柿の寒天ゼリー | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

少し前に”今年は庭の柿をとことんお菓子に使い尽くす”というようなことを書いたのですが、あれから突然柿が次々と熟れだし、慌てて加工中です。





今回も4キロちぎってきたので、悪くならないうちに、大きめの型を使って寒天ゼリーを作りました。

材料として加えるレモン汁も、今は秋なので代わりにかぼす果汁を使用。


ゼリーは少ない材料で作れますが、具沢山というだけでちょっと贅沢な気分になりますよね。




ちょっと熟してしまったものを使ったので今回は繊維が多く見える仕上がりになったのですが、熟す直前あたりのものを使うと、缶詰の黄桃のようなちょっと硬めの食感に仕上がります。


そっちのほうが加工しやすく、歯ごたえも柔らかすぎずに仕上がりますが、お好みで。





まだ日中は暑いので、冷たいゼリーが美味しいですね。


今回は1.5L 分と容量が多いメロディーリングという型を使いましたが、3分の1量で作ると15cmのエンゼル型、半量で作ると18cmの共底パウンド型などにちょうどいい量になります。


個別のカップや、バットやタッパーなどで固めて切り分けるのもおすすめです。




【材料】

容量1600ml程度の容器・型

☆柿
 柿 正味800g

☆コンポート液
 グラニュー糖 170g
 かぼす果汁(orレモン果汁) 20g
 水 500g

☆寒天ゼリー
 水 400g
 粉寒天 8g
 グラニュー糖 80g


【作り方】

①かきはへた・皮・種をのぞいて適当に切った身の状態で準備し、鍋に入れる

②コンポート液の材料を加えて火にかけ、煮立ったら弱火で10分ほど煮て、火をとめる

★あまり煮立たせすぎて崩れないように注意。
 適宜アクをすくう。

③粗熱が取れたらシロップと実を分け、シロップは量をはかり700gに調整する

★700gに足りなければ水を足し、多すぎるようであれば取り除く。

④小鍋(コンポートを作ったものでもOK、軽く水で洗ってから使用)に寒天ゼリー用の水と粉寒天を入れ、泡だて器などで混ぜながら中火にかける。沸騰したら火を弱め、縁が煮立つ程度の温度を保ちながら1分ほど煮溶かす

⑤寒天が完全に溶けたらグラニュー糖を加えて溶かし、③のシロップを入れてよく混ぜる

⑥型をさっと水で濡らし、⑤の寒天液を流し、柿を入れる

★ステンレスやアルミの型を使う場合、出来立てのうちに流すと型が熱くなり、素手では持てないため、熱いうちに移動させたい場合は先にバットなどに型を乗せてから寒天液を流し込む。

⑦粗熱が取れて表面が固まってきたら、冷蔵庫でよく冷やし、食べる時には縁から型とゼリーの間に空気を入れて取り出す