物事には陰と陽がある。
同じ太陽でもキラキラして暖かく感じる時と
暑くてギラギラ感じる時がある。
山も明るいうちは気持ちがいいが、日が暮れ始めると空気感が一気に怖いに変わる。
海もそうだ。波の音が気持ちいいし、波を楽しむサーフィンがあったり、海面が輝いて見える。
海岸沿いを歩いてずっと目に入っていたものは
「津波注意」「津波避難場所」。
今回はSNSには陽の部分ばかりあげたけど
実は陰の方が多く、予定より早く切り上げたくてしょうがなかったんです。
阿波の国徳島は「発心の道場」
修行を思い立ち、悟りに向けて進み出すこと。
土佐国高知は 「修行」
悟りに向けて苦悩すること。
広大な海は大自然の果てしない力をまざまざと見せつけ、それはまさに修行でした。
なるほどなー。まさにそれ!でした。
高知はまだ半分も進めず、室戸岬周辺で切り上げて帰ってきたけど、ほんとに疲れた💦
カラダがというより、心が迷いの連続で、あまりにも道中何もなさすぎて、人にあわなさすぎて怖いのオンパレードでした。
でも進むを選ぶし、選んだ先は最後の最後にみた室戸岬からの夕焼けと色んな人の暖かさや、大きさに触れて胸がいっぱいになり感謝の気持ちが溢れた帰り道でした。
で。
やっぱりまた続きを歩きたいなと。
タイにはしばらく修行行けないし、お遍路さんで修行しましょうかね。
軽い気持ちで歩き出したお遍路さんだけど
予習少々で歩いてると失敗ばかりなんだけど
自分の人生の縮図みたいで、嫌感だけど。
これもわたしだなと。
気持ちがどんどん修行モードになってきたところで今回はフィニッシュ。
頭の切り替えして明日からお仕事頑張ります✨
石鎚山標高はわたしの生まれ年と同じ1982m
登山部リーダーのドSな兄。
北海道に行く予定でした。
コロナウィルスで世界が混乱しています。
祖父が他界しました。
暖かくなりいい季節になりました。
真言宗というよりも、仏教という大きなくくりの教えが気になり始めました。
フルマラソンを機に体力、精神力に少し自信がつきました。
今回歩きお遍路に行くきっかけは
わたしの認識する限りこれだけのことが重なったから。
特に弘法大師様(空海)を崇拝しているわけでもなく、お経も下手くそ。作法もググって習得。
88箇所必ず回るぞ!ってな意気込みもない。
にわかお遍路さん。
旅は好きな方だけど、もう一声
サムシングエルスがあると最高。
それは祈りであり、自分への挑戦であり
先人やご先祖様への思いや
すべてのことに感謝する気持ちだと知った。
帰りのバスの中
胸がいっぱいであったかい。
何にかは分からないけど、満たされていると実感する。
遍路道では自分がいかにちっぽけで無力で未熟なのだと実感させられる。
数日歩いたからといって、立派になれたような気なんて全くしない。
長い長い道のりと時間を歩み続けていくうちに
与えられるばかりでなく
今度は自分が人にやさしくありたいと思うようになった。
何か得たものがあるとするならば
まわりの小さなものに心を止める余裕をもち
人を思いやる。
それって最高に幸せだ!
ってことに気づけたことかな。
般若心経はすらすら読めるようになった。
バックパックの旅にも慣れ
石鹸で髪も顔も洗うことにも慣れたことだし。
また近々続きを歩むことにします。
お接待して下さった皆様。
出会った皆様。
岡山で心配して、応援して下さった皆様。
ありがとう。
https://youtu.be/gm4hTcRhoqI
#歩きお遍路#区切り打ち#弘法大師#般若心経#恩山寺#立江寺