我が家で毎年恒例の、世界でアドベントに食べられるお菓子を今年もたくさん作りました。
アドベントは《11月30日に一番近い日曜日から12月24日までの、キリストの降誕を待ち望む期間》ということで、今年は今日、11月29日からとのことです。
キリスト教ではありませんが、世界の宗教にまつわるお菓子の材料の意味や歴史を知るのは楽しく興味深いんですよね。
作るものはいつも同じですが、11月に入ったころから娘が楽しみにしてくれていて、どれもこの時期だけということもあって、テーブルに並べると気分が上がります。
数日前まで家族全員がそれぞれにばたばたしていたのですが、この週末でひと段落。
朝ごはんやおやつの時間に、いろいろなものを少しずつ取り分けて楽しみつつ、また忙しくなる年末に向けてのエネルギーを補給したいと思います。
紹介文のお菓子毎の写真は、ほとんど以前のものです。
各レシピのリンクはこちらにまとめています。
◆シュトレン(中央右)
ドイツのアドベントに欠かせない、フルーツがたっぷり入った発酵菓子。
私はこれに使ったシロップをとっておいて、パネトーネやパンドーロにしみ込ませ、泡立てたクリームを添えてサバラン風として食べるのも好きです。
バターケーキではなく、発酵菓子なのでパンのようなイメージ。
バターケーキではなく、発酵菓子なのでパンのようなイメージ。
フルーツが入ったリッチなブリオッシュ生地で作る発酵菓子。
◆パネトンチーノ(中央右)
小さなパネットーネ。
◆パンドーロ(左上)
“黄金のパン”という意味の、卵黄がたっぷり入って黄色い、イタリア・ヴェローナ発祥の発酵菓子。
粉糖と共に大きな袋に入れて振り、たっぷりの粉糖をまぶして食べます。
断面は星の形で、普段はパン型として使用。
贅沢な配合なのでカロリーも高いのですが、クリームを添えたり、トーストしてバターを塗って食べると本当に美味。
スライスして少しずつずらして重ねるとツリー風。
◆パンドリーノ(左下)
小さなパンドーロ。
粉糖はお好みですが、生地自体はそこまで甘くないので、我が家ではテーブルロールとして食べることも。
硬くなったらラスクやボストックに。
◆バニラキッフェルン(バニラキプフェル・中央)
この時期オーストリアやドイツで作られる、三日月(馬の蹄)の形をしたアーモンドとバニラ香るクッキー。
たくさん作って缶に保存し、1月いっぱいまで食べられているそうなのですが、我が家ではたくさん作ってもできたそばからすぐになくなっていきます。
◆ブッシュ・ド・ノエル(右下)
フランスのクリスマスケーキ。
娘からのリクエストが多く12月はいろいろな味で数回焼いているのですが、写真はこちらのレシピでデコレーション分のクリームを増やして作ったもの。