冷たい風 | 3号倉庫

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月光を浴びて歩く


月光は、冷たい風になって


僕のなかを通り過ぎていく


風が通りすぎると


涙が雨のように、傷口を癒そうとする


こんな月明かりの冷たい風の夜は


ひとりで散歩するものじゃない


それでも歩いている僕には


それなりに理由があるのだろう


そして、僕は、冷たい風になって


霧と一緒に漂って、


朝日を浴びると蒸発していった