人は我慢強い」と言われますよね。しかし多く日本人の我々にとってその我慢という感覚は当たり前で、逆に海外の文化でいう幸せ感に違和感を覚える人もいる、ということと似ているかもしれません。これはあくまで文化の違いですけどね。

ということで、こういった時はまずあなたの我慢に気づく。そして「私、どうして我慢しちゃうんだろう?」と考えてみることは有効かと僕は思います。

もしそこに強い我慢があるなら、そんなあなたの心の声に耳を傾けながら自分を労ってみることがいいでしょうね。自分に優しくしながら、あなたの心の中の理由を紐解くことが大切なこと。

でないと、今後も同じような問題に付きまとわれてしまう可能性もありますし・・・。

今回は以上です。最後までご覧頂きありがとうございました。


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