「去年のいいときのパターン」 | 読む人の従容たる日常

読む人の従容たる日常

阪神のことはもちろん、趣味や日頃のことについても書いていきたいと思います。
自己啓発系・投資系・ビジネス系・通販系のフォロー申請はお断りしてますし、こちらからも伺いません。



試合後の勝利監督インタビューでも言うてたが、一週間前がまさに嘘のような打線の繋がりを見せた昨日の阪神。

14安打も放ったよりも、ワイは7四球を選べたことのほうが各打者の状態が上がってきたところになるんやろなと思った。


昨年、ボール球を振らないことを徹底して取り組んで、それが相手投手へのプレッシャーにもなる一つの攻撃のスタイルとして確立できていたが、それがまた戻せたのが昨日の試合やった。

昨年のように相手も際どいところに放らず、ゾーン内で勝負してくるであろうという考えは各打者持って臨んだシーズンやったんやろうし、それは間違いでもない。

けれど、だからと振り回すことがあってはそれは相手の術中にはまるだけでもある。

昨年できてたことは継続しつつ、打てる球は初球だとしても打っていくスタイルこそが今季の大事な点やったんやろし、それができてきたのが昨日の試合結果になったんやろう。


ただ、昨日の大野は正直悪過ぎた。

ストレートは140km台前半、しかも変化球主体の投球で、それでいてゾーン内に入ることがほとんどなかった。

その前の巨人戦では好投したらしいけど、ワイが知る大野の良さが昨日は見えず終いやったことのほうをワイは少し心配しとる。

そこを立浪や大塚がどう見てたんやろなというところが昨日の勝負の別れ目やったように思う。


それは大竹も同じやった。

先制してもらったからとマウンドで力んで投げて痛打され、あっさり逆転をされたあたりは、これまた昨年までのマウンドでの余裕が感じられないものやった。

それが変わったきっかけがドンデンの「もっと遊びを取り入れて投げろ」というアドバイス。

恐らく大竹もまた昨年以上のものを出していかなければという想いが強かったんやろうけど、それが昨年良かったところを打ち消しては返って悪化してしまうもの。

そこに気付けたことが3回以降の好投に繋がったようにワイは思う。

同じように立浪か大西が大野にそう声をかけていたら、展開も変わっていたかも知れん。


今日の甲子園は雨予想。

雨の程度にもよるけど、阪神にしたら明日が移動日で休みでもあるし、勢いついた今ならやりたいというのが本音やろう。

こればかりは現場の状態次第になるのでどうしようもないけど、もしやるとしたなら今なら中日を飲み込むことも可能やとワイは思う。