スタンドミキサーで作るスポンジケーキ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

最初からショートケーキを作るのが目的の場合は初めからスポンジケーキを焼きますが、「トライフル用にちょっとだけスポンジケーキが欲しい」「ムースの下に薄いスポンジケーキを1枚敷きたい」などと思うことも多々。

そのために月に1〜2度、冷凍保存用のスポンジケーキを焼いています。
余ることはほとんどありませんが、もし時間が経ってしまった場合は月に一度は入れ替えます。

最近はスタンドミキサーを使い、より気軽に焼けるようになりました。
機種により作れる生地量は変わりますが、私が使っているこちらは4号から8号程度が目安。


とはいえ「作れる量」と「作りやすさ」はまた別の話で、あまり少ない量だと作りにくいことも。

4〜5号程度なら個人的にはスタンドミキサーを使っても特に効率が良いとは感じないのですが、6〜7号の生地を作る際は抜群に重宝しています。




しっかり冷ましたら一枚ずつスライスし、ラップで包んだものを保存袋に入れて冷凍しておけば、使いたい時にすぐに準備できます。

スライスにはこちらの補助具を愛用。
今回は卵3つを使い、6号の生地を作る手順を記録しておきたいと思います。




【材料】

18cm丸型 1台分

 卵 M3個
 グラニュー糖 90g
 薄力粉 90g
 牛乳 30g
 無塩バター 20g


【準備】
○薄力粉をふるっておく(あとでもう一度ふるいながら加える)
○小さな容器でバターと牛乳を合わせ、湯煎して溶かしておく(生地に加える時は温かい状態がベスト)
○型に油を薄く塗り、敷き紙を敷いておく
 または柔らかいバターを薄く塗り、粉を叩き冷やしておく(今回は後者)
○オーブンを170度に予熱する


【作り方】

①卵とグラニュー糖をボウルに入れ、軽くほぐしながら40〜50度程度の湯煎で温め、生地が35度程度まで温まったら湯煎から外す

②底の水分をよく拭き取ってスタンドミキサーにセットし、ワイヤーホイップでよく泡立てる(速度は6〜8程度)


③生地を持ち上げて垂らした時にリボン状に跡が残るようになるまで高速で泡立たら、1の速度で1分程度混ぜて大きな気泡を消し、キメを整える



④アタッチメントをフラットビーターに変え、薄力粉をふるいながら加える。粉気がなくなるまで1の速度で5秒ほど混ぜる


⑤粉が見えなくなったら、合わせておいた牛乳+バターをゴムベラの表面で受けながら加え、更に5〜10秒ほど1の速度で混ぜる

⑥ゴムベラで底からしっかりすくって返すように何度か混ぜる。生地をすくった時にさらりと流れ落ち、つやが出てむらがない状態まで混ざればやや高めの位置から型に入れる

★ボウルの側面の生地もきれいに掃って入れますが、ゴムベラに残ったものは焼きムラの原因になることがあひらので入れないようにします。


⑦型底を軽く台に打ち付けて空気を抜き、予熱が終了したオーブンに手早く入れる。160度に下げて35分、ケーキテスターや竹串を刺しても生地がつかなくなるまで焼く

★一度大きく膨らんだあと、上面が平らになると焼き上がりが近い目安です。


⑦焼きあがったらすぐ15cmほどの高さから落とし、5分ほど網の上に逆さまに置く

★場所による重みが偏らないようにするために逆さにしています。
 網に直置きで良いですが、表面が剥がれないようにしたい場合は、生地と網の間に薄い使い捨てのキッチンクロスを挟むと湿気がこもらず網にも生地がつきにくくなります。
(ただあまり長くそのままにしておくと結局剥がれるので注意。)
 空気が通らないオーブンシートは、湿気がこもりがちになるのであまり向きませんが、網を汚したくないからなどの理由ならばそちらでも対応は可。


⑧5分経ったら表に戻して冷まし、乾燥しない様ケーキカバーなどで覆う。しっかり冷めて落ち着いてからスライスする

★紙を敷いておいた場合は、使う時に側面の紙を剥がします。

  

■バターを使うと風味良く仕上がりますが、米油や太白ごま油などでも代用できます。
 溶かす手間なく加えることができますし、ケーキにした時の違いはほとんどわからないため作りやすい方や好みでどうぞ。
 米油はこちらを使っています。