恋愛テクニック-大野愛子

みなさん、こんにちは!カウンセリングサービス の大野愛子 です。
木曜日は、「不倫と浮気」をテーマにしまして、大門昌代・大塚統子と共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。


おんぷ♪ おんぷ♪ おんぷ♪ おんぷ♪ おんぷ♪

前回は、パートナーシップという関係性では、どちらかが「自立」、どちらかが「依存」という立場を分担していることが多い、というお話を送りしました。

前回分は以下です。

http://ameblo.jp/love-counseling/entry-11177554283.html


参考までに、自立と依存の特徴を簡単にあげておきましょうね。
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自立:感情をあまり感じない クール 依存やニーズを避けたい
依存:感情的 求める 助けて欲しい 愛と注目が欲しい
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格差婚とまで言われた、お笑い芸人さんと美人女優さんのカップルを記憶していらっしゃる方もいるかと思います。

(仮にお笑い芸人さんをJさん、美人女優さんをNさんとしますね。)


テレビで見る限りではありますが、独身気分が抜けないまま遊ぶJさん、献身的に尽くすNさんという印象がありました。真実は当事者にしか分からないままですが、お別れという結末を迎えました。


自立は問題を作る側、依存は問題を見つける側とも言われています。
関係が上手くいかなくなった時期は、Jさん(自立):Nさん(依存)という立ち位置ではないかと想像します。

(結婚前は、もしかしたら逆だったのかもしれません。)


このカップルに限らず、「相手が浮気をしているかもしれない。でもなんとかやり直したいんです」と望むのは、依存側の立場の方がほとんどです。Nさんもそうであったように「自分に悪いところがあるのならば、直そう」とまで考えて、修復を望む方は多いことでしょう。


浮気をされたら深く傷つき、自分に自信を無くします。
それでも依存側は、相手に好きになってもらうためならば、我慢もするし頑張る。「相手のためならなんでもする」ってところがあります。意識が全て相手の方を向いているような状態で、自分のことは置き去りになりがちなのです。


例えばなんですが、カウンセリングで夫婦問題のお話を聞いていると、こんな場面があります。
「夜遅くに電話が来たんです。で、ここじゃまずいって、外に出たんです。何事もなかったように、また戻ったんですけれどもね。」


聞いているわたしは、「ん?それは、誰のことを話しているのかな?」って思うことがあります。なので、「ご主人に電話が来て、ご主人が外に出たんですよね?」と確認をするんですね。


これは無意識的になのですが、「夫」に意識が向き過ぎている時に、こういう話し方になることが少なくありません。感情的に、ご主人と自分がごちゃごちゃになってしまうんですね。(それだけ、もうギリギリのところで、頭がいっぱいなんです。)


愛を取り戻したいと願う時は、相手の言葉や態度次第で一喜一憂しますから、自分のことなど、どこかへ行ってしまうような感じかもしれません。


Nさんの言った言葉に、「彼はずっと外を向いていた。もう無理。」というものがありました。この言葉に「やるだけやった」という覚悟のようなものを感じるのは、わたしだけでしょうか?
Jさんに助けてもらえず苦しんでいたNさんですが、やり直すことだけではなく「別れる」という選択肢を持った瞬間のように思います。


「相手次第」で全てが決まるのではなく、「自分のため」という選択肢をもてるようになって初めて、「対等な関係」に変われるのかもしれません。

その後のJさんは、離婚届けを書いたものの「別居ではだめか」と言ったようですが、弱いだけではなくなったNさんをみて心境に変化があったのかもしれませんね。


わたしが思うに、最後にJさんは「自分が全て悪い」と言いましたが、彼女は「僕」の愛情を求めていたんだと気が付けたら、結末は違ったのかもしれません。格差婚と言われ、自分には彼女に手を差し伸べるだけのパワーがないと、誤解があったようにも感じます。

自立男性には自分を否定すること(自分が悪者になること)で、責任を取ろうとする方も少なくありません。


さて、お話を戻します。


依存というのは、相手の態度によって自分の状態が決まります。
自分らしくというよりは、相手に合わせて反応してしまうので、自意識を取り戻す必要があります。


カウンセリングの現場であれば、自己価値・自信のなさのルーツになる過去の人間関係(親子関係・過去の恋愛)などについて、この問題に至るまでの自分自身について見つめ直していく時間を取ることが多くあります。(相手にばかり向けてた意識を、自分をみつめることに矢印を変えてみるわけですね。)


相手の行動や言葉で振り回されてしまうと、依存側はヒステリックになってしまう場合がありますが、感情的なものが苦手な自立側は、冷静さを求めたくなるので距離をとりたがる傾向があります。


自立側は、「自分が何か言ったところで火に油を注ぐのならば(誤解されるのならば)、黙っていよう」(※うまくやるために距離を取ろうとする)
依存側は、「こっちの気持ちなんて、少しも分かってもらえない」(※うまくやるためには心を通わせたいと思うから感情的になる)
・・・というすれ違いな状況にもなりがちです。


感情的になったり、その反動から顔色を伺ってすがったりするのではなく、「相手は相手として」「自分は自分として」の態度や考えをもてるようになってきた時に、関係性に変化がみられたり好転してくることは、少なくないのです。


本当に言いたいことを言えるようになると、不思議と相手の態度が変わってきたりすることは、結構あるようなんです。(言いたい事を言う=感情的に相手を責めるではなく。堂々と言えるって感じですね。)


今までは、相手の行動や態度で自分の状態が決まってきました。
だとしたら、自分の行動や言動を変えることで、結果として相手の心を動かすという考え方が必要なのかもしれません。


まずは、ご自身のケアがとても大事だと思います。
一人でなんとかしようとせず、信頼出来る誰かに助けを求めてみて下さいね。


わたしも我が夫を見る時に、「他人と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ」と、言い聞かせながらです。

参考になりましたら幸いです。


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