黒豆入り 二色のバターケーキ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

型にはまったお菓子なお茶の時間

主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

先日「バターケーキをマーブル模様にしようと思っていたのに、型にうっかりひとつめの生地を全量流してしまい、あとひとつの生地を型の中で混ぜようかとも考えたものの、そのまま焼いた」いうことがありました。


でもそれをカットしてみると、マーブルではなくても生地は二色に別れ、これはこれで良いなぁと気に入り、その方法で今回は抹茶と黒豆入りのケーキを焼きました。





共立てで作った生地は、しっとりソフトで軽い食感。
生地は流動性があるため、黒豆は焼いている間に沈んでしまいますが、断面のアクセントになっています。

またレモンの皮を加えているので、プレーン部分は爽やかな風味です。




今回はノルディックウェアのこちらの型を使ったので、それに合わせたレシピを記録しています。
工程写真もなく参考にされる方もいらっしゃるかわかりませんが、焼き時間を変えれば21cmの丸型や、18cmの角形にちょうど良い分量です。
 


マーブルやきっちり分かれた二層とはまた違う模様が現れるので、カットする度に楽しみがあります。





【材料】


ノルディックウェアのフルーテッドローフパン

(容量1400mlの型)


卵 M〜Lサイズ3個

グラニュー糖 150g

レモンの皮 1.5個分

黒豆の甘露煮(またはかのこ豆ミックス) 90g


☆プレーン用の粉

薄力粉 75g

ベーキングパウダー 1g


☆プレーン用の油脂

無塩バター 35g

米油 35g


☆抹茶用の粉

薄力粉 71g

抹茶 4g

ベーキングパウダー 1g


☆抹茶用の油脂

無塩バター 35g

米油 35g



【準備】

○オーブンは170度に予熱し始める

○型にまんべんなく油脂を塗る

○プレーン用、抹茶用の油脂類をそれぞれ湯煎であたためてバターを溶かしておく

○プレーン用、抹茶用の粉類をそれぞれ合わせてふるっておく



【作り方】


①卵と砂糖をボウルに入れ、湯煎で温め35度くらいの温度を保ちながらハンドミキサーでもったりとするまで泡立てる


②持ち上げるとリボン状に生地が表面に落ちるようになれば低速で数十秒~1分ほど混ぜ合わせて大きな気泡を抜く


③何も入っていないボウルに②の半量を移し、プレーン用の粉類を加え、ゴムベラでボウルの底面をこすりながらすくいあげて返すように混ぜ合わせる


④粉気が見えなくなってきたら、溶かしたプレーン用の油脂類をゴムベラの面で受けるように加える。更に底からすくって返すようにむらなく混ぜ合わせ、型に生地を流す。型は軽く台に落として大きな気泡を抜く


★油脂類は温かい状態で加えると混ざりやすくなります。


⑤残しておいた卵のボウルに抹茶用の粉類を加え、ゴムベラでボウルの底面をこすりながらすくいあげて返すように混ぜ合わせる


⑥粉気が見えなくなってきたら、溶かした抹茶用の油脂類をゴムベラの面で受けるように加える。更に底からすくって返すようにむらなく混ぜ合わせ、黒豆が全体に散るように混ぜ合わせる


⑦プレーンの生地の上に、全体的にそっと抹茶生地を流しこむ


⑧予熱が終了したオーブンに手早く入れ、45分ほど焼く


★途中型の縁よりも“多すぎたかな…”と感じるくらいに膨らみますが、終盤には落ち着きます。

 竹串を刺しても生地がつかず、焼きめにも薄く焼き色がつけば焼き上がりです。

 オーブンに合わせて焼き時間は調整してください。


⑨型ごと取り出してケーキクーラーの上に10分置く


⑩ケーキクーラーにオーブンシートを敷き、その上に型をそっと返して中身を取り出し、冷ます