彼がゴソゴソと押入れに入っているCDを探していた。
しばらくして彼が 『これが俺の気持ちだから』
そういって一枚のCD を私に手渡した。
それは、彼の好きな 長渕剛の随分昔のCDでした。
その中の1曲 『何の矛盾もない』
例えば 今ここで 俺の首を塞いでも
俺は お前の潤んだ瞳 真っ直ぐ見つめられる
お前が 生きている限り 俺はそばにいるよ
狂おしく 狂おしく 愛していて
何の矛盾もない
俺の髪を 撫でる お前の手のひら
とても重く そうたやすく ひるがえらない
密やかな接吻は 俺の血液に溶け入って
脈拍は、せせらぎへと・・・
焼ける 焼ける 焼け焦げる俺達の情熱に
何の矛盾もない
何の矛盾もない
Forever, Forever
こんな感じの曲でした。
彼には、とても思い入れがあるのか
『今まで どんな女にもこの曲を聞かせたことないからな!』だって。
おばかな私は、 『何の矛盾もない』ってなに?
と、変なところが気になっていたのでした。