昨日作ったケーキに少量のダークチェリーが必要で缶詰を開けたので、残りでクラフティを焼きました。
クラフティは、カスタードやプリンのような卵と乳製品から作る生地を、さくらんぼと一緒に焼いたフランスのおやつ。
発祥の地・リムーザン地方ではタルトのフィリングとして作られるので、タルト台に流し込んで焼くのも間違いない美味しさです。
その場合は冷やしてから食べるのがおすすめですが、耐熱容器に流して焼いたものは熱々でも、少し冷ましてからでも、しっかりと冷やしてからでも食べられます。
私は冷やして食べるのも好きだけれど、どうしても待ちきれなくて、いつも少し温かみが残っているうちに一口、また一口…
レシピによっては生クリームではなく牛乳やサワークリームを使ったもの、薄力粉やバターを加えたり加えなかったりと、色々な作り方があってとても興味深いお菓子の1つだと思います。
ココットで一人分ずつ焼いても良いですし、15cmで作る場合は生地は半量で作ることができます。
食べる時には泡立てたホイップクリームを添えるのもおすすめです。
2年前のレシピを改良して再投稿します。
~作り方~
直径18cmの耐熱深皿
☆フルーツ
ダークチェリー 150g
キルシュ 15cc (大さじ1)
☆生地
薄力粉 10g
グラニュー糖 25g
卵 50g (M1個)
生クリーム 50cc
☆仕上げ
粉糖 適量
①オーブンを170度に予熱し始め、チェリーにキルシュをふって数分おく
→写真は缶詰使用、生を使う場合はポイント参照
②グラニュー糖と薄力粉をボウルに入れて泡だて器でよく混ぜてから、卵を加えて少しずつ馴染ませ、生クリームを加えてなめらかになるまで馴染ませる
→卵に粉類を加えるとだまになりやすいので、必ず粉類に卵を加えること
→だまになってしまったら、漉しながら型へ流し込む
③耐熱皿の内側に分量外のバターを塗り、チェリーを並べ、チェリーに生地がなるべくかからないように気をつけながらフルーツの8~9分目まで流し込む
→焼成中に倍に膨らむので、生地を流し込むのは型の深さ5~6分目までが目安。
(冷めるともとの高さまで嵩は減ります)
④予熱が終了したオーブンで焼き色がつくまで25分前後焼成
⑤食べる前に、表面に粉糖をふる
《フルーツや生クリームについて》
缶詰でも生でも、手に入る好みのフルーツを使って作れます。
固かったり甘くないフルーツを使う場合は、砂糖をまぶして高温のオーブンで数分焼いたり、砂糖で煮て柔らかくしてから使ったり、砂糖漬けで甘くしておくと生地に合います。
またフルーツに合わせてキルシュを好みの洋酒に変えたり、洋酒自体を使わなくてもOK。
柔らかさは生クリーム(牛乳)を1.5倍前後増やして調整できますし、湯煎焼きもおすすめです。
クリームの種類や好みによって、濃厚すぎると感じる場合は、半分前後を牛乳に変えてあっさり作ることもできます。