7月10日のトンボの側溝です。
10日のトンボの側溝

9日に、台風の影響で各地で大雨になり、山形県内でも最上川や支流で増水し、道路や田畑にも被害がありました。
昨年の豪雨では、ぼくの住む山であちらこちら崩れたりしたのでしたが、今回の雨の多かったのは最上川のもう少し上流で、そのため最上川が増水し、最上川沿いの家々に床上浸水などの被害がありました。

この側溝も水があふれているのを見ていましたので、これはもうさすがにトンボたちは羽化しないのでないかと思っていました・・・が、どっこい生きておりました。たくましいことです。
まだおりました。
そうか、ならば応えねばなるまい、とまたふたをちょこっと開け。
この日以降も羽化はまだ続いていて、シオカラでなくナツアカネも混じったりしていました。

夕暮れに月。
夕暮れと月

7月12日、今年の登山道手入れをしました。
登山口で朝の6時、ううむ、ちょっと眠い。
昨年あたりはもうちょっと早くにもしたのでしたが、もうちょっと夏近くになってからやったほうが効果的でないかということで、今年はやや遅めに日程を調整したのでした。
台風の雨の影響が心配されましたが、昨年に手入れをしていた効果があったようで大きく掘られたりした箇所は無いようでした。
写真の土が見えているところは、雨が流れたんですね。葉っぱはその際に集まってたまったのでしょう。水の流れが葉っぱの様子によく表れていました。
雨の流れた登山道

この日は、参加できるメンバーが多かったので、ササの刈払い2班、排水や段の手入れ1班で作業をしました。
ぼくは、大先輩であるところのA先輩とふたりで登山道の排水と段の手入れ担当でございました。
とぐわ(唐鍬)を背負って道を行くA先輩。このあたりの山関係者には有名な方で、「こないだAさんに会ったよ~。」と嬉しそうに話をしている登山者などもあったりします。
トグワと先輩
先輩は来年で80歳になるそうです。
このところは、昔みたいにすいすいとは登れなくなったと言っておりますが、この方の感覚でのすいすい、というのはえらく速いのでまだまだ健脚のうちに入りそうです。

登山道のあちらこちらにこしらえてある水はけのためのところを手入れしながら進みました。
4枚目の写真を見てもらうとわかりよいのですが、登山道が掘られてしまうのは、雨の際に登山道を川のように水が流れることによる浸食が大きいのです。
その流れが大きくならないように、道のところどころにこのように排水する箇所を設け、そこに葉や土砂がたまっているのを取り除いたり、効果がでるように倒木を使ってこんなふうにしていきました。
登山道排水1

山にトンボがやってきましたね。アキアカネのようです。
アキアカネ

カウンタ。
またかんじょされました。
カウンタ

台風の雨で大きな被害にならなかったのは、この排水が効いているのがとても大きかったと思います。昨年に大きく掘られた箇所は、その上部で排水できる箇所が少なかったり、水の出口に葉や砂が堆積し、キャパシティを超えたということがあったと思われます。
今回の雨でたまった砂と葉っぱをこんなふうにして取り除いていきました。
排水手入れ2

ヨシ。
登山道排水3

倒木を使った段も新たにいくつも設置していきました。こんな具合で作業しながら進むのでなかなか進みません。でも、ひとつひとつの丁寧さが、その後に何年くらい持つか、効き目があるかどうかに影響しますから、しっかりこしらえねばなりません。
段の設置

写真の上が、道の下側になっています。写真の中央部に、すこし掘られたようになっているのが見えますでしょうか。水の流れがここに集中して掘られてしまったのでしょう。
ちょっと掘れたステップ

石のあるところは、石を用いて。
ちょうどよい大きさの石があったので、それを置き、安定するようにというのを下流側の水たたきにするため石の下にちいさな石、砂などを使ってこしらえました。
ちいさく石組み
こういうのは結構長持ちして効果がありますね。
あまりになじみすぎていて、自分でもどこにこしらえたか忘れてしまうくらいですが。

先行している班を追って、作業をしながら進みます。
太陽の観察会を行った日(7月6日でした)は、商店街とその付近の通りでクラシックカーの路上展覧会?が行われていました。
道路は一般のクルマが通れない歩行者天国になっておりました。
街角のクラシックカー

ぼくが行ったのは午後からで、その時間にも観客は多かったのですが、午前中はここにクラシックカーが並ぶ様子を見るのにもっとたくさんの観客とカメラマンが来ていらっしゃったとのことでした。
クラシックカー1

昭和の風情の残る商店街にずらりと懐かしいクルマが並んでいます。
昭和の頃までに作られたクルマが約50台ほど、東北各地から集まったとのことでした。
クラシックカー2

ぼくには古いクルマ知識の素養がなく、ああ、クラシカルだなあ、というくらいにしかわからないのが残念です。
クラシックカー3

うむ、このクルマは知っております。(塗装はカスタムと思いますが)
ぼくが学生のころまではまだ生産が続いていた記憶があります。最終の生産のバージョンを、新車でまだ買えるから買っておかないか?なんて友人と話した記憶があります。
ビートル

ずーっとあちらのほうまでクルマが並び、信号機のもうひとつ向こうの角を曲がってまたひとつ先の信号機までが会場となったようでした。
並ぶ車

同時に開催されたのが、この町の古い写真などの資料の展示でした。元銀行(銀行が合併し、同じ町内に2つも店舗は置けないというので空いてしまった建物)を使っての展示でした。
街歩きのボランティアガイドさんたちがあれこれ案内をしてくれておりました。
写真展ガイドの様子

大正のころの、トンネルと線路の工事中の様子だそうです。最上川も写っておりますね。みんなでなにを見ているのでしょうか。
工事の様子など見てみると、いやはや、田んぼなどにそのままざざっと土砂を盛り上げているような感じで、かなりワイルドな工法のようでした。
線路のできたころ

昭和初期の、このあたりの冬の装いだそうです。
女性はしゅっとした端正な顔立ちで、服装は写真を撮るくらいの何かしらの機会でしょうから、おめかしなどしていたものでしょうか?凛とした雰囲気を感じました。
昭和初期冬の装い

木の橋のころの最上橋と思われる写真です。
写真の右上に、たいへん美しいフォームで川へ飛び込んでいる方と、橋の上にたくさんの観客があるようでした。向かいの岸に見えるのは、猫茶屋と呼ばれた茶屋だそうです。今はもうこの茶屋はありません。
木橋の頃の最上橋

写真以外の資料もありました。
大正のころに発行された路線図(全国版)の一部です。登山の案内も兼ねて、山の名前も入っているのですが、飯豊、出羽三山、鳥海、蔵王などの名があるのに、朝日連峰が入っておりません。
朝日連峰には、かつて軍道(直江兼続の大河ドラマでも登場したそうです)があったものの実質は数年で使われなくなり、山岳信仰はそんなに盛んには続かず、という具合で、普段から登山の対象となる山域ではなかったようです。大正の頃には、固定された登山道は無く地元の大学の山岳部や大島亮吉という方が記録に残しているのは、大正の後半のことでした。
しかし、地元の大学で登った際に、先達としてうちの近くの集落の方が同行していたようだと聞きますので、地元では生活の場(山菜や狩猟で)としては山を利用していたことでしょう。
昔の路線図

これは珍しい!大正のころに測図と書いてある地形図です。縮尺は1/50000で、一見しては、驚くほどの正確さのようでした。すごいものです。詳細はともかく、歩く際の地形図としては今も使えるくらいかもしれません。
古い道なども記されており、今の登山道とは一部が同じ、主稜線には道は無い、という様子などがわかりました。貴重な記録です。
大正年間の地形図

主稜線には、道が記されていないのですが、障子ヶ岳のところから、天狗角力取山、出合川、以東へのルートに道らしき線が描かれていました。天狗角力取から川へ落ちるところが、今は尾根に沿ってですが、これでは岩屋澤小屋というのがあり、その沢沿いを通るようでした。岩屋と名があるのだから、きっと岩屋(洞窟みたいなの)があるのでしょう。
 地形図拡大

このルートは、実は今は刈り払いや手入れはされておらず、一般の登山道では無くなっていました。実質は一部がヤブとなっていてなかなか大変だそうです。恥ずかしながらぼくは、このルートは未踏で、毎年、今年こそ行きたいと思いつつ数年が経っておるのでした。
この地形図では、登山道を記すという趣旨ではないと思われ、おそらくこのルートは、かねてから山形の内陸と海沿いの庄内を結ぶ生活路の一部であったのでしょう。
そういう様子を知ると、さらにぐぐっと、通ってみたい意欲をかきたてるものがありますね。

こちらの写真の展示は、観光客よりも地元の商店街や近くにお住まいの方に好評を博したそうで、このあと一週間ほど見ることができるようになっておりました。今回初めて一般に公開された秘蔵の写真もあったそうです。
もう先々週のことですが、街の商店街でクラシックカーのお祭りがあり、これにあわせて商店街の星好きの本屋さん前で、星の教室のみなさんで星の観望会をやっておりました。
この日は、午前中に仕事が入っていて、開始から数時間、おしまいに近いくらいになってからようやく駆けつけて参加をした次第でした。なかなか暑くなった日で、汗をかくし、朝からやたらといそがしく水を飲む間もないような具合でした。

ぼくの望遠鏡です。ちいさいです。
これを設置した直後、本屋さんが体調を心配して冷たい麦茶を持ってきてくれ、いやはや、美味しいこと美味しいこと。夏はやっぱり麦茶ですな。
ぼくの望遠鏡

本屋さんの望遠鏡。こちらはしっかりしたよい望遠鏡です。
昼に星???
そうですね。地球にもっとも近い恒星であるところの太陽を観察しましょう、ということなのでした。(専用のフィルタを使用しています。太陽観察の準備をしっかりしないと目をひどく傷めてしまうので充分に気をつけてください)
星を観ている方

星好きの奥様特製のチップスターの太陽望遠鏡です。
対物レンズに、望遠鏡キットのちいさなレンズのものがあり、その像を、チップスターの空容器の一方に貼ったトレシングペーパーに投影しているのです。距離を間違えるとトレペが燃えますのでこれもしっかり計算してこしらえましょう。
チップスターの太陽観察用品
※トレシングペーパーでなく、この商店街にあるガラス屋さんで切り出してもらった磨りガラスガラスだとのことでした。ガラスなら安心ですね。

こんなふうに写っています。
トレシングペーパーに写る

可搬式のちいさな反射式の投影の箱。
反射式のもの

近くの市の天文同好会の方も来ていただいており、口径120mmの大きな屈折望遠鏡を持ってきてくれていました。Hαの太陽観察専用の望遠鏡も一緒でした。屈折で120mmですと相当に大きな品物です。
大きな屈折望遠鏡

クラシックカーを見にきた方もたくさん足を止めて珍しい観望会に興味しんしんであったようでした。太陽は日食などあるとみなさん見上げるのですが、そうでないときにはなかなか見る機会がありませんね。
眺める観光客

ぼくは望遠鏡にカメラをセットして撮影をしてみました。
時間により、雲もかかっておりましたが、
やや曇りの太陽

すっきりと晴れた時間帯もありました。
黒点がはっきりと見えていました。
太陽

黒点は、周りのところよりも表面温度の低いところだそうで、約4000℃(ほかの部分は約6000℃だそうです)なんだそうです。
不思議なことに、黒点が多く出ている時期は太陽の活動が活発なんだそうですよ。
太陽の黒点の拡大です。
黒点拡大

この黒点は、多くなったり少なくなったり、また太陽も自転をしているそうで、見る時間により徐々に変化していき、こまめに観察すると面白い対象なのだとのことです。

ぼくが参加できたのが昼を過ぎて遅くなってしまったので、一緒に観察会をできたのは短い時間でしたが、かなりのお客さんが見てくれたそうで、このあと本屋さんの前で記念撮影をしたり、ベンチでのんびりと麦茶をいただきながら夕方に向かう時間を過ごしました。麦茶、美味しいですね。おなじ穀物ということで、ねこじゃらしの実を炒ってねこじゃらし茶、とかできないものでしょうかね。

このあと、クラシックカーと昔のここの様子の写真展など見にいきました。