チャバッタ〈こね・成形なし〉 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

手でこねずに作れるチャバッタ(チャバタ)。

チャバッタとはイタリア語で〈スリッパ〉という意味があり、その平らで四角い見た目が名前の由来のパンです。


焼き立ては(または冷めてもトーストすると)周りのパリッとした歯ごたえと軽さが楽しめて、中はもっちりやわらか。


材料が似ていて同じ国のパンであるフォカッチャとよく比較されますが、チャバタは高加水なのが特徴。(加水率は80〜82%前後)

また伝統的なチャバタには、砂糖やオリーブオイルが入らないとされますが、近年は本場やパン屋さんでも作業性や風味の点からそれらを少量加えたものも多々見かけます。





配合は同じでも、中種から作ったり、途中冷蔵発酵させたり(成形によってはこちらがやりやすいなど)、発酵をあと1〜2回多くしたりと、工程は目的やレシピによって様々なのもおもしろいところ。

私は難しく考えずに作れる、一番短時間で、成形もしない方法に落ち着きました。
まとまった時間は必要になりますが、ほぼ待ち時間なので気軽にとりかかれます。

ガーリックトーストやサンドイッチ、チーズやツナのディップを添えたり、煮込み料理の付け合せなどと好相性です。




【材料】


12cm強サイズ 8個分

(約20cm四方のつなぎ目がないガラスやプラなどの容器があると便利。大きめのボウルでも可)


強力粉または準強力粉 400g

ドライイースト 3g

塩  8g

水(30度) 320g


オリーブオイル 好みで20g程度

強力粉または準強力粉 打ち粉として適量



【作り方】


①水と塩(オリーブオイルを混ぜる場合はここで)を合わせてから、粉とイーストを加えてゴムベラやカードであわせ、粉気がなくなり全体がまとまったら30度で30分発酵


②手を水で濡らしながら、生地の端を底から持ち上げて中央へ折りたたむ作業を一周し、丸くまとめる。その後30度で30分発酵



③再度手を水で濡らしながら、生地の端を持ち上げて中央へ折りたたむ作業を一周し、丸くまとめる。その後30度で30分発酵


★休ませたる毎体積が大きくなり、なめらかになってきます。



④生地表面に粉を振り、台にも打ち粉をし、台にそっと返す。(自分では取り出さず、自然に生地が落ちてくるのを待つ。場合によっては1〜2分かかることも)

更に返した面にも粉をふり、粉をふった手で軽く四角めに整えて、打ち粉をしたスケッパーで8分割する



⑤シートの上に並べて軽く四角く整え、30度で30分発酵


 
⑥オーブンを230度に予熱し、予熱が終了したら天板を手早く入れて18分ほど焼く(あればスチーム機能を使うとのびがよくなります)