ムー様の畑は「いやしろち」なのだと思う
「気」が良い、とか、パワースポットなんて言葉は越えている
楽園だ、としか思えなかった
同じく見学に来ていた青年は「天国ですね」と言った
そこにいる全ての生き物が生命の歓喜を歌うのが聞こえる
私は「楽園」にいるのだしか思えず、離れてみると「いやしろち」だったのだと気づいた
それでも、もう一度自分が、その中に足を踏み入れてしまうと、やっぱりそこは楽園なのだった
モネの絵画のような、無秩序に見える色彩の中に野菜たちは秩序をもって混じりあっている
周りの畑は、ハッキリと野菜工場の様相を呈しているのに、ムー様の畑だけは、突然そこだけ楽園なのだ
結界もなく、ただ、植物が弦を伸ばすのための網に囲まれているだけなのに
少しも霊性が損なわれることも、尊大に侵入者を拒むこともなく楽園でしかない
神社のように、そこだけ空気が変わるというのでもなく、誰でも躊躇なく入って行けるのに、存在することが信じられないほどの歓喜を覚える
「いやしろち」は癒しの地。全ての生き物が天地に祝福される場所
無理矢理言葉にすれば、神様の前提は全肯定なのだと感じてしまう場所
「気」が良い、とか、パワースポットなんて言葉は越えている
楽園だ、としか思えなかった
同じく見学に来ていた青年は「天国ですね」と言った
そこにいる全ての生き物が生命の歓喜を歌うのが聞こえる
私は「楽園」にいるのだしか思えず、離れてみると「いやしろち」だったのだと気づいた
それでも、もう一度自分が、その中に足を踏み入れてしまうと、やっぱりそこは楽園なのだった
モネの絵画のような、無秩序に見える色彩の中に野菜たちは秩序をもって混じりあっている
周りの畑は、ハッキリと野菜工場の様相を呈しているのに、ムー様の畑だけは、突然そこだけ楽園なのだ
結界もなく、ただ、植物が弦を伸ばすのための網に囲まれているだけなのに
少しも霊性が損なわれることも、尊大に侵入者を拒むこともなく楽園でしかない
神社のように、そこだけ空気が変わるというのでもなく、誰でも躊躇なく入って行けるのに、存在することが信じられないほどの歓喜を覚える
「いやしろち」は癒しの地。全ての生き物が天地に祝福される場所
無理矢理言葉にすれば、神様の前提は全肯定なのだと感じてしまう場所