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libro の 読書感想ブログ

 自分で読んだ本のうち、タメになったり、感動した本を紹介しています。

 自分の見方とは違う見方もあると思います。
 
 そんな時は違った視点からの感想を紹介していただけると嬉しいです。

繁盛店のしかけ48  

                  著者   山口しのぶ 



  この「繁盛店のしかけ48」はアルバイトやパートをヤル気にさせ、売り上げアップのしかけを解説した本です。  

   著書の山口さんは人材コンサルティング。 

   飲食店のアルバイトと言えば高校生や大学生が多いけれど、当日欠勤したり、上手く接客できなかったりと、どこも店長泣かせのアルバイトが少なからずいるもの。 

   学生は社会経験が少なく、仕事に対する意識も社会人と違っているのが大きな原因です。

   しかしよく考えてみると、飲食店でお客にサービスするのは彼らアルバイトなのです。言い換えれば、接客の最前線に立っているということなんですね。

   アルバイトだろうが社員だろうがお客にしてみれば関係ないでしょう。

   アルバイトと言えどもお客に無礼な接客をすれば、お客は怒ってその店は来なくなり、店の悪評は立つと言った悪循環に陥ります。 

   そして、この競争社会では数ヶ月後には売り上げが減って倒産の憂き目にもあいかねないのです。  その負のスパイラルを断ち切るために、アルバイトの意識改革のしかけを本書では実例を挙げながら説明しています。 

  「繁盛店のしかけ48」の本の中で一貫しているのは、褒めてヤル気にさせるということ。

   叱るのではありません。  もちろん、効果ある叱り方ができればいいですが、逆効果になる事も多いのです。 機嫌を損ねてアルバイトを辞める事になっても困ります。 


  「繁盛店のしかけ48」では、採用コストと言う視点も取り上げていて、アルバイトの採用にどれだけのコストがかかっているかを考えさせられます。 

  アルバイトが長く働いてくれれば店としては広告を出したり、バイトの面接などに時間を取られなくていいし、接客作法を教える手間も随分減るんですね。

   そういう好循環を作る為のしかけがあります。 

   それは、頑張ったら小さなことでも感謝の言葉を伝えるという事。 

   ゲームをクリアするように仕事の目標を設定して、自分でアルバイトを通じて成長している事がわかるように工夫してやれば、知らず知らずのうちに意識が変わってくるというのが一番のポイント。

   そんなアルバイトをヤル気にさせる方法が「繁盛店のしかけ48」にはいっぱい載っています。 

   この「繁盛店のしかけ48」はアルバイトやパートに焦点を当てている本ですが、マネイジメントをする人間にも応用でき、大いに参考になる本だと思います。


      

やっぱり日本はクセになる              

    著者  ファン・ボルガ  



  著者のファン・ボルガ氏は南米アルゼンチンから日本の大学に留学に来た人。 

  そして、大学を卒業してもアルゼンチンに帰らず、そのまま日本の企業に就職しました。

  
    アルゼンチン人から見た日本の不思議。 


  白人の外国人としていつも見られている感覚。  

 「やっぱり日本はクセになる」はアルゼンチン人のファン・ボルガ氏の異文化体験の本なのです。


 
  基本的に日本での異文化体験を面白おかしく書かれた本ですが、日本生活が長くなって、久しぶりにアルゼンチンに帰省した時にでた日本の習慣のことも・・・。 

   日本人の癖がうつっちゃった。 

   コミュニケーションの仕方一つ取っても違うんだという事がよくわかると思います。

   日本人だとなかなか気付かない点を、「やっぱり日本はクセになる」では指摘しているんですね。

   メチャクチャ面白いとか言う本ではありませんが、異文化体験とはこういう事かと思ってもらえる本です。    

   日本にも外国人が多く住むようになりましたが、海外の常識とはこんなに違うんだとわかれば、身近な外国人の行動も暖かく見守れるのではないでしょうか。


   

  

天下大乱を行く                  

                                  著者  小田 実  


   国際的な行動的作家小田実氏が書いた本です。

   小田氏は知る人知る、バックパッカーの元祖のような旅をした人です。

   「天下大乱を行く」の前に書かれた「何でも見てやろう」でそれがよく書かれています。 
   この「天下大乱を行く」は、小田氏が1979年~1980年のイランやアラブ諸国を旅された時の話です。  


   日本経済の成長で、現在でこそ海外旅行など珍しくも何ともなくなりましたが、1980年代と言えば海外に行ける日本人はまだまだ少なかった時代でした。

    1ドル100円の現在では考えられない250円ぐらいの時代。
   海外に日本人はまだそんなに多くない時の話です。 

   そんな時代に小田氏は貧乏旅行をしながら、イスラエルとの紛争が絶えないアラブを自分の目で見てきて書いたのが、「天下大乱を行く」なのです。 

   当時のアラブイランの状況がよくわかります。 

   小田氏はイランやアラブの庶民と話し、庶民の目線で見ているので、上から目線になりがちな外交官やビジネスマンの見方とはちょっと違います。

   現在も続いているイスラエルとアラブの問題。 

   バックパッカーの本質を知るにも、中近東の歴史を知るにも「天下大乱を行く」は良い本だと思います。 

      《集英社》小田実天下大乱を行く イラン・アラブ1979-1980 【中古】afb

陽はメコンに沈む                              

著者  伴野 朗



   1961年のインドシナ動乱時代のラオスが舞台。

   「陽はメコンに沈む」は元日本陸軍参謀、辻正信氏の実際にあった失踪事件を背景に書かれたフィクションです。、私はタイなど東南アジアを旅行していた時に読んだので、ドンドン引き込まれました。

   パテト・ラオCIAなどスパイが入り乱れ、誰が味方で誰が敵なのかよくわからないシチュエーションの中、話は進んでいきます。

  ベトナム、タイ、シンガポール、アメリカ、日本

   色々な国の事情を「陽はメコンに沈む」には盛り込んであるので、まだ生まれていなかったインドシナ動乱時の東南アジアの状況が目に浮かぶような感じでした。

   それもそのはず、著書の伴野さんは朝日新聞の外報部記者で69年~71年までベトナムのサイゴン(現在のホーチミン)にいて、インドシナの状況には精通していた方なのです。

   私は東南アジアを旅行していた時に、この「陽はメコンに沈む」を読んだので、現在の状況も大体わかっている為、余計引き込まれたのかもしれません。

  舞台が舞台だけに東南アジアの状況インドシナの歴史にほとんど関心のない方には、この「陽はメコンに沈む」の面白さが伝わらないかもしれません。

   一方、東南アジアが好きで何度も海外旅行に行ったり、歴史を調べたりしている方にとってはとても楽しめるので、是非読んでみてください。


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アフリカにょろり旅                  

                                  著者   青山潤 


   元青年海外協力隊である青山氏は東大でウナギを研究している人。

   その希少価値のあるウナギを探して、アフリカのマラウィやモザンビークなどを旅する内容です。

    目的がウナギ採取だから一般のバックパッカーなどの海外旅行とは違うけれど、アフリカの旅の厳しさがよくわかる本だと思います。

    一般の人が体験できないアフリカを、この「アフリカにょろり旅」で疑似体験ができますよ。

   アフリカのガイドブックに載っていない場所へ行くと言うのは、体力的にも精神的にも相当な覚悟がいる事が実感できると思います。

    アフリカ一人旅に挑戦しようとする人にとってはヒントになるのはもちろんですし、そうでない人にとっても自分の世界が広がると思います。

   満足に行かないような食事で、寝どころも確保し、そのうえ病気にもならない体力がいります。

   タイやシンガポール、韓国など身近なアジア旅行と違って、アフリカの旅は相当ハードです。

   日本にはない怖い病気だってあります。

   バックパッカーの視点で言えば、それだけに青山氏の体験は凄いんですよね。


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