「Inherit The Life」と「MILAD」 | 読む人の従容たる日常

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少し前やが、角松の最新アルバム「Inherit The Life」を購入した。

その前に「MILAD#1」と「MILAD#2」を買っていたので、今作のおおよそのイメージを予想していたが、前作「東京少年少女」で目覚めたと思われるダンスを基調とした「舞台演出への楽曲」を意識したものになっとったのが特徴やと思う。

「DANCE IS MY LIFE」など大きな変更のないものもあれば、「THE TIME IS NOW」のようにアルバムアレンジというよりも情景をプラスしたような追加が目立った。

また、オペラの名曲である「GISELLE」をアレンジするなど、戯曲にも興味があるようやね。

 

角松の製作過程の心境はわからないが、少なくとも楽曲のテーマをより深みを持たせるものとして描きたかったんやないかと推測する。

昔から人のやらないことへあえて挑戦する曲作りのスタイルを貫いてきただけに、今作がオリジナルとしてラストになるかもしれないという意気込みも含めた「形の残る作品」として描きたかったんやないかな。

 

「MILAD」は角松としては初のダウンロード販売されたミニアルバム。

ネット系が好きではない角松らしからぬとは思ったが、今作へ向けての事前の予習として聴いていてほしかったからこその手法として取り入れたのかも知れないね。

 

ちなみに「STEP INTO THE LIGHT」が現代風にアレンジされて収録されとったのは個人的には一番嬉しかったかな。

やっぱカッコええよ、角松の80年代の楽曲のメロディーは。