父親でもダメなのはダメなんです。

今朝、何気なくFBにつぶやいた投稿がいつもより反応がよかったので、
こちらでももう少し掘り下げて書いてみます。

投稿した内容はこちら。

枠内ある子育てサイトに父親ライターさんが投稿した記事に、

・2歳の娘に、いたずらをついついしてしまう
（ママのところにいこうとするのを防ぐ、ひげそりあとのアゴを娘の顔にすりつける、「イヤ！」と言っているのに触り続ける。などなど）
・娘が自分（パパ）をかなり嫌がるように
・それは可愛くてついついやってしまう小学生男子のようなものだから
　許してほしい

と、ざっくりまとめるとこんなことが書りました。
（この記事、昨日まで読めていたのに、今日になったら消えていました。なのでざっくりまとめ。）

私はこの記事を読んで、小さな頃のイヤな記憶が蘇りました。

小さい女の子が、大人の男性からちょっかいを受けるって、
恐怖です。

自分よりも何倍も大きく、力もある生き物から、
無理に動きを制限されたり、明らかに嫌だと言っていても
触り続けられたりするのは、
恐怖と嫌悪感以外の何者でも無いのです。

たとえ血が繋がっていても。

小学生男子でも、多くは女子より力が強いのです。
力が強いものから何かをされる恐怖、わかるかしら？

小学生男子でも、思いやりがある子は、
スカートめくりや嫌がらせでなく、
きちんと優しく紳士に接してくれる子はちゃんといます。

それを「男はこういうものだから」と
わけのわからない言い訳でごまかして欲しく無いなぁ。

それは男性全体に対する侮辱にもなるのではないかしら？

男性でも、チェ・ホンマンの2倍くらいの大男から、
羽交い締めにされたり、いきなりズボンおろされたりしたら
嫌でしょ？怖いでしょ？

最近ネットで、また別の男性が、
「娘（0歳児）の胸をさわる。妻がやめろと言うが、それはコミュニケーションだ」
みたいな投稿が話題になっていましたが、
これ、触られる本人の気持ちになれば気持ち悪くてしょうがないです。

プライベートゾーン・水着ゾーンは、いくら赤ちゃんであろうとも、
自分の子どもであろうとも、必要な時以外は触っちゃダメなのよ。

そして女性の「イヤよイヤよ」は本気で嫌なのです。
（ある特定のシチュエーションは除く。）

普段は察することをしないのに、そこだけ自分の都合のいいように
解釈していると、周りの女性から避けられちゃいますよ。

もちろん女性も「女なら言っていい。していい。」
なんてことはないのでね、相手を尊重しないとね。

以前に知人男性（180㎝超え＆100kg超え）が、
「俺は太っているからよく勝手にお腹を触られるけど、あれはセクハラだ！じゃあ俺が無言で女子のおっぱい触って良いのか？！」と
冗談交じりに怒っていたけど、
本当にその通りで、他人の体、どんな相手であろうと、
男女（だけじゃないけど）の営みの場でないなら勝手に触って言い訳がないの。　　

妊婦さんも、知らないおばちゃんなどから
勝手に触られる案件がよく勃発していますが、
友人でも家族でも、触るときは必ず一言声をかけないとね。

という内容です。

私は子どもの頃、近所中がみんな、
家族構成や仕事、人間関係などが全て知れ渡っている
田舎のあるあるな環境で育ったわけですが、
地域のコミュニティでほぼ同じ複数家族が集まってでかけたり、
食事会のようなものも多かったです。

そんな場で、近所のおじさんから、
いきなり触られる、キスをされる（頬でしたけど、そういう場所の問題でない）なんてことが
あったりして、

本当に怖かった嫌な記憶があります。

小さな子どもからしたら、そういったことは避けようがなく、

これって普通？
でもいやだ！という感情が湧いてきて、

そうなってくると大人の男性全てが怖くなってくるのですよ。

今朝、上の投稿を書きながら頭の片隅にあったその記憶が
よみがえってきてしまったのですが、

投稿に対して「うちでも…」「私も…」というコメントをいただいたりして、

いかに男性が女性（子どもでも女性です）をモノのように扱っているかが見えてきたりしました。

本人にはそんなつもりはないと思います。

でも、本当の意味で、相手を、それが赤ちゃんでも
尊重していたら、
相手がいやがることをすることわけがないのです。

自分の感情を優先させ、「俺はこれがいいんだ！」と押しつけているのは、

海外だったら虐待と思われてもしょうがないのかも。

これ、男性に限らずですが、
「○○のタイプの人」は
からかっていい。
ネタにしていい。

触ってもいい。

という空気感が世の中にはあったりしますけど、
ないから、そんなの。

たまに、他人からそうさせることで、
自分の存在証明をしている人もいたりしますが、

（男性から触られることで、性的対象とみられることで、からかわれることで、等々。）

そんなことで存在証明をしようとしたり、

承認欲求を満たさなくてもいいからね。

そしてそして、子どもも大人も、
いくら好きな相手だとしても、

自分が嫌がることをする相手には、
「それはいやだ」とはっきりと伝えることが

良好な人間関係を築くのに大切なことです。

「こういったら相手に悪いかな。」なんて気遣いは無駄です。

相手が他人を不快にさせていることは、はっきり伝えないと
わからないですから。

そのあたりのコミュニケーションのお話は、

今週土曜に講座でお伝えいたします。
7/28 大切にしたい人と仲良くなれる「得するコミュニケーション講座」