米粉のポンデケージョ〈上新粉とだんご粉の食べ比べ〉 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

今年はなんだか米粉に縁があり、ありがたいことに様々な種類の米粉が絶えず手元にやってきます。

もち粉、だんご粉に続き、今回はまた別のところから上新粉までいただいたので、今回は上新粉とだんご粉を使った2種類のポンデケージョ(ブラジルのチーズパン)を作りました。

ポンデケージョの生地は、本来キャッサバ粉(タピオカでんぷん)を熱いお湯で練って糊化させて作ります。




米粉はでんぷんではありませんが、上新粉はお湯で練って糊化させたりもしますし、だんご粉だって生地をもっちりさせたい時にお団子以外の料理に使われたりするので、キャッサバ粉の代用になるかも…という思いつきです。

以前様々な米粉で作るポンデケージョのレシピを調べた際、糊化させずに混ぜて丸めるだけの作り方をよく見かけましたが、今回は本場と同じく熱い液体で練る方法。

常温の液体で作ったことはなく、その方法で作るともしかしたらなにか発見があるのかもしれないのですが、そちらはまた別の機会に作ってみたいと考えています。


ということで今回の作り方はこちらを参考に、キャッサバ粉を各米粉で代用しました。


 



ちなみに上新粉はうるち米を水洗いして乾燥させて挽いたもの。
だんご粉は一般的にうるち米を挽いたものと、もち米を挽いたもち粉を合わせたものです。





【結果】

■上新粉(写真左)

・丸めたままの形でほとんど膨らまない
・外側はバリっと歯ごたえが良い
・歯切れがよく、もっちり感は少なめ
・冷めると風味は落ちる

■だんご粉(写真右)

・表面はなめらかなまま、やや平らに焼きあがる

・外側はカリッサクッとして、軽い食感
・弾力は強くないものの、もっちり感はキャッサバに近め
・冷めたらトーストすると外側の食感が戻り、もっちり感は増す
(それでもあまり時間をおかずに消費すること)

■共通して
・チーズの風味が強く、外側の歯触りも良い
・キャッサバ粉と比べて水分が入りやすい
・手にもボウルにも生地がつきにくく、片付けまで含めて作業しやすい





キャッサバ粉があればそちらで作ったものが好きですが、子どもたちと食べ比べた結果、我が家のレシピで代用するなら、だんご粉が美味しいということになりました。


米粉といえば、我が家は白玉粉も常備しています。
ポンデケージョは白玉粉で代用したレシピもよく見かけますが、白玉粉はお湯で練るとうまく水分がまわらず粉っぽさが残る場合があるため、それはまた今回とは別の方法で試してみてみようと考えています。

そういえば製菓衛生師の勉強をした時、米粉の種類は普段使うもの以外はさっぱり頭に入ってきませんでしたが、最近これまでと違う種類のものも使うようになり理解できるようになりました。

お菓子に関わらず、覚えたいことには実際に触れたり生活の中に組み込むのって大事だなと改めて認識しています。