使わないハンドクリーム
ルージュは、ココロを赤く彩るように
言葉が、風になって漂い流れている
そして、錆付いて砂になって落ちていく
言葉が、降り積もって砂漠のように乾いていく
意味の無い砂の言葉をかけ合うほどに
身体が、ソドムとゴモラの塩へと乾いていく
岩塩になった手に、ハンドクリームを塗り
白い唇をルージュで命を染めても
雨は、砂にすぐに吸い込まれ
ドライフラワーは、蘇らない
命を求めるのなら
信じあうことだ
小さな種は、すでに待っていてくれているのだから
砂漠の草は枯れない
水を与えさえすれば
きっと
