伊藤センセイは1933年生まれの、はっきりいって「おじいさん」である。
この本は、おじいさんであることを忘れて読みたい。
しかし、本の中でご本人が「老人」とか「後期高齢者」などと言ってしまうので、
ときどき現実に引き戻される。

「ヨコチ君」という同じ年頃の自転車友達が登場するのだけど、
そのヨコチ君との電話のワクワク感はすごい。
もう、小学生のようなのだ。
若いを通り越して、子供っぽい。
ほんとに楽しそうでうらやましい限り。
見ず知らずの若者を捕まえて自転車自慢をしたり、
さらにそれを反省してみたり。

伊藤センセイの旅は、うまく電車とヤマトを利用して、
いいところだけ自転車で楽しめるよう工夫して設定している。
あまり体力に自信がない自転車乗りにはもってこい。

タムラ君との旅はずっとおもしろい。
次の本では伊藤センセイはアイフォンを持って旅に出るのかもしれない。

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むずかしいなぁ。
これはすごく奥深く、
哲学のような「なんで?なんで?」みたいな気持ちになる。

読んだのに、ここにうまく書けないのは、
まだ理解し切れていないのか、
それとも単に伝えられないだけなのかも、わからない。

結局、文章を書くという行為は、
誰かに読まれること前提で書く。
その「誰か」は自分自身だったりもする。

このブログだって、
誰が読んでくれているのかわからないが、
とにかく書く。
自分が必要としているから書くのだ。


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なめ子さんは、かなりの上昇志向なんだけど、
まったくといっていいほど実践できていないのがすごい。
セレブとかアッパークラスとかに弱い。

マンションは持ってるのはいいけど、
それってすでに一生独身の匂いがする。

この本でもいろいろ女度アップみたいなことを体験しているわりに、
いつ見ても地味。
いや、よく言えば清楚。
やっぱりサーヤ路線で行ってください。
「ベリーダンス」も「ファムファタル」も「外資OL」も、
なんか違うのでこのままのなめ子でいてほしい。

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