掛布さんのYouTubeチャンネルである「憧球」はワイもよく観るが、そこで佐藤輝について大いに語ってくれとる。
それがコチラ。
もちろん佐藤輝について手厳しく指摘はしとるんやけど、どうして納得いかんのは2軍に落とすのが正解やったのかと疑問を呈したところ。
確かにこの子のずば抜けた遠くに飛ばす生まれ持った能力は素晴らしいし、覚醒さえすれば村上や岡本を抜いて本塁打王にもなれる素質は十分持っとるとワイも思う。
けれど、同時に攻守ともに不確定さは改善することもなく、こと守備に至ってはなんでことのない処理を誤るという初歩的なミスが治っていない。
これは佐藤輝本人が今季どういう風になろうとしてオフシーズンで取り組み、キャンプでそれを確認しながら修正を加え、ペナントに臨んでいくという過程を本人が疎かにしたからに他ならないからこうなっただけやなかろうか。
4年目となるシーズン、昔のままで良いと考えてはおらんかったとは思うけど、過去にあかんかったところに蓋をして取り組まなければ、そら本戦になればそこが当然治っとらんのやから膿のように出てくるのも当然やろう。
ましてや若手というより、その若手の見本となる存在になる今季でもある中で、初歩的なミスを繰り返し、鉄板パターンで打ち取られる様を見せられては手本にも何にもなりゃしないし、返って悪影響でしかない。
そしてそれは起用する側の責任も言及しとるが、ワイはそれは違うやろと思う。
もしそこを言うならば、その前の2年間で固めてやれなかった矢野ちゃんやピンキーの育成を否定することでもあり、それこそ大学時代の指導まで遡って否定したことにもなる。
人間形成なんてのは1年2年でどうなるもんでもないことは掛布さん自身が良うわかっとるはずやのに、何とも残念な表現でしかなかった。
そしてもう一つ、ワイはベンチや今までの育成方針だけやなく、周囲にも責任は大いにあると思う。
掛布さんのようにOBを含め、周囲が甘過ぎることが返って本人の自覚を損なわせとるんやなかろうか。
マスゴミなどやれ何本柵越えしただの、絶好調ぶりを連日報道しとったが、いざ試合が始まればヒットどころか三振の山。
それでいて、紙一重やったとか、悔しさは次回はらそうとか、持ち上げようとするもんばかり。
OBに至っては連覇のキーマンやと断言して、少しなことには目を瞑れとまで言い切る。
その少しなことが投手のリズムを狂わせ、他の野手の負担が増えることはどうでもええということなのかと憤慨するしかない。
佐藤輝がおらんからと連敗しとる訳やない。
と言うことはおらんでも勝てる戦力があるということでもある。
ならば、原点に戻って取り組ませることはワイはむしろあるべき姿やと思っとる、
ここでまた甘やかせば、また本人の成長や自覚を妨げることでしかない。
それは本人や阪神だけやなく、プロ野球界にとっての大きな痛手でもあることを周囲がまず理解せんとあかん時期にあるんやないかな。