シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(7号) | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

息子が努力を重ねた結果、ひとつ夢を叶えるチケットを手にすることができ、秋から家を出ることになりました。


私が作ってきたお菓子の中で印象に残っているものを尋ねたところ、返ってきたのが“チェリーのケーキ”。

子どもの頃から娘とどちらかが毎年誕生日にリクエストしてくれ、そのほかでもなにか特別な時に作って食べていたシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテのことです。


ここからがまた次の目標に向けてのスタートになり、これからどうなるかはわかりませんが(私が勝手に心配してるだけ)、応援の気もちを込めていつもよりひとまわり大きな7号サイズで作りました。





シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテは、訳すと“黒い森のさくらんぼケーキ”という意味。
ドイツ・シュヴァルツヴァルト地方の黒い森をチョコレートやココア生地で表し、特産であるさくらんぼやキルシュをふんだんに使ったケーキです。
フランスではフォレ・ノワールとして知られます。




7号だと高さも8〜9cmほどとなり、いつものケーキ皿だとはみ出てしまうほどボリューミー。
写真で盛り付けたお皿もこちらのサイズですが、倒して盛り付けたほうが食べやすく、本場でもそのように提供されるのだとか。

 

 


7号だと大体10人分あたりが目安だと思いますが、我が家では半日でなくなってしまいました。





【材料】


7号


☆ココアスポンジケーキ

 卵 M5個

 グラニュー糖 150g

 薄力粉 125g

 ココアパウダー 25g

 牛乳 50g

 米油(または無塩バター)35g


☆クリーム・シャンテリー

 生クリーム 600g

 グラニュー糖 50g

 キルシュ 20g


☆シロップ

 水 130g

 グラニュー糖 65g

 キルシュ 65g


☆トッピング

 チョコレート 140g

 ダークチェリー缶 2号缶

 ココアパウダー 適量



【作り方】


①スポンジはこちらを参考に焼き、よく冷ます。上面を薄く削ぎ、4枚にスライスする

 


②シロップを作る。水とグラニュー糖を小鍋またはレンジで温め、グラニュー糖が溶けたらキルシュを加えて冷ます


③チェリーの準備をする。チェリーは飾り用に10粒とりわけ、それ以外は半分に切っておく


④飾りのチョコレートはナイフで全て薄く削り、冷蔵庫で冷やしておく


★手や室温が暖かいとチョコレートが溶けてしまうので、チョコレートやそれを入れる容器を先に冷やしておくと◎。


⑤クリームの材料を七分立てにする(ホイッパーで持ち上げると角が立たず、落ちた生地の跡がリボン状に残る程度)


★できれば氷水が入ったボウルに底をつけながら。

  

⑥底になるスポンジの表面に1/4量のシロップを打ち、クリームを薄く塗り広げる。半切りにしたチェリーの1/3を中央2~3cm程度あけた周りに均等に散らす。クリームを再度パレットナイフで覆ってチェリーの隙間を埋める


⑦その上に次のスポンジを重ねて、最後の段を重ねるまで⑥同様に2回繰り返す


⑧最後のスポンジを乗せたら軽く抑え、表面に残りのシロップを打ち、クリームで上面と側面を覆う


★最後に飾りで搾り出す分は残しておきますが、足りなければ新たに泡立てればOK。


⑨表面全体に削ったチョコレートをできるだけまんべんなくまぶし、表面の白い部分が見えなくなるようにココアパウダーを茶漉しで振りかける


⑩飾りのクリームを、絞った時に形が残るように8分立てにして、口金をセットした絞り袋に入れる


★今回は6切10番を使用。



⑪上面に10個クリームを絞り出し、チェリーを乗せ、よく冷やす