新しい時が始まるときに・・・

新しい時が始まり、新しい時が流れ始めます

空は何事もないようにゆったりと広がっていますが、その姿を雲に覆わせていました。

優しく雨音が世界を包み、優しい夜が始まりの新しい時を刻み始めた世界・・・

何気に想い見上げた空は、あまりにも静かに、そして優しく僕の心にシンクロします・・・

おもむろに深夜の屋外へと飛び出した僕の頬を優しい雨が濡らしました・・・

冷たい空気が心地よく感じ、心の泉を優しく引き締めます・・・

ただ胸がいっぱいになり、心が溢れそうになりました・・・

世界平和とか、政治や経済とかの大きな現実ではなく、ただみんなが優しく笑顔で過ごせたらいいな・・・

素直に自然にその想いでいっぱいになりました

新しい年が始まり、空を見上げて最初に想ったこの想いが、不思議に雲の向こうにとどきそうだったから・・・

雨はいつか止み、溢れる光の時が必ず来るから・・・

そんな僕の言の葉が、ほんの少しでも感じてもらえたらいいな・・・

みんなが笑顔になれる年ならいいな・・・

なんて思い、ここに記しました。

今年も皆様が本当に笑顔で幸せに過ごせますようにお祈りしています(*v.v)｡

今年もどうぞよろしくお願いしますネ

澄んだ光が溢れる世界でありますように・・・

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

（*ｖ＿ｖ*）

その一瞬さえ永遠の時だから・・・

吹きぬける風に誘われて、僕は風の丘に立ちます・・・

そこは空の上に広がる神々の場所・・・

禁じられようとも太陽に逢いたくて、僕は風を駆って空に昇りました

澄んだ静寂の世界が僕を包んでいます・・・

でも、いくら時が経ても来るはずの太陽が来ません・・・

「どこにいるの・・・逢いたいんだ・・・」

風と共に探す僕を、光と影が見守ります・・・

必死に探す僕を見かねたのか、光と影が進むべき道をそっと示してくれました

（ありがとう・・・）

彼らを巻き込みたくないので、心でいっぱいに感謝の届けます・・・

まっすぐに進み示された丘の上をめざしました

「待って！！」叫ぶその先には、足早に西の空へと時の神に引かれる太陽が

そこに見えた風車を目印に、風に乗って太陽を追いかけました

風車のところには太陽の姿はなく、向かい風が風車を回しています・・・

空にはただ、青い色彩が悲しいほどに透き通って広がっていました・・・

（頑張れ・・・あっちに行ったよ・・・）ススキたちが示します

僕は頷くとみんなの気持ちを力に走り出しました

光が進むべき道を照らし、風と共に走ります

（急いで・・・）光や影が急かします

時の神が太陽を世界の向こうに連れ去ろうとしている事は僕にもわかってます

（せめて少しだけでも・・・）

想いが身体より先に前へと突き動かします

「太陽」

太陽が振り返りました

いっぱいの気持ちで光を放ちます

もう言葉は必要ありませんでした

その一瞬さえ永遠の時・・・

僕は太陽のくれた光の笑顔を心でかみしめていました

世界は優しく夜の世界に移り変わろうとしています・・・

でも不思議に心の中は澄んでいました・・・

僕も太陽も、その一瞬の中に永遠を見つけたのですから・・・・・

届けたい言の葉は・・・

春の太陽のいっぱいの笑顔に誘われて

春風のいざなうままに水面へと進みます

水の上を駆けて行く後には、雲のような真っ白な航跡・・・

隣では水面を揺らしながら進む春風がダンスを楽しんでいます

（どこにいざなおうとしているの？）

春風たちは優しい笑顔でその島を示しました

そこは神の住まう島・・・

太陽が二人のために春風に使いを出していたのです

太陽は笑顔で出迎え迎えます

僕は太陽と笑顔の時間を過ごしました

そこは静かでゆったりと時が流れます・・・

（ありがとう・・・）

自然に出た気持ちいっぱいの言葉・・・

太陽の気持ちが嬉しくて、僕は言葉以上の想いを太陽に届けました

・・・・・

時は過ぎ、島を離れなければならない時間がやってきました

（もう戻らなくては・・・）

（時の神は意地悪だ・・・）

互いに浮かぶ温かな笑顔・・・

僕は太陽からもらったいっぱいの温もりと共にその島を後にします

（ありがとう・・・）

自然に言葉がこぼれました

白い航跡は、二人の気持ちを表すようにずっと続いていました。

ありがとう・・・

それは太陽に届けたい魔法の言葉・・・・