12cmのスポンジケーキ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

スポンジケーキは何かと使うため頻繁に焼く話を載せましたが、小さな4号(12cm)の型を使うことも多々あります。


工程自体は他のサイズと同じですが、毎回分量計算をしなくても一目でわかるページが欲しかったということもあり、今回は12cmの型を使った配合と、ショートケーキなどにする場合のシロップの配合を記録しておくことにしました。





サイズが小さくなると材料も少なくなるため、泡が消えやすかったり安定した生地を作りにくく感じることも。
特にボウルやゴムベラは、できればやや小さめのものかあれば混ぜやすく混ざりやすいと思います。
(今回写真で使ったボウルは16cm程度)

他の倍以上の材料やサイズで作る場合と比べると、仕上がりの嵩は低いように感じますが、ショートケーキにした時のバランスは問題ありません。

スポンジケーキのレシピもサイズ別にばらばらに載せているので、一覧にしたページを作る予定です。





【材料】

12cm丸型 1台分

 卵 M~L1個(約60g程度)

 グラニュー糖 30g
 薄力粉 30g
 牛乳 10g
 無塩バター 10g


【準備】
○薄力粉をふるっておく(あとでもう一度ふるいながら加える)
○小さな容器でバターと牛乳を合わせ、湯煎して溶かしておく(生地に加える時は温かい状態がベスト)
○型に油を薄く塗り、敷き紙を敷いておく

 または柔らかいバターを薄く塗り、粉を叩き冷やしておく(今回はスプレーのみ)

○オーブンを160度に予熱する


【作り方】

①小さめのボウルに卵とグラニュー糖を入れ、軽くほぐし、40〜50度程度の湯煎で温めながら低速で泡立てる

②生地が35度程度まで温まったら湯煎から外し、生地を持ち上げて垂らした時にリボン状に跡が残るようになるまで高速で泡立たら、低速で1分程度混ぜて大きな気泡を消し、キメを整える



③薄力粉をふるいながら加え、粉気がなくなるまでゴムベラで側面と底からしっかりすくって返すように混ぜる

★ボウルの右上側面からボウルとの間に隙間なくへらを入れて左下を通り右回りに底からすくうように返し、左手でボウルを手前に回します(右利きの場合)。

 約20~30回程度で見えなくなります。



④粉が見えなくなったら、合わせておいた牛乳+バターをゴムベラの表面で受けながら加え、更に底からしっかりすくって返すように混ぜる

★20~30回程度で混ざります。
 ゴムベラのクッションなしに加えると液体が底に沈んで混ざりにくくなります。

⑤生地をすくった時にさらりと流れ落ちるようになり、つやが出てむらがない状態まで混ざれば、やや高めの位置から型に入れる

★ボウルの側面の生地もきれいに掃って入れますが、ゴムベラに残ったものは焼きムラの原因になるので入れないよう注意します。



⑥型底を軽く台に打ち付けて空気を抜き、予熱が終了したオーブンに手早く入れ、160度で25~30分、ケーキテスターや竹串を刺しても生地がつかなくなるまで焼く

★一度大きく膨らんだあと、上面が平らになると焼き上がりが近い目安です。

 焼き上がりは大体型の8分目程度。


⑦焼きあがったらすぐ10〜15cmほどの高さから落とし、網の上に逆さまにして5分、その後表に戻して粗熱を取り、乾燥しない様ケーキカバーなどで覆う

★逆さにする際は直置きでも良いですし、表面が剥がれないようにしたい場合、生地と網の間に薄い使い捨てのキッチンクロス等を挟むと、湿気がこもらず網にも生地がつきにくくなります。
(あまり長くそのままにしておくと剥がれるので注意。オーブンシートなど空気が通らないものは湿気がこもるので不向きですが、網に生地をつけたくないといった目的ならばそれでも可。)

 


 


■4号でショートケーキを作る場合に、スポンジに打つシロップはこちらの割合で作っています。
 水とグラニュー糖を火かレンジにかけて溶かし、キルシュを加えて冷まします。

 水 30g
 グラニュー糖 10g
 キルシュ 5g


■バターを使うと風味良く仕上がりますが、米油でも代用できます。
 溶かす手間なく加えることができますし、ケーキにした時の違いはほとんどわからないため作りやすい方や好みでどうぞ。
 米油はこちらを使っています。
■スライスには補助具があると便利です。