もち粉のスコーン〈もち粉研究⑮〉 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

スコーンが食べたくなったので、いつもの粉の1/4をもち粉に替えて焼いたところ、ザクザクの歯ざわりがとても美味しかったので記録しておくことにしました。





もち粉の風味はせず、入っていると言われてもわからない程度なのですが、混ぜ込むことでしか得られない食感。
冷めてもトーストすると香ばしさが引き立ちます。

なかなかもち粉がなくならないので、これまではできるだけ粉類はもち粉のみを使って作れるものを探していましたが、少し加えるだけで良い影響を及ぼすお菓子が他にもあるのなら、そちらも探してみたくなりました。




【材料】

5個分
 
 薄力粉 125g
 もち粉 40g
 グラニュー糖 15g
 ベーキングパウダー 5g
 無塩バター 50g
 塩 ひとつまみ
 卵 1個(生地用40g+残りは艶出し用)
 牛乳 40g


【準備】
○薄力粉とベーキングパウダーを冷やしておく
○バターは1cm角に刻み、冷やしておく
 →カチカチに凍らせる必要はなく、芯まで冷えて入れば良い
○卵をといておく


【作り方】

①薄力粉・ベーキングパウダー・もち粉・グラニュー糖・塩を軽く混ぜてから、バターを加える。バターがさらさらになるまでカードやパイカッター、またはフードプロセッサーで切り混ぜる

★カードやパイカッターで細かくした場合は、更にできるだけ冷たい手で擦るようにさらさらにする。
 フードプロセッサー使用の場合、あまり回し続けるとバターの分量や柔らかさによってはまとまってきてしまうので注意。

②生地用の卵40gと牛乳を加え、更に切り混ぜながらまとめたら(混ぜすぎてべたついてこないように注意。混ぜすぎが心配な場合は粉気が少し残った状態で取り出してOK)、打ち粉をしたまな板に取り出してなめらかにまとめる(まとまれば良いので捏ねすぎないこと、べたつくようなら手にも打ち粉を)

★暑い時期など生地が柔らかくて扱いにくい場合、ラップに包んで冷蔵庫で30分~1時間ほど休ませ、扱いやすくなってから③へ。
 その後も扱いづらくなったら冷蔵庫で冷やしながら作業を。

③薄く粉をふったラップに挟んで1cm厚さに伸ばし、きれいな面を外側にして折りたたんだら、潰さないようにごく軽く上から麺棒を転がして(1.5cmほどの厚みに)生地同士を密着させる

★腹割れさせるための工程なので、そうでなくても良い場合は最初から1.5~2cm厚さに伸ばしたり手で丸めて成形しても(どちらにしても厚みがないと膨らみません)。

④200度にオーブンを予熱し、予熱している間に5~6cmの丸や菊型で抜いたり、包丁で三角や四角にカットしてオーブンシートに乗せ、途中の余り生地は再度2cm厚さに伸ばして成形する

★室温が高い日や、成形後もオーブンに入れるまでにまだ時間がある場合は、再度シートごと冷蔵庫で冷やしておきます。

⑤上面に、残っている卵を刷毛で塗る。予熱が終了したオーブンに手早く入れ、190度に下げて18〜20分焼く

★艶出し用の卵は側面にも塗ってしまうと焼き固まって膨らみにくくなるため、卵を塗る場合は必ず上面のみに塗ります。