細かい部分はどんなケーキをカットしたいかによっても変わって来るのですが、共通するであろう方法です。
切り分け方と言えば、等分にカットする方法についてはカットガイド等が百均に販売されていたり、便利なアプリがあるようです。
今回は断面が崩れない方法について少しご紹介します。
◆お菓子作りの道具について・ほか材料の働きや作業の意味/型の材質別の特徴や向くお菓子一覧
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【ナイフを温め、一切れごとにふき取る】
よく言われている方法ですが、私も、ケーキやタルト、ムースなどを切る際には一回毎にお湯であたためて、キッチンペーパー(または清潔な布巾等)で拭きとりながら切っています。
その際あまりに高温だとクリームや脂肪分が溶け出てしまうので、熱湯を使う場合はさーっと刃に熱湯をかけるか、40~50度くらいのお湯に数十秒浸しています。
刃が痛みやすくなるのであまりしないのですが、直接ガスなどの火であぶって温める場合もあります。
季節によっては準備したお湯の温度がどんどん下がっていくこともありますので調整が必要なこともありますし、クリームの脂肪分や、ゼラチンの配合、ケーキやタルトの材料などによっても、硬さや、どれくらいの温度で脂肪分が溶けだすかは変わってきます。
うまく切れない場合はそれらも意識すると良いのかもしれません。
【刃の形状・長さ】
刃の形状は波形ではないほうが良いとされる場合が多いのですが、個人的には切る人との相性(スライドさせるスピードや角度など)もあるかもしれないと感じています。
私はお菓子と料理用に、合わせて3本の波形のパン切り包丁と、刃がまっすぐな包丁2本を使っていますが、波形の包丁のうち1つは必ず波の形がつき、1つはすっとまっすぐ切れて波形が気になりません。
刃がまっすぐな包丁でもうまく切れない場合があるので、結局”大体うまく切れる波型のパン切包丁”を使っています。
波形の間隔もいろいろですし、包丁を変えたらうまくいく場合もあれば、切り方を練習することで手持ちのものでもうまく切れるようになることもあります。
そして刃先がケーキの中に入るとそこでまっすぐな流れが止まってしまうので、《カットしたいケーキの直径よりも刃渡りが長いものを使う》のもポイントです。
【ケーキをよく冷やす】
常温保存のものには当てはまらない場合もあるのでケーキの種類にもよるのですが、冷蔵保存しなければならないタイプのものはよく冷やしておきます。
スライドするように(クリームに覆われたケーキは刃がスポンジに当たってからそのように)動かすことで潰れずらくなります。