旅=読書の時間 | ペンギン大好きなRikanの人生の赤道を超える

ペンギン大好きなRikanの人生の赤道を超える

元小学校教員。ペンギンハンター(愛でるのみ、狩りません)
NZ、ガラパ、南米、南極で野生ペンギン10種類制覇。
北海道、鹿追・富良野で農業4シーズン。東川町で日本語教師。
剣淵町地域おこし協力隊を経て、ゲストハウスKembuchiペンギン家オーナー

1/22(lunes)

3冊カバンに詰め、途中で3冊も買い、全部で6冊を持って帰ってきた、Rikanペンギンです。

2泊3日で奈良に帰省していました。

その間に読んだ本について。

 

『昼下がりのペンギン・ビストロ』横田アサヒ 富士見L文庫、2023

 

行きのJRの中から読み始めました。

『真夜中のペンギン・バー』『朝焼けのペンギン・カフェ』に続く3作目。別にお話がつながっているわけではないのですが。

ちゃんと発売日(2023年11月)に買ったのに、今頃読み始めたという。

オムニバスなんですがつながりがあり、私は二番目のお話ですでに泣いてしまいました。JRの中で。

お父さんが入院をして、妹の面倒をよく見るお兄ちゃんが主人公のお話。お兄ちゃんがいい子すぎて、『赤ちゃんと僕』を思い出しながら、お兄ちゃんの気持ちがもう痛くて。

どの作品も最後はとてもスッキリ。

ペンギンだから買ったのですが、好きなシリーズです。

 

そして、JRで結構読み、旭川→羽田の飛行機内で読み終えてしまい、あとの2冊はスーツケースに預けてしまったため、乗り継ぎ後が読む本がなくなってしまったという。

 

ということで、羽田空港の乗り継ぎで購入したのが

『今日、誰のために生きる? アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語』ひすいこたろう×SHOGEN 廣済堂出版、2023

 

これは読みたいと思っていたので、1軒目の本屋さんで妥協して適当な本を買わなくてよかったなぁと思いました。

ハッとさせられる1冊。

私たちは本当に幸せに生きているのか。

アフリカの小さな村は日本を参考に幸せをしている。

それなのに、今の日本人は幸せなのか。

幸せとはモノがあふれていることではないと改めて考えさせられます。

これは全日本人が読んだ方がいい。

特にガツンときたのは食事のことですね。

何度も読みなおしたいなぁと思いました。

 

昨日梅田で阪急に乗り換えたので、紀伊國屋書店に寄って買ったのが

『答えは旅の中にある』小手鞠るい あすなろ書房、2024

大好き小手鞠るいさんの新刊。児童書です。

これは伊丹から羽田までのフライトで読みました。

こちらも、ちょっと今の境遇を重ねて泣いちゃったなぁ。

エレナと道生、2人がそれぞれ旅をするのですが、重なりあう瞬間がとってもステキ。

小手鞠るいさんの本はスラスラ読めちゃう。

物語の流れに私も乗っているように感じます。

若い二人の恋の始まりはとても爽やか。

 

実家で新聞読んだとき、本の広告で気になったから、伊丹空港で買ったのが

『スマホ断ち 30日でスマホ依存から抜け出す方法』キャサリン・プライス 笹田もと子(訳)角川新書、2024

 

30日のワークが載っているので、とりあえず1日目まで読みました。

う~ん・・・これは大事よねぇ。

私も依存してるもんな。

これでも通知は電話と天気(これから雨降るよとかの通知がありがたい)だけにしていて、あとは音鳴らないようにしているのですが。

でももっと手放してもいいなって思う。

SNSも今は結構減らすようにしています。

12月あたまにピタッとやめた時期があったのですが、特にFBはもうやめちゃおうと思っています。今はインスタからの自動投稿にしているくらいで、特にアプリも開かず、コメント来ても全く読んですらおらずで。このままやめちゃいたいな。

じっくりゆっくり読みたい1冊です。

 

こちらも積読でやっと読み始めたのが

『翻訳教室』柴田元幸 朝日文庫、2013

 

翻訳に興味があり、こちらを入手したものの、一気に何冊か買ったので手にすることもなかったのですが、文庫だし、軽いかなぁと思ってスーツケースに入れました。

主に乗り継いだあとの羽田→旭川で読んでいたのですが、これもまぁおもしろい。

東大文学部教授の柴田元幸さんの翻訳の授業を文字化したもの。

さすが東大生。レベルの高い話が続いているなぁと思います。

途中豪華ゲストもありだし、学生さんが遠慮なく先生の訳にも疑問をぶつけるっていうのがいい学びですよね。

そして翻訳ってなんと奥深いのか。

正解はないんだけれど、語順とかあくまで忠実に、自分の色はなるべく出さないっていうのが単純に見えて、めちゃくちゃ考えないといけないってことがわかります。

旭川着くまでにちょうど半分くらい。

これからも読み進めます。

 

結局手に取らなかったのが

⑥『エンキョリレンアイ』小手鞠るい 河出文庫、2019

 

小手鞠るいさんを好きになったきっかけの小説。すでに手放していたのですが、古本で買ったと思ったら、単行本と文庫、どちらも買っちゃってたので、文庫の方をスーツケースに入れました。

何度も読んでいるのですが、小説ってその世界に入っていけるから、今の私が欲しているのは小説なんですよねぇ。

大好きだからまた手に取ると思うので、また世界を味わいたいと思います。

 

 

今回、JALを使ったので、機内Wi-Fiもあるんだけれど、私からしたら「なんてことしてくれんねん」って感じです(笑)

機内くらいスマホから離れたいのよ。

なので私はいつもWi-Fiサービスは使いません。

本があればそれでいい。

一人でカフェ行ったり、飲食店行くのも全然平気なのですが、スマホが手元にないより本がない方が落ち着かないのです。

映画観に行くとか演奏会行くとかライブ行くとかでも始まる前に絶対本読むしな。

 

スマホ依存から脱却して、もっと本を読みたいなと思います。ペンギン

 

写真は今回の帰省の目的、ならペンギンランドペンギン