そちらは旅館なのですが、やはりこの地震でそこまで被害がない場所であってもほとんどのお客様がキャンセルされたのだとか…
それで本来ならお昼を食べに行くだけでもそんなに近い日の予約はできない時期ですが、快く受けて下さりありがたかったです。
外食自体地震後初めてでしたが、まだ余震は続いているので大きな揺れに注意するよう呼びかけられていたり、キッチン道具も出しておくのが怖いので落ちても良いような軽いもの以外はすぐしまうようにしていて、料理も揚げ物や圧力を使っている時などに大きな揺れが来たらと思うと、簡単な内容のものが多くなっています。
子供たちもこの３週間、友達とほとんど会えず外でも遊べず、未だに毎日瓦の片付けや家の手伝いばかりしてもらっていることもあり、久しぶりに家から離れてのびのびと楽しそうに過ごす姿を見てほっとしました。
また子供の日と言えば、今は母屋の子供部屋が使えないため、私たち夫婦の寝室に子供たちのいろいろを避難させているのですが、その最初の片付けの時に”また大きな地震が来て家がつぶれたら大変”と床の間や押し入れから慌てて１０～２０キロもあるひな人形セットや五月人形のセットを、瓦が落ちてきている中運んできていました。
思い返せばなぜそれだったのか、しかもよく一人で運べたなと思いますが、あの時は切羽詰まっていたのかもしれません。
母屋の修復はまだ先になりますが、それが終わったらいつものところに戻して、来年はまた飾れる状態になっていると良いなと思います。
●若松屋旅館(熊本・天草)
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