浅野

カウンセリングサービス 浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。

台風ですね。とても大きい台風が来ていますね。この記事をアップしている時、台風は沖縄にあるようで、とにかく災害が起こらないことを願うばかりです。

また今週末から僕も東京出張カウンセリングに伺いますが、日程的に関東地方に台風が来る時期かもしれません。お客様におかれましては天気がすぐれない場合、決して無理していただかないように、また、荒天ではない場合も、お越しになる際は十分お気をつけくださいね。

何卒よろしくお願いします。


■さてそれでは今日のテーマです。

アテにされない関係性と無価値感の話

例えばこんなケース。

私達はお互いに自立している、手がかからないパートナー同士。それでいいと思っていたんです。

でも最近、パートナーは何故かあまり私をアテにはしない人だと分かっていても、何だか寂しいんですよね。

お互いがお互いの意思で生きる。そんな状態が長く続いてしまって「私って何なんだろう?」と思うことが増えてしまったというか。

どこか一緒にいる意味を考えてしまったり、彼にとっての私って一体どんな存在なんだろう?って思えば思うほど切なくなって・・・。

私はもっと愛し合いたいと思うんだけど、いつも感じるのは寂しさばかりで。


■さて、「何事も自分でやらなければダメ、意味が無い」

それはどこか使命感にも似た感覚があるのかもしれませんが、何をするにもどこかでそう感じる自立タイプの方がいらっしゃいます。

恋愛でも夫婦関係でも、パートナーに多くを求めない。パートナーをできるだけアテにしない。自分で何でもこなそうとする。

もちろん自分で頑張ること、相手に迷惑をかけないことは悪いわけじゃないんです。それが自分のためになったり、愛することでワクワクしたり高い意欲が持てるならばそれもまた素敵なことですよね。 

ただ、それもパートナーシップの中で、度を超えて強く出てくる場合があるといろいろな問題を引き起こすことがあるんですよ。


■時に「何事も自分でやらなければダメである」という観念には、こんな感覚がくっついていることがあるようです。

「誰もアテにしてはいけない」
「何かしていないと自分の存在価値を疑ってしまう」

この感覚、実は深層心理にある「無価値感」がそうさせているケースって少なくないんですよね。

無価値感とは自分には価値がないという感覚。

だから、誰もアテにしてはいけない。
だから、何もしていないことが辛い。

そんな両極端な発想が生まれやすいのです。

そして無価値感が強い状態でのパートナーシップの中では、この感覚をお互いが共有したり、分担して受け持つことになることも少なくありません。

また、あなたの発想・行動がとても素晴らしいことであっても、仮にあなたが無価値感ベースで行動すると、どうしても行動の成果・結果を感じにくくなってしまいます。

「私、頑張った」よりも、「価値がないと感じなくて済んだ」と心が感じてしまうからですね。

だからずっとこの行動動機を変えずに頑張り続けると、ストレスフルになりやすく、また虚しさなどに心が支配されてしまうこともありますね。


■この感覚がパートナーシップに色濃く顔を出すと、どうもすんなりと恋愛や夫婦関係が進んでくれないことがあるようです。

例えば、あなたのパートナーが無価値感が強い場合、今回のテーマにあるような
パートナーの無価値感ベースの行動パターンから、あなたがまったくパートナーとしてアテにされない扱いを受ける」ことが起きることがあります。


私、必要とされているの?
僕は君にとって必要な男なのか?

お互いに自立しているからこそ、相手を思うからこそ、どうしても相手をアテにすることに抵抗感がある。

それで最初はいいんです、お互いにロマンスがあって愛情を相手の行動から感じとれるから。

ただ、それが当たり前のようになり、お互いに一人で行動しはじめた時に、ふっと寂しさや虚しさに気づく、そんな感じですよね。

このまま一緒にいる意味があるのだろうか?と。


こういったケースで感じる感覚って、かなり切ないものでもあると思うんですよ。

「誰もアテにしない生き方の苦しさ」
「全くアテにされない悲しさ・辛さ」

僕自身、そんな恋愛・夫婦経験を通じて、自分の意味や自信を失ってしまった・・・とおっしゃってくださる方とお会いすることもありますから。


■もし、あなたがこういったパートナーとの関係性の中にいるならば、まずは無価値感ベースの発想の中で失われた自分やパートナーの価値・意味をもう一度ハートの中に取り戻していくことが大切になると思うんですよね。

繰り返しになりますが、無価値感とは自分には価値がないと感じること。

であるならばその逆、自分やパートナーの価値を見出していくことがパートナーシップを充実させる効果的なメソッドになりますよね。

そこでまずは「無価値感ベースの行動パターン」を少しでもいいので理解しておいてもいいかもしれません。

今、自分が必要とされていないと感じるのは、自分や相手の無価値感のよるものなんだと理解して、少し自分に対するダメージを軽減しておいてもいいと思うんですよね。

そもそも無価値感という感情は誰にだってあります。持っていることが悪ではないんですよ。

ただ、自分やパートナーがその感覚を強く持っているかどうか?は少し意識しておきたい部分ですよね。

そして、「自分の素晴らしさを失ったわけではなく、どこか素晴らしさを感じられないような状態になった」と、理解してみてもいいかもしれません。

あなたの存在価値、その質量が存在するならば、それは今も何ら変わっていないはずなんです。ただ「意味が無いように感じる」のです。そこを少し切り分けて考えておきたいところです。

もちろん言うは易しなんですが、無価値感はとても手強い感情でもありますので、じっくり時間を書けて向き合ってみる方がいいかもしれません。

少しづつ、自分の中で失われたと感じている価値、魅力を、自分の腑に落とすように、もう一度シンプルに見出していきましょう。なかなか一人では上手くいかない時は、お友達やご家族、カウンセラーの手を借りた方がいいかもしれません。


■また、パートナーとの間でいろいろなハードブレイクがあると、相手を愛するどころか、自分自身に対する疑いが強くなっていることもあると思うんですよね。

そういった場合は、まず自分を立て直すことを目指しましょう。

特に頑張りやさんタイプの方は、「コレぐらいのコトで傷ついていたらいけない」「頑張らないといけない。そうでないと意味が無い」と、歯を食いしばって耐えていらっしゃる方が多いと思うんですよ。

そういった方ほど「見切り発車」で、
自分の心や気持ちに余裕が無い時に、無理やりにパートナーに対する接し方などをガラッと変えていかれる場合があります。

もちろんその思いは素晴らしいと思いますし、それで上手く行けば問題なんてありません。

ただ、自分に余裕が無い時に相手を強く愛したり、受け入れようとして傷いたり苦しむなら、今だけはそうしない方がいいケースもあるんですよね。むしろパートナーとの適正な距離感を測ったほうがいい場合もあるくらいです。

あなたが「パートナーを愛し、価値を見出していくことの大切さ」を理解していても、その理解に心がついていかないと上手にパートナー愛せないこともあって。その現実を前にして、自分をまた否定してしまうなんてこともあるんですよね。

そういった時はまずあなたから心を癒し、自分の価値を見出すことが先だと僕は思うんですよね。

もしあなたが、必要とされていない感じが辛い、もう一人で頑張れないな、と感じているならば、まずは自分を愛しませんか?


今回は以上です。皆さまの何か参考になれば幸いです。 最後までご覧いただきありがとうございました。



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