さて、こないだの土曜日のことです。
山の手入れと田んぼで使う木材を手に入れるためわが家の山林へ。

道ばたに大きな鳥がいました。
そんなに大きくない木の枝にとまっており、その下を通っても逃げないので、写真をぱちり。
クマタカ

トンビでもノスリでもサシバでもないなあ、でも時折見かけるなあ、という感じでおったのですが、詳しい方に聞くと、これはクマタカだそうです。
「警戒心がすごく強いのになんでこんなに近くで撮ってるの???」と不思議がられました。
この近くに熊鷹山というのがありますから、昔からいるんでしょう。きっと。
クマタカちゃん
くちばし鋭く、足たくましく、これは強いぞ、という感じでした。
このあと、ぼくがもうちょっと離れたところで作業している間に、また近くに寄ってきました。
人懐っこいクマタカなんでしょうかね。
それとも、フライフィッシングに夢中だったころに試みた岩化けの術が今頃効いてきたのでしょうか?

さて、うちの山へ。
うちで持っている山林は、主に自宅の南側にある程度まとまっているんですが、場所によっては少し離れたところにぽつぽつとあったりします。
ここは40年くらい前にじいさまが雑木林の雑木を使った後にスギを植林したんだそうです。
そろそろ間伐(遅れ気味なくらいですが)だ、というのと、いろいろね。使い道があるわけです。
間伐は、ぼくもやりたくていたんですが、じいさまが植えた杉なものですから、じいさま自身で、伐るべきものを選んで欲しい、ということがあるわけです。
ということで、じいさまが「これを伐る」というものに赤いテープで印をつけて、それをぼくが伐るということにしました。
山の一部

林の中でちょっと太めのスギもあります。
これは雑木林のころからあったそうで、植えたものではないということです。
下のほうの枝は、まわりの間伐が足りないため枯れてしまっていて、これはカレコカキをしておかないといけない感じがします。
昔からの杉

ぼくはチェンソは、使えることは使えますが、やはりそんなにプロフェッショナルというわけではないので、立っている木を倒すのはいつも怖くてなりません。やってみてもせいぜい20cmか30cmくらいまでですね。それ以上太いとさらに怖ろしいので手をつけません。
きちんと講習など受けてみたいものです。(自家用で使う分には作業の講習が必須というわけでないそうですが、請け負って仕事をするのには要るそうです)
倒したところ

うちには、かねてから大小二台のチェンソがあり、昨年に小さなチェンソのほうはエンジンがかかりにくくなってどうにもならなくなりました。
ということで、こないだ小さめのチェンソを購入。そんなに高級品でないのですが、以前にこのメーカーのものを借りて何日か使ったことがあり、具合が良かったのでこれにしました。
チェンソ

上を見てみると、むむ、まだ木同士の感覚が混んでおりますね。もうちょっとすっきりしたい。
赤いテープを巻いたのはもっとたくさんありましたが、あまり一気にすると非力なぼくには、手が疲れて危ないので、やめておきました。
見上げる

倒しただけではありませんで、その木から、自宅で使う木材、田んぼで使う杭、などをこしらえます。
田んぼの杭は2.7m。木の先っちょのほうのちょうどよい太さのところを選びました。
左が樹皮を剥く前、右が樹皮を剥いて、地面に刺す方を尖らした様子。
田んぼの杭
自宅用の木材は、冬の雪囲い用の柱にするものでした。こないだ雪囲いをはずしたのですが、古くなって傷んだ木材もあり、それを更新するのです。
しかし、雪が消えたと思ったら、次の冬の雪囲い材の準備をはじめるのだから、心配性というか、なんというか。そちらの柱の寸法も、じいさまのご指示のとおりに・・・。

太めで今回はすぐに使わない部位は、地面にくっつけておくと腐ってしまうのが早いので組んで積んで浮かしておきました。これを運ぶのにもうね、疲れました。箸とペンより重いものは持ったことのないロッキーチャックさんです。
太い部分は、夏に時間があれば田んぼと栗の林の小屋の柱を交換するのに使うつもりです。
腐らないように

断面を見てみると、うわあ、こんなに緻密になっています。
間伐するのは周りの木の生長に負けてしまったほっそりした木を選ぶんですが、ここ10年くらいはほとんど太くなっていなかったようです。
密度

ちなみに年輪を数えてみるとこれで38年。あと10年早く間伐すべきであったかもわかりません。
もうちょっとお休みの日数があったら山の手入れもできるのだけれど。
樹齢は38年

彼岸を過ぎると木々の皮は浮いて、はがしやすくなるので、使う予定のあるものは春先以降に伐るということなんですが、今回はまだ皮が浮いておらずはがすのにかなり時間が・・・。
午前中にチェンソを使って作業して、午後は運搬と枝おろしと皮むきばかりという具合でした。
できあがり

とりあえずじいさまのご注文の品はそろいました。

山の手入れは林業、田んぼは農業、家の周りのあれこれは家事。ということになるのでしょうが、そもそもは、特に山あいの集落などでは、どれかが職業というわけではなくて、なんでもやりましょう、あるものは使えるし、無かったらなんとかする、山の仕事も田んぼも普段の暮らしもすべて繋がっているということだったろうと思うのです。今は就職して金銭収入を得るというのが即ち仕事という世の中ですけれどもね。
ぼく自身もサラリーマン稼業も、うちや山での仕事、田んぼの仕事も等しく大事で繋がってるんだ、そういうふうに思いたいわけです。
先週の水曜日の様子です(ちょっと遅れつつの更新になっております)。
いよいよ春が深まってきました。
フクジュソウはあちらこちらに。いたるところに花を咲かせています。
フクジュソウ

フクジュソウとアズマイチゲ。
フクジュソウとアズマイチゲ

うちの近くの春の花で早くから咲くのがフクジュソウ、次にアズマイチゲ、次にキクザキイチゲやキバナノアマナ、カタクリ。その後はスミレ類が続いてあとはもういろいろです。
キクザキイチゲ

カエルもずいぶん多く見かけるようになってきました。
シュレーゲルアオガエルです。ちいさめでやせ気味、口先がちょっと尖った感じで男の子のようだと思いました。
シュレ

こちらはヤマアカガエルの女の子のようです。おなかがふっくらしておりますからね。
ヤマアカ
これから田んぼに向かうのでしょう。
今日の夕方はあちらこちらの田んぼからシュレーゲルアオガエルの声が聞こえてきました。

さて、どなたのおしりでしょう。
ツバメのおしり

ツバメですね。ツバメもこんなにふんわりと膨らむのですね。まだ肌寒いのでしょう。
水曜の朝は、ようやくうちにもツバメがやってきました。
家族みんなして、ツバメだ、うちにもツバメがやってきた。と。
うちではツバメは賓客としてお迎えしており、毎年、育つ様子を毎日眺め、ヘビがやってこれば捕まえてちょっと遠くにおいとましてもらい、うんちを落とせば綺麗に掃除をし、巣が壊れそうになれば補強し、子ツバメがはじめての飛行をすれば、やあやあ、飛んだ飛んだと。
毎日、毎朝の楽しみをもたらしてくれるわけです。
ふわふわツバメ

街のほうにはスズメが草むらにいるのが多くなりました。
雪の消えたところが増えましたからね。草の実を食べ放題です。産卵に向けて栄養をつけなければなりません。こうしてみるとなかなか風格のあるスズメです。
たくましいスズメ

くちばしはすりへり気味で、これは数年生きた老練たるスズメさんであるかもわかりません。
おう、とこちらを向きました。
おう

やっぱしちいさいですけれどもね。ちいさいけれどわっしょいと生きておりますね。
ちっちゃいけれどわっしょい生きている

田んぼもずいぶん地面が出てきて、山の仕事も入ったりしてきて、人のほうもずいぶん動きがにぎやかになってまいります。
う~む、咲きましたね。
オクチョウジザクラだと思っております。
オクチョウジザクラ

そんなに大きな木にならず雑木林の中で楚々と咲く可愛らしいサクラです。
ふもとのソメイヨシノがもうちょっとで咲く、という頃合に、一足早く林のなかにひっそり咲く、そんな咲き方をするなあと思います。見つけたほうも一足先にひそやかにお花見をする、これも風情でございましょう。
楚々と咲く

昼には時間がなかったので、消防の練習のちょっと前、またいそいそと立ち寄り撮影を。
マルハナバチのなにかしらがやってきております。
マルハナバチも来ました

がく筒には毛が濃い目に生えております。
筒はやや長めで付け根方向にちいさくつぼのようになっておりました。
チョウジザクラの日本海側の品種ということを聞きますが、チョウジザクラのちいさな花に比べて花が大きく、チョウジっぽくなっていない、というような感じがします。
毛の生えたがく筒

このサクラはどちらかというと葉のほうが特徴的です。
葉がもうちょっと開くとオクチョウジザクラだなあ、とはっきりわかるように思うのです。
先っちょの長い葉
図鑑で何度も確認しているのですが、マメザクラというこれに似たサクラがあり、それがこちらには分布していないようなので、違うと思っているのですが、いえいえ、誰か酔狂な方が持ってきて植えたということがないとも限りません。

がく片はぎざぎざがなく全縁。
がく片は全縁

日も暮れてきてしまいましたね。
お月様が昇って来ました。
お月様

夕焼けの朝日連峰。
夕焼けの朝日連峰

翌々日のことです。
やっぱり気になってまた見に行っていました。
今度はビロウドツリアブがやってきていました。
ビロウドツリアブもきました

う~ん、晴れやか。
爽やかな雰囲気

土手にはちいさくピンクの花のイワナシが。
イワナシ

ショウジョウバカマもいつのまにかしっかり茎を伸ばして咲いておりました。
ショウジョウバカマ