仄暗い闇の中に
蜘蛛の糸のような光が細く長く波のようにゆれながら風に漂っている
光の糸は、切れることもなく、ゆるゆると伸び続け僕の首へ巻き付いてくる
僕は、その糸を手に取り、その先を確かめるように見上げる
闇の中、脆い線が、どこまでも延びている
この触れることができる細い光が、ここからの出口を示していることは、誰でも理解している
これを登ればいいのだろう
僕は、その糸が見かけと違って、とても頑丈なことを確認した
そして・・・
その糸を手放したんだ
頑丈な糸は、手を離しただけで、フッと、消えてしまった
君なら、どうする?