コリもせず、またアイヌ刺繡のことを書いて、改めて、はまった理由に納得しました。 | 45歳からのピラティスサロンLotus position

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Lotus positionとは別に、

ハンドメイド作品の販売をやっている

【ロータスさん家】の展示会が、

成増にありますPatinaさんで、

いよいよ今週の金曜から開催されます。

 

いま映画で話題の「ゴールデンカムイ」の原作を読んで、

その世界観にドはまりして、

特に、アイヌの方々の文化に感銘を受けます。

そして、自分でい調べていくうちに、

アイヌ刺繍の美しさに魅了されます。

 

元々は、魔除けや厄除けの意味で、

洋服の裾や袖などに直線で刺繍をしたことが始まりだそうで、

明治時代以降、綿や絹などの柔らかい布が入ってきて、

あの複雑な刺繍が生まれたのだそう。

 

調べていくと、

津田命子さんという方に辿り着き、

書籍も数冊出されていて、

この方の本を一番最初に購入しました。

 

東京にあるアイヌ資料館にも行き、

そこで、津田さんのまとめた資料などを読み、

ネットで購入。

 

本を読みながら、独学で刺繍を始めます。

 

手芸は好きだったのですが、

下手くそで、

指示されている意味が分からなくて、

何度もドロップアウトしてきた私ですが、

 

細々と1年以上続いています。

 

何故、

北海道に縁もゆかりもなく、

漫画読んだ程度の知識しかない和人の私が、

アイヌ刺繍というものに、心奪われたのか?

 

自分でも不思議で仕方ありませんでした。

 

先日、

自分自身の中身をおさらいするような、

仕事の理念を考えるようなセッションを受けた時、

この疑問を、解いていきたいと、

アイヌ刺繍の、すごいと思う部分を話していくと、

 

ああ、だから、私はアイヌ刺繍にはまったんだなーが分かりました。

 

津田さんのまとめた資料

「アイヌ衣文化の研究」には、

アイヌ刺繍は、一筆書きで書いていくように刺繍し、

左右対称に縫っていくのが基本、

(ちょっと、うる覚えです。。)

でも、間違えてしまったら、新しい文様として、そのまま使用する。

 

かなり端折っていますが(;^_^A

そのような事が書かれていました。

 

この、「間違えは新しい文様」という考え方に、

私は、アイヌの方の自由さとおおらかさを感じました。

 

そして、この刺繍を、

魔除けや厄除けを目的として、

自分の大切な人や、

愛する人のために、

ひと針ひと針縫っていく、という作業が、

愛に溢れる、尊いものだと感じたのです。

 

また、津田さんがお話していた昔話で、

たぬきが人間に化けて、人をだまそうとするんですが、

たぬきとバレてしまった、というお話がありました。

 

たぬきは、人に化ける時に6人に化けるけど、

みんなが同じ着物だったから、

たぬきだってスグばれた。

 

というお話。

 

つまり、アイヌの人は、

同じ柄の着物を着ている人が、1人もいない。

みんな、オリジナリティある刺繍をしていたんだよ、ということだそうです。

 

人のを、そのままマネするだけではなく、

そこに、自分のオリジナリティを加えて、

それぞれの個性を出していくんだよ、と。

 

愛ですよね。

 

自分の個性と、

自分以外の人間への愛情、

そして、間違った、という行為が、

雑味やアクセントとなり、

これが、また、個性となる。

 

そうやって作られたものを、

長く大切に着ていく。

 

美しさしかない。

 

そして、

津田さんのお話で、

これは、他の方が書いていていのを拝見したのですが、

「”ゆらぎ”が大事」という言葉。

どうしても、綺麗に作りたくなってしまうのですが、

「ゆらぎ」があることが、らしさ、になるのだと思いました。

 

私のような和人が、

1年程度やったからって、

アイヌ刺繡とか言うなよって、なる方もいるんですが、

 

津田さんが、

「悪意が無ければ、誰がやってもアイヌ刺繡です。」と、

ヴォーグ学園さんで開催されていた「アイヌ刺繡講座」でおっしゃっていて、

ただただ、これを信じて、

自分がやっているものを、アイヌ刺繡だと言いたいと思います。

 

 

という、

アイヌ刺繡の持つ魅力が、

私自身の理念や理想と合致したことで、

こんなに、心に響いてくるんだな、ということが分かりました。

 

金曜日からの展示会では、

境港市から、伯州綿の紹介展示もあります。

 

伯州綿もまた、

昔々から、海外の安価な生地に押されながら、

いま現在まで、多くの方が繋げてきた綿栽培の文化があります。

 

この伯州綿とアイヌ刺繡が一緒になったら、

素晴らしいだろうな、と思い、この生地を使用する事になりました。

 

まだまだ作品は少ないのですが、

厄除け、魔除け、という考えが、

子供の身につけるものにピッタリだと考え、

まずはスタイを製作してみました。

 

こちらも展示販売致しますので、

ご興味ある方は、ぜひ足をお運び頂ければと思います。

 

展示会会場へのアクセスはコチラ↓

ハイライトからご覧いただけます。