浅野

カウンセリングサービス浅野寿和です。いつもありがとうございます。

今日はまずお知らせをさせてくださいね。

「名古屋心理学ワークショップ」のご案内
11月14日(金)に、私、浅野が皆さんの日常に、パートナーシップの向上にお役立ていただける内容の心理学ワークショップを開催します!
今回は
「もっと自分を魅力的に輝かせる!」がテーマ。あなたをより魅力的に輝かせる、自己価値アップの7つの法則をご紹介していきます。是非皆さんの参考にしていただければと思います。*ワークショップの詳細はコチラからご覧くださいね。


■それでは今日のテーマはコチラです!

別れた彼からのコンタクト。その2

前回の僕の投稿記事の続きになります。

例えばこんなケース。

彼から「別れよう」って言われた数ヶ月前。話し合ってもどうすることもできないから、一度別れることになり。それから私もワガママだったなって反省もしたんです。もちろんまだ彼のことが嫌いになったわけじゃないから辛いし悲しい・・・。

そんな時に彼から突然の連絡。凄く迷ったけど、その連絡に答えた私。

・・・彼とメッセージを交わしている時は、ちょっと嬉しい。私もまだ好きだし、彼も嫌いになったわけじゃないと言ってくれるから。

ただ彼は「それはあくまで友達として」と言う。それがいつも切なくて。
じゃ、どうして彼はまた私に関わろうと思ったの?彼はどうして別れようって言ったの?
こんなにすぐに連絡をくれるなら、なんで別れなきゃいけなかったの?

それが分からないんです。今、彼は何を思っているんでしょうか?
今の私は彼ともう一度やり直したいと思うけれど、どうなんでしょうか?

今日は前回の続き、別れた彼とのことがテーマです。よろしければお付き合い下さい。



■今回も「別れを切り出したのは彼」という前提でお話をさせていただきたいと思うのですが。

カウンセリングでたくさんお話をお伺いさせていただいていると、その感覚の表現はやはり個々の男性によって違うとも思います。

そこで今日は前回の記事に続き、いくつかの男性のタイプ別に分けて、男性の「別れ」や恋愛パターンについて、それぞれ男性が感じているだろう感覚を僕なりにお伝えしてみたいと思います。

今日は前回同様、3つパターンについて書かせていただきますね。一つの見方・考え方として参考にしていただければと思います。

なお、実際には男性によって感じている感覚のニュアンスの違いはある、ということだけは先にお伝えしておきたいと思います。また、不倫や浮気などが絡むケースはこの限りではありませんので念のため。

***
○彼が自己犠牲や無力感が強いタイプの場合
何事も自分の優先順位の低い「自己犠牲タイプ」の男性にとって、残念ながらあらゆる物事の優先順位の中で「恋愛」の優先順位がかなり下位に回っている事が少なくありません。自己犠牲=自分の幸せは後回し、なので、自分の幸せ・自分の事でもある「恋愛」も後回しになりやすい傾向があります。

逆に、とかく仕事や対人関係など「人の役に立つこと・助けになること」を優先させ、その気持ちを理解してもらえないこともまた仕方ないと感じつつ、しかし理解されないと、自分の自己犠牲や無力感が強い度合いだけ、つい報われない気持ちや怒りが出て、身近な人(家族やパートナー)と衝突してしまいます。

そもそも自己犠牲とは自分ではなく他人のために生きること。なので恋愛の中で女性を大切にしたいという思いがないわけじゃない事が多いのですが、その一方で予定が突然キャンセルになる、彼の予定が急に変わって会いたくても会えない、といった現実が次々に起きるケースも・・・。結果的にパートナーに我慢を強いる形になってしまうわけです。

その状況があまりに申し訳ないと
思えば思うほど、男性は別れを切り出すんですね。「オレといても君は辛くなるだけだろうから・・・」と考える人も少なくないようです

→とりあえずの傾向と対策
基本は前回の記事に記載した「責任感が強いタイプ」と似ています。そして彼との時間が取れるなら、とにかくその時間を楽しみましょう。
ただ、あなたが彼が好きで愛情を伝えたくても最初からガツンガツン言わないこと。「愛している」というと、彼にプレッシャーを掛けること~男性がもっと犠牲が必要?と感じること~にも繋がりかねず、男性の罪悪感や無力感を刺激すると距離がどんどんできてきます。

また責任感が強いタイプより、彼が落ち着くまでの時間が必要かもしれません。だからお互いに別れのダメージをありありと感じている時に向きあおうとすると、あまり良い結果がでないかも?どこか辛そうなあなたを見れば見るほど連絡がとれなくなっていくでしょうしね。
それぐらい恋愛となると、女性を上手く愛せないことで自分をボコボコにするタイプの男性でもあります。その彼の頑張り方のクセ、よーく理解しておいてくださいね

***
○彼が強い劣等感・負い目を抱えているタイプの場合
劣等感・負い目を強く抱えているタイプの方は、そもそも周りや相手の気持に意識が向きにくい傾向があります。劣等感として抱えている度合いだけ、その内面を隠そうという意識が強くなりがちですし、外からの意識(相手からの意識)をシャットアウトしたくなるからですね。なのでどこか別れの決断は突然で一方的になりやすいかもしれません。

また、自分が隠したいと感じる劣等感を刺激されることを恐れるので、自分が劣等感を刺激されると感じるリスクは避けたくなるでしょう。その姿は一見してプライドが高いように見えますけれども。

だから時に女性を突っぱねるような事を伝えてきます。そうなれば恋愛の中で衝突してしまうことも少なくないはず。そんな衝突の中で恋愛自体にウンザリして別れを選ぶ人もいるわけです。要は劣等感を覆い隠すプライドが邪魔して本来の気持ちを伝えられない、愛情が交わせないからこそ起きる別れ・・・。

それでも彼が「あなたのことが嫌いじゃない」と表現するならば、それは自分の劣等感を刺激されるリスクが無くなった「別れた後」特有のことかもしれません。近い場所に人がいるということは、自分の欠点や劣等感を刺激されない「心の距離」が必要になることもあるでしょうからね。

ということでこのタイプの男性の場合、お互い遠い距離感でいるといい感じの関係になり、近い距離感になればなるほど衝突が起きやすいという傾向がありますね。

→とりあえずの傾向と対策
まずこのタイプと向き合うなら、初めから急には近づけないことを理解しておいてくださいね。
二人が別れた今、彼自身があなたとの関係をどう感じているの
か?また負い目や劣等感のシンボルにしていないか?がとても大切になるのです。
そして彼が自分の劣等感などよりも、あなたの存在の大きさを感じてもう一度感
謝できたり、愛したいと思った時に、彼は前を向いてあなたと関わり始めるでしょう。

そしてこれはお互いちゃんと向き合って話せるならば・・・の限定的な話ですが、あなたが彼と付き合っていた時、嬉しかったことや楽しかったことを話したり、素直に彼の長所をたくさん伝えてあげるといいかも?表面上は拒絶しますけどね。それでもちゃんと相手には伝わると思いますよ。
また、彼が引きこもったり
拗ねている時は、あなたなりに時間を区切って待ちましょう。彼の気持ちの回復を待つのです。まぁ、完全に終わらせるリスクが持てるなら、さっさと答えを出しに行くこともアリですが・・・。

***
○彼が幸せになることから逃げたくなる心理を持っている場合
これは普通に意識で考えてもよく分からないことで、全く普段の素振りからは分からないことでもありますが、私達の学ぶ心理学では「幸せになる時、私達は本当のに大きな怖れを感じる」と言います。それはある意味自分の自己概念が大きく変化してしまうからこそ怖いわけですが、なかなかその怖れを自覚を持っておられる方は少ないもの、と思います。

男性自身も意識では「幸せになりたい」と思っているのですが、いざ実際に恋愛・同棲・結婚となると「チョット待って・・・」と二人のプロセスを止めようとする方がいます。どこかお互いの不安やお互いの至らなさ、状況的な不安定さを理由に、二人の関係を発展させないようにコントロールする感じで今、あえて今言わなくてもいいこと、お互いに昔から分かっていたような問題をあえて持ちだして、恋愛のプロセスを止めることもあるでしょう。

このタイプの方は、ご自分でも自覚されていませんが、何かしらの「自分が幸せになってはいけない」理由をその心の中に持っていることが多いですね。

例えば、自分が幸せになると誰かに妬まれる・責められるという思い込みや、自分が幸せになると今まで幸せを願っていた人を幸せにできない(例えば家族などを見捨てることになる)などの発想をこころの深いレベルで持つのですね。だから幸せになれないので、別れを選ぶ。

しかし実際パートナーを嫌いになって別れているわけではないので、もちろん好意も未練も別れた後も色濃く残ることがあるわけです。

→とりあえずの傾向と対策
これは一番難しいパターンと言えます。何故なら男性がその心理に気づいているのか?という部分が全く読めないから。

これは男性に限ったことではありませんが、こういったパターンを変えるには、時間をかけていろいろな社会経験をする中で意識や感覚を変えていくか、ご本人がそのことを自覚し、相手のために変えていきたいというモチベーションを
作ることぐらいなので。

もしあなたがこのタイプの彼と復縁を願うなら、
き合っている時も、別れた後もどうしても中途半端な関係になりやすいのもこのタイプの特徴だと知っておいて下さい。必要以上にあなたの「愛されてる???」という不安を煽られることもあるかもしれませんし。
その上で、焦らず相手のサポートをする、彼に優しさを与えていく、というスタンスがいいのかもしれません。が、かといって、無理やり向きあわせるのはNGなので、できればあなたも「自分の幸せってなんだろう?」とご自分のことを考えながら頑張ってみるほうがいいかな、とも思います。


と、今日も3タイプほど書いてみました。

なお、このタイプ区分はそれぞれ全く違うタイプでもありますが、一人の男性が複数の要素を持っていることもあるので念のため申し添えておきますね。


■最後になりますが、「別れた後も思わせぶり・・・男性は女性の気持ちを振り回すものなの?」というご質問を稀にお受けすることがあります。

そういった時、僕からお伝えしていることは、「もし男性が女性の気持ちを意図的に振り回すなら女性の気持ちや心の流れを把握していないと難しいことだと思います」ということ。

相手の気持ちを把握できずに、意図的に相手を振り回すことは、男性に限らず誰でも難しいことではないでしょうか?もちろん「結果的に相手を振り回してしまうことになる」なんてこともあると思いますけれどね。

(ただ、もしあなたのパートナーがあなたを意図的に振り回したり、どんな理由があれあなたを精神的、肉体的に強く傷つける人なら、それは恋愛の問題を超えていることになりかねませんから「今はきっちり別れる」ことが必要になる時もあります、念のため。)


そもそも僕自身がカウンセリングをさせていただいていて感じることは、多くの方が「相手を大切にしたい、尊重したい」と考えて向き合っておられる、ということ。

だからこそ「でももう愛せない、一緒にはいられない」という答えが出てくるのだと思うのです。

そんな時、お互いの何かしらの心のクセや痛みの影響で意識が自分に向いてしまい、相手のことが見れなくなり、結果、別れてしまう・・・そんなケースは少な
くないな、と僕は感じています。

なので、今回書かせていただいた心のパターンはそういった「お互いに向き合いたいと願ったけど、結果的に恋愛がうまくいかなくなる」理由を書かせていただきました。

お互いがお互いの心の癖を知っていくこと、自分のネガティヴな恋愛パターンを作る感情を癒やすことで、うまくいく恋愛や夫婦関係もある。

だから僕達カウンセラーは心を癒やすことをご提案していることが多いのですね。

今回のテキストは、「元パートナーはどういう人だった?」とあなたの理解を深めていただいたり、「どうしてあげればいいのかな?」という時、実際に関わる時のインスピレーションの素にしていただきたいなと思います。


今回は以上です。最後までご覧頂きましてありがとうございました。


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