金柑入りコロンバ チョコレートがけ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

型にはまったお菓子なお茶の時間

主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

少し前に型の値上がりの話を書きましたが、紙の型もここ数年で何割も値上がっているものが多く…


今後必ず必要なことがわかっているマフィン型とコロンバ型を多めに買い込みました。

 

 

コロンバは鳩を模した、イタリアのイースターに欠かせない発酵菓子。


伝統的なものはオレンジピールを入れたものが定番なのですが、今回はかわりに庭の金柑の甘露煮の皮を加え、ナッツとチョコレートでカバーして仕上げました。





バター分が多いですし、室温が低いと固くなりやすいブリオッシュ生地ではありますが、当日中は特に食感がスポンジケーキのようにふわふわ。




チョコレートでカバーするのは定番アレンジのひとつなのですが、こうすることでカットするまで表面の乾燥が気にならないのも嬉しいです。





【材料】


150×220×高さ45mm(約820ml)のコロンバ型

(ノバカルト社製の小サイズ)


強力粉 130g

薄力粉 20g

ドライイースト 2.5g

卵黄 15g(S1個分)※

全卵 45g(S1個分)※

砂糖 15g

牛乳 50g

塩 3g

無塩バター 45g

金柑の甘露煮の皮 80g


スイートチョコレート(50〜60%)60g

ピスタチオナッツダイス(素焼き) 約5g



【準備】
○バターは押すとすっと指が入る程度の柔らかさの室温に戻す
○牛乳はレンジなどで30~35度程度に温めておく
○卵は卵黄と全卵合わせて60gを軽量しておく
 →まず卵黄1個分の重量を計り、60gからその卵黄の重さを引いた残りの重さの全卵を混ぜる。
○発酵用のボウルに薄く油脂を塗っておく


【作り方】

①捏ね機(ホームべーカリーやニーダー)に強力粉・ドライイースト・砂糖・塩をさっと合わせてから、牛乳と卵類を加えて混ぜ合わせ、まとまってきたらバターを混ぜ込み、15分程こねる

②生地を軽く広げ、金柑を内側に包んでいくようにまんべんなく混ぜ込む(生地が柔らかすにる場合はゴムベラで周りから内側に生地を持ってくるように混ぜ込む)


③ボウルに入れ、乾燥しないようにラップ等をかぶせて30度で1時間ほど発酵させる

④冷蔵庫に約6〜7時間ほど置き、2倍に膨れるまで低温発酵させる

⑤打ち粉をした台に取り出し、ガス抜きして、表面を張るように丸め、ラップをして30分ほど室温に出しておく

⑥台と手に打ち粉をしてガス抜きし、生地の重さを計って60%・20%・20%に分割して丸め、室温で15分休ませる

⑦各生地の表面を張り直し、60%に取り分けた生地は胴・残りの20%ずつは羽の部分と同じくらいの幅の細長い楕円に転がし、きれいな面が底になるように型に入れる



⑦型の8分目まで膨らむまで、30度で60~80分ほど発酵する



★乾燥しないようにたまに霧を吹きかける。

⑧オーブンを180度に予熱し、予熱が終了したオーブンで25分ほど焼く



⑨表面が室温程度になったらチョコレートを溶かし、コロンバの上面に広げる。ナッツダイスを散らし、室温で固める(すぐに食べたい場合は数分冷凍庫に入れて表面を固めても)