アナログとは神の領域 | ぱぱはAB型おっさん系。~理系は変人って誰が言ったんだ~

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カセットテープって知ってる? ブログネタ:カセットテープって知ってる? 参加中
本文はここから


アナログをバカにするな。

さて、カセットテープはもちろん知ってます。昭和の生まれですから。

それどころか、現在でも舞踊の方たちは皆さん当然のようにカセットです。
なんですが…
舞踊を披露する会場にテープデッキが無いということも出てきましたね。
由々しき問題です。

しかしそこはもちろん指をくわえてい見ていても、
会場に文句を言ってもしょうがないので対処してます。

テープデッキからデジタルのウォークマンに録音したのを持ち歩いてます。
それをイヤホンジャックからの外部入力で繋いでもらうのは大体できるので。

ウォークマンってダンス練習用に再生スピードを変えたり、
任意の2点間を繰返したりができるので日本舞踊でも役立ちます。
小さくてポケットに入るのも魅力。
振動にも強いしね。


だけど、やっぱりテープは最強だと思う。

機械そのものが強い。
なかなか壊れないね。
CDはどうしてもレンズが往復運動する中で
特に1曲目は必ずレンズが通る部分だから、その周辺で動作が怪しくなることがある。
振動にも弱い。
対策として先読みしてメモリーに貯めておいて音を出すことをしてるけど、
飽くまでも先読みは数秒から数十秒。
やっぱり飛ぶことはある。

確かに非接触読み取りだから、何度再生してもディスクが傷むことは無く
いつでも新品同様の音が出る魅力はある。
そこは接触読み取りのテープでは叶わないところ。
ただしそれが振動対策にもなっているわけで、音飛びは起こらない。
テープの磨耗と伸びの問題。
大きな欠点ですね。

ただしそれでも再生はできる。

CDであれば傷によって再生できなくなることもある。
例えば大きな傷がついてしまえば再生回数に関係なく聞けなくなる。
最悪の場合、小さな傷でも全曲が聞けないということも。
テープの場合、そりゃぁ傷のある部分、伸びた部分などは聞くに堪えない状態にはなる。
でも再生はできる。切れても繋ぐことができる。
『再生できない』と言う最悪の事態が起こりづらいのが凄いところ。

まぁ長所短所を並べ挙げてもしょうがない。
どこに魅力を感じるか?によって、価値は変わるからね。


ただね
家電メーカーの広告に踊らされてると思うんだけど
デジタルは決していい音ではない。

音そのものがアナログなのだから。
ストラディバリウスも、そのほかの名器と呼ばれるものも。
エレキギターでもその演奏そのものはアナログ。

CDがLDになり、DVDになり、BDになり、
どんどんデータ量が大きくなっているのはアナログに近づけたいから。
音楽のサンプリング周波数(?)が増えるのも、
デジカメの画素数が増えるのも、
無限の滑らかさを持つアナログに近づけるためにデータ量を増やして
ギザギザしたものを滑らかにしようと努力している結果。

『ハイレゾとは』で検索すればきっとギザギザな話が出てくると思います。
デジタル画像を拡大表示したときにモザイクになるのもデジタルの欠点。
アナログならばどこまで拡大しても…
電子顕微鏡で原子レベルに拡大しない限りは
モザイクになんてならないんです。

デジタルの最低単位は1と0、オンとオフ。
アナログは切れ目や段階の無い連続的な無限の強弱。

すなわち、神の領域であるアナログを人間が再現しようとすると
どうしても簡素化して省略(圧縮)したものになる、それがデジタル。

デジタルが最終的に目指しているのはアナログということ。