昨日のプレミア12決勝線、台湾が4-0で勝ち、野球3大大会で初めて栄冠を掴んだ。
日本はオープニングラウンドとスーパーラウンドを負け無しの8連勝で決勝に臨んだが、完封負けとなってしもた。
今回のプレミア12、台湾の順応性が素晴らしかったとワイは思って観てた。
オープニングラウンドでは日本以外には勝利し、スーパーラウンドでもアメリカから勝利するなど、札と言うが粘りと言うか、粗さの中にも確実性と絞り込みはできていたように感じた。
それはまさに日本が築き上げてきたスタイルでもあり、そこを踏襲しつつも独自のものにしてきたんやろうね。
台湾現地では歴史的快挙と大騒ぎらしいし、それに見合うだけのことをやってのけた台湾チームには心からおめでとうと伝えたい。
もちろん、日本もここまで頑張って戦ってきたとワイは思う。
思うような主力メンバーも故障で参加できず、それでも集まってくれた選手達をうまく起用しながら戦ってくれた姿は立派。
ただ、言えることもあって、日本側は「負けることが許されない」という空気感が溢れていたところに、本来の強さが出しきれなかったんやないか。
決勝戦前の台湾との試合、9-0で完封勝ちしたものの台湾側は予告先発を変えてきたり、疲労の見える選手を敢えて休ませたりと、決勝戦に向けての準備をしていた。
その時点では日本と台湾との決勝は決まっていたので、そら勝ったほうが良いことは確かやが、それこそ負けてもええくらいな余裕のある対応があっても良かったんやないかな。
国際大会で負け知らずできていたというプレッシャーもあってのことなんやろけど、どちらを重んじるかで変わっていたようにも思う。
そして、負けた途端に騒ぎ出す野球ファンを名乗る低脳ども。
決勝で負けたからと「井端辞めろ」と騒ぐのは間違っとる。
同じことをバカボン(リーグ優勝もCSで敗退)や小久保(リーグ優勝も日本シリーズ敗退)に言えるのか?
頭の悪さを露呈する行為やと気付きもせんのかと可哀想思えるで、ホンマ。
まあ、強いて言うなら、昨日の試合前の円陣での掛け声で辰巳が「予祝」してしもたのがフラグになってしもたってとこやろな。
阪神ファンなら誰もが知る「予祝」。
それで3年連続でリーグ優勝できんかった。
もちろん、辰巳に悪気があったり、台湾を甘く観て言った訳ではなく、決勝戦をリラックスさせようとしてそうしたんやろけど、ワイは「あ、それはあかんやつ…」と思ってたらその通りになってしもた。
色紙を出さんかっただけでもよいし、また今度はWBCでそのビッグマウスでチームを鼓舞してくれればと思う。
でも、予祝だけはしたらあかんよ。