冷たい風月光を浴びて歩く 月光は、冷たい風になって 僕のなかを通り過ぎていく 風が通りすぎると 涙が雨のように、傷口を癒そうとする こんな月明かりの冷たい風の夜は ひとりで散歩するものじゃない それでも歩いている僕には それなりに理由があるのだろう そして、僕は、冷たい風になって 霧と一緒に漂って、 朝日を浴びると蒸発していった