全粒粉入りスコーン《全粒粉アンバサダー第二期》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

新年度がスタートしましたね。
年度末から忙しい日々を過ごされている方、進級・進学・就職などで新生活が始まった方も多いのではないでしょうか。

私もこの春から半年間、レシピブログの全粒粉アンバサダーとして活動することになりました!





今月のテーマは「はじめまして。手軽に使ってみよう全粒粉!」ということで、改めまして簡単に自己紹介を…

お菓子の型が大好きで、現在所有している数は1000個近くになりますが、1年に1度も使わない型がないほどお菓子作りが好きです。
普段は私も経営に携わる自家焙煎珈琲専門店にて焼き菓子作りなどを担当していますが、自宅でもほぼ毎日お菓子・パンを作り、ブログにレシピを投稿しています。

ただ、型を使わずに作れるお菓子やパンもたくさん載せていますよ。
またレシピはポイントを挟むため長文になりがちですが、工程自体は難しくないものがほとんどです。

全粒粉アンバサダーとしては、全粒粉を使い慣れている方にはもちろん、初めて使う方にも取り入れやすいレシピをご紹介できればと考えていますので、どうぞよろしくお願いします!


全粒粉アンバサダーの料理レシピ
全粒粉アンバサダーの料理レシピ



さてさっそくですが「全粒粉」とは、表皮や胚芽を取り除かず、小麦の粒をまるごと挽いたもの。

食物繊維が豊富で、表皮まで砕いているので茶褐色です。


表皮と胚芽からくる香ばしい風味と、歯ごたえのある食感が楽しめます。
栄養価が高いので、健康に気を遣う方や子どもさんのおやつ作りにもぴったりです。

私はパンに混ぜ込むことが多いのですが、まずは手軽に作れるスコーンを焼きました。





今回いつもの粉の2割弱を全粒粉に変えただけで、素朴な風味が加わり、香ばしい仕上がりに。


甘いクリームやジャムを添えてお茶と一緒に、クリームチーズやスモークサーモンなどを添えて軽食に。

気分で全粒粉の割合を変えて楽しむのもおすすめですよ。






【材料】

5個分
 
 薄力粉(日清 Wheat&bake エクリチュール) 135g
 日清 全粒粉 パン用 30g
 グラニュー糖 20g
 日清 ベーキングパウダー 1袋(4g)
 無塩バター 60g
 塩 ひとつまみ
 卵 1個(生地用40g+残りは艶出し用)
 牛乳 40g


【準備】
○薄力粉とベーキングパウダーを冷やしておく
○バターは1cm角に刻み、冷やしておく
 →カチカチに凍らせる必要はなく、芯まで冷えて入れば良い
○卵をといておく


【作り方】

①薄力粉・ベーキングパウダー・全粒粉・グラニュー糖・塩を軽く混ぜる。

 バターを加え、バターがさらさらになるまでカードやパイカッター、またはフードプロセッサーでバターが米粒大程度に、さらさらになるまで切り混ぜる


★手作業の場合はレシピの後述参照。
 フードプロセッサー使用の場合、あまり回し続けるとバターの分量や柔らかさによってはまとまってきてしまうので、さらさらになればOKです。

②卵40gと牛乳を加え、更に切り混ぜながらまとめたら(写真の状態。混ぜすぎてべたついてこないように注意)、軽く打ち粉をしたまな板に取り出してなめらかにまとめる


★まとまれば良いので捏ねすぎないこと、べたつくようなら手にも打ち粉を。
 暑い時期などで生地が柔らかい場合は、ラップに包んで冷蔵庫で30分~1時間ほど休ませ、扱いやすくなってから③へ。

③粉をふったラップに挟んで1cm厚さに伸ばし、きれいな面を外側にして折りたたむ。
 潰さないようにごく軽く上から麺棒を転がして(1.5cmほどの厚みにする)生地同士を密着させる

★これは腹割れさせるための工程なので、そうでなくても良い場合は最初から1.5~2cm厚さに伸ばしたり手で丸めて成形しても(どちらにしても厚みがないと膨らみません)。

④200度にオーブンを予熱し、予熱している間に5~6cmの丸や菊型で抜いたり、包丁で三角や四角にカットしてオーブンシートに乗せる。途中の余り生地は再度2cm厚さに伸ばして成形する

⑤上面に残っている卵を刷毛で塗って、予熱が終了したオーブンに手早く入れ、16~17分ほど焼く

★照り用の卵は側面にも塗ってしまうと焼き固まって膨らみにくくなるため、卵を塗る場合は必ず上面のみに塗る


《手作業で混ぜる場合》
 1.軽く混ぜた粉類にバターを加え、カードやパイカッターでバターを刻むように細かくする
 2.バターが米粒程度の大きさまで細かくなれば手の平同士で摺るようにしてさらさらにする(手も冷やした状態で行うとバターが溶けにくく作業しやすい)


《全粒粉の調整》
 全粒粉の風味が強く感じる場合は、全粒粉を10g減らし、薄力粉を10g増やしてください。
 全粒粉を増やしたい場合は、全粒粉を10g増やし、薄力粉を10g減らしてください。