暦の上では秋でも残暑は厳しいですし、夏が旬のドライフルーツを何種類か入手したので、冬のクリスマス時期とは一味違う、冷やして美味しいシュトレンを焼きました。
フルーツは、ラム酒ではなくキルシュで風味付けをして爽やかに。
また本来はイーストを使うところベーキングパウダーを使ったり、マジパンも入れず、時間をかけずに焼ける配合です。
本来のものと違い、特に寝かせる必要はなく、できあがってすぐから食べごろです。
気温も冬とは違うので、悪くならないうちに早めに食べきります。
個人的にフルーツをぎっしり入れるのが好きなので、少し崩れやすいのですが、しっとりとした特有の食感がたまりません。
冷蔵庫から取り出して少し室温に戻してからが食べごろです。
ミルクティーや、マンゴーやピーチのフルーツフレーバーの紅茶によく合います。
【材料】
1つ分
☆生地
無塩バター 45g
グラニュー糖 30g
塩 ひとつまみ
牛乳 70g
薄力粉 70g
強力粉 80g
ベーキングパウダー 3g
☆フルーツ
夏のドライフルーツ(今回は桃・あんず・パイン・マンゴー・オレンジ・かぼすなど)計120g
キルシュ 70g
水 60g
グラニュー糖 45g
ナッツ 30g(クルミを主に使い、好みのナッツと合わせてこの重さに)
☆仕上げ
無塩バター 80g
粉糖 適量
【準備】○
○手作業で作る場合、バターは賽の目状にカットする
○ナッツが生の場合は150度に予熱したオーブンで7~10分ほどローストする
【作り方】
①フルーツを準備する。
1.ドライフルーツが大きい場合は、レーズン大の大きさにカットする
2.お湯を沸かし、フルーツをくぐらせてざるにあげ、表面のコーティングを落とす
(コーティングがないフルーツの場合は飛ばしてOK)
3.小鍋に水・グラニュー糖・2のフルーツを入れて火に掛け、沸騰したら火をとめ、キルシュを加える
4.ボウルや容器などに移し、ラップなどで蓋をして、冷蔵個で半日~1日ほど浸けたままにしておく
★しっかり風味が移ってから生地作りの工程へ
②ボウルまたはフードプロセッサーに、グラニュー糖・塩・強力粉・薄力粉を入れてさっと合わせ、バターを加える。
バターをフードプロセッサーで切り混ぜるか、手作業の場合はパイカッターやカードなどで刻み、指先ですり合わせて細かくする。
③牛乳を加えて粉気がなくなるまで更に切り混ぜ(フードプロセッサー使用の場合は写真のようにまとまってきたらボウルに移し)、
ドライフルーツとナッツを加えて、手でまんべんなく混ぜ合わせる。
(こんなにフルーツたっぷり!)
④作業台にオーブンシートを敷き、手とシートに打ち粉をしてから、生地をオーブンシートの上に取り出し、キリストの産着の形に成形する。
★写真はおよそ18×10cmに整え、長いほう(18cm)の辺の片側を少し押さえています。
⑤シートを天板に移し、190度に予熱したオーブンで、40分ほど焼く。
残り10分を切ったあたりからたまにオーブンを覗き、焦げ色がつきすぎそうであれば(濃い焼き色がつく分にはOK)アルミホイルをかぶせる。
⑥焼いている間に仕上げ用のバターを溶かしておき、焼きあがったらすぐに表面に溶かしバターをたっぷりと塗る(割れないように注意しながらシートで持ち上げるようにして裏面にも塗る)。
⑦冷めたら表面が見えなくなるくらい粉砂糖をたっぷりとまぶし、ジップロックなどに入れて冷蔵庫で休ませる
⑧粉砂糖はたっぷりまぶしても時間が立つと溶けてくるので、落ち着いてから再度たっぷりまぶす。