わたしはもちろん戦後の生まれなので、
お年を召された昭和天皇のことしか知らない。
とてもおだやかなお顔をされた、
やさしそうなおじいさんでしかなかった。
おじいさん、というのは大変不敬なのだが、
そうとしか表現できないのだ。

 平和な世の中での昭和天皇しか見ていないから、
「天皇陛下ってなにをするひとなんだろう」と子供心に思っていた。
崩御された時も、元号が変わることくらいしか、
特に感じることはなかった。
ただ、今上天皇になってしばらくは、
なんとなく違和感を覚えた。

この本は戦中から戦後すぐまでを書いているのだけれど、
終戦時の陛下の冷静な判断力と、
国(国民)を守ろうとする力強さには敬服するほかない。

戦後のご巡幸も、まったく知らなかったので、
知ることができてよかった。

最近、今上天皇にも同じような気持ちを感じるようになった。
「おだやかでやさしいおじいさん」。

これからも、天皇・皇后両陛下が、
おだやかでいられるような世の中であってほしい。


ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論/小林 よしのり
¥1,680
Amazon.co.jp


今まで読んでいたほのぼの青春ものとは全然違う、
ショートショートの作品集。
わりとブラックなのもあって、面白く読めた。

「カフェラテのない日」とか「物件案内」は、
わりとハートウォーミングだけど、
「秘祭」はいい。
エロ系かとドキドキしながら読んではみたが、
これはキツい。
面白すぎでした。

短劇/坂木 司
¥1,785
Amazon.co.jp


マンガ「暴れん坊本屋さん」と続けて読んだので、
書店の仕組みがよくわかったような気がする。
あと、古本屋も。

この人は、文章を売り物にしているのに、
古本屋や図書館をすすめてくる。
そこが不良なのか?
本を出してる人には、あまりいいシステムではないはず。

ただ「ゴダール式」はいいのだろうか?
本は面白ければきちんと読んだほうがいいと思うのですよ。
もちろん、「面白ければ」であって、途中投げ出しは認める。

ちなみにこの本は古本屋で購入。
なぜか、本文の中で誉められている、
「東京堂書店」のしおり2枚付きだった。

不良のための読書術 (ちくま文庫)/永江 朗
¥651
Amazon.co.jp