全粒粉のスポンジケーキ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

レシピブログの全粒粉アンバサダーとして活動中です。


全粒粉アンバサダーの料理レシピ
全粒粉アンバサダーの料理レシピ



スポンジケーキを使ったお菓子を作る予定があるので、ここ数日スポンジケーキのレシピが続いているのですが、せっかくアンバサダーをさせていただいているので、全粒粉入りのものも焼いてみました。





以前別立て法で焼いたこちらの生地が美味しかったんです。


 



主な材料が同じで、似たような配合でもあるので味に間違いはないだろうと思い、今回もその時と同じようにいつもの小麦粉の5割を全粒粉に置き換えることに。


全粒粉を多く使うと嵩が減りやすいとされているのですが、それでも問題なくふっくらとした食感に焼くことができました。





プレーンなものと比較するとこんなにも色が違いますが、ほどよく風味が加わり、香ばしくて美味。

特に日清の全粒粉は一般的な小麦粉と同じくらい粒が細かいので、舌触りも変わらずなめらかなのも扱いやすいポイント。

 


 


しっとりしつつも柔らかすぎないのでスライスしやすく、作業もしやすい印象。

歯切れが良く、クリームとの相性も良いですよ。





【材料】

15cm丸型 1台分

 卵 M2個
 グラニュー糖 60g
 薄力粉 30g
 日清 全粒粉 パン用 30g
 牛乳 20g
 無塩バター 15g


【準備】
○薄力粉と全粒粉をあわせてふるっておく(あとでもう一度ふるいながら加える)
○小さな容器でバターと牛乳を合わせ、湯煎して溶かしておく(生地に加える時は温かい状態がベスト)
○型に油を薄く塗り、敷き紙を敷いておく
 または柔らかいバターを薄く塗り、粉を叩き冷やしておく(今回は後者)
○オーブンを160度に予熱する


【作り方】

①卵とグラニュー糖をボウルに入れて軽くほぐしてから、40〜50度程度の湯煎で温めながら低速で泡立てる

②生地が35度程度まで温まったら湯煎から外し、生地を持ち上げて垂らした時にリボン状に跡が残るようになるまで高速で泡立たら、低速で1分程度混ぜて大きな気泡を消し、キメを整える



③再度ふるいながら加え、粉気がなくなるまでゴムベラで側面と底からしっかりすくって返すように混ぜる

★ボウルの右上側面からボウルとの間に隙間なくへらを入れて左下を通り右回りに底からすくうように返し、左手でボウルを手前に回します(右利きの場合)。
 約30回程度で見えなくなります。



④粉が見えなくなったら、合わせておいた牛乳+バターをゴムベラの表面で受けながら加え、更に底からしっかりすくって返すように混ぜる

★30~40回程度で混ざります。
 ゴムベラのクッションなしに加えると液体が底に沈んでしまいます。

⑤生地をすくった時にさらりと流れ落ちるようになり、つやが出てむらがない状態まで混ざれば、やや高めの位置から型に入れる

★ボウルの側面の生地もきれいに掃って入れますが、ゴムベラに残ったものは焼きムラの原因になるので入れないよう注意します。


⑥型底を軽く台に打ち付けて空気を抜き、予熱が終了したオーブンに手早く入れ、160度で30〜35分、ケーキテスターや竹串を刺しても生地がつかなくなるまで焼く

★一度大きく膨らんだあと、上面が平らになると焼き上がりが近い目安です。

 縁よりやや低めに焼き上がります。



⑦焼きあがったらすぐ15cmほどの高さから落とし、網の上に逆さまにして5分、その後表に戻して粗熱を取り、乾燥しない様ケーキカバーなどで覆う

★場所による重みが偏らないようにするために逆さにしています。
 網に直置きで良いですが、表面が剥がれないようにしたい場合は、生地と網の間に薄い使い捨てのキッチンクロスを挟むと湿気がこもらず網にも生地がつきにくくなります。
(ただあまり長くそのままにしておくと結局剥がれるので注意。)
 空気が通らないオーブンシートは、湿気がこもりがちになるのであまり向きませんが、網を汚したくないからなどの理由ならばそちらでも対応は可。



■5号でショートケーキを作る場合に、スポンジに打つシロップはいつもこちらの割合で作っています。
 水とグラニュー糖を火かレンジにかけて溶かし、キルシュを加えて冷まします。

 水 55g
 グラニュー糖 20g
 キルシュ 10g


■バターを使うと風味良く仕上がりますが、米油でも代用できます。
 溶かす手間なく加えることができますし、ケーキにした時の違いはほとんどわからないため作りやすい方や好みでどうぞ。
 米油はこちらを使っています。
■スライスには補助具があると便利です。