前にも書いたが、宮沢さんのエッセイは、感想が書きにくい。
結局、ほとんど意味がないような、あるような。
逆に問題を提示されたまま、終わってしまったりと、
こちらが茫然としたり、考えない人になってしまう。

それでもわたしは宮沢さんを繰り返し読む。
何度読んでも、面白いのだ。

まったく関係ないが、わたしも「打越さん」という人に会ったことがある
それが変わった姓だと気づかされた「あとがき」に一番びっくり。

茫然とする技術 (ちくま文庫)/宮沢 章夫
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最初にはっきりいっておくが、
小津作品は一度も見たことがない。

いいのはわかっているのだ。
多すぎる情報だけで、
お腹がいっぱいなような気分になって、
「見る」というところまで到達できない。

この本の素晴らしいところは、
有名な「東京物語」や「秋刀魚の味」などの他にも、
戦前の作品や、「淑女は何を忘れたか」や「長屋紳士録」といった、
ちょっとスタイリッシュでコミカルな作品もたくさん取り上げている。
あと、ファッションや小道具についても細かく書かれている。
中野さんはかわいいモノがお好きだから、
チェックが厳しくておもしろい。


小津ごのみ/中野 翠
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ビジネス書として読むと物足りないし、
日記と思うと説教臭いような。
どっちつかずで残念。

ただこの人の言っていることはだいたい正しい。
だけどすべての人や会社がこの通りで成功するとは限らない。

デザイナーやそのブランドの商品がが好きだから、
という理由で働きたいというようなスタッフだけでは、
デザイナーや商品に魅力が無くなったとき、
その店は絶対にダメになる。

そう思っているのは、私だけなのか?

ナガオカケンメイの考え (新潮文庫)/ナガオカ ケンメイ
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