昨日の夕方、まだ明るいうちに帰ることができましたので、最上川の川原へいきました。
先日にキアゲハの水を吸っているところを載せましたが、その場所のいくらか上流の川原です。
川原には山とも道ばたとも違った草が生活していて、最上川は大きな川ですから、うちの近くの細い川ともまた違った草があります。
山の草とか花とか虫とか-最上川の様子

うちの近くではあまりここ以外では見かけることの少ないアメリカネナシカズラも育っていました。しばらく前に草刈りをしたようで、川原はすっきりしていました。
山の草とか花とか虫とか-アメリカネナシカズラと川

アメリカネナシカズラはヒルガオ科となっていて、サツマイモやアサガオの仲間なのですが、様子はまるきり違いがあります。この草はほかの草にすっかり寄生する生活をしていて、「根無し」の名のとおり根っこすらも無くしてしまう草なのです。植物に必須と思う根すらも無くして地面から離れてしまう、なんと大胆な選択をする草なのでしょう。
山の草とか花とか虫とか-アメリカネナシカズラ

アメリカネナシカズラは、昨年もたしか記事に書いていました。
今年は芽の出るところを見たいなあと、ここ最近に幾度かここを訪れていたのですが、芽のでるところは見つけられず仕舞いとなりました。
いくつもつぼみが出来ていて、花も咲いていました。
山の草とか花とか虫とか-アメリカネナシカズラの花
全体の黄色のは、根っこどころか太陽の陽を浴びて光合成することすらやめてしまったからです。芽の出るところを見てみたい気もするのですが、タネを持ち帰ってうちで芽をださせて広がったらと思うとちょっと恐ろしいのでやめておきます。

このところ、梅雨の終わりらしく、ほかのところの大雨ほどではないのですが、山形でも雨が降っております。先週の日曜などはごうごうと恐ろしいほどになりました。
そういう雨のときに上流から運ばれてくるものでしょうか?川原には海の砂浜のように砂地もあります。
ちいさな虫がちょこちょこといくつか砂のうえを歩いていました。
山の草とか花とか虫とか-砂地のスナゴミムシダマシ

つや消しのゴミムシのような虫で、砂地にいるからと名のついたスナゴミムシダマシの仲間でしょうか。ぼくはまだ本物のフンコロガシ、スカラベは見たことがありません。
砂地にこのようにして歩いて姿に未だ見ぬフンコロガシを連想しました。
山の草とか花とか虫とか-スナゴミムシダマシ

砂地にはこんな穴がいくつかあいていて、もしかしたらこれはこの虫たちの巣なのだろうか?と穴から出てきたり、穴にはいったりするところが見られるかもしれないとしばらくじっと見ていましたが、その場面には出会えませんでした。
山の草とか花とか虫とか-砂の穴

砂の濡れているところにも穴がありました。海の砂浜ならばちいさなカニやダンゴムシの透明なようなちいさなエビが住んでいたりしそうな穴です。砂の上を伸びているのはツルヨシのようです。ツルヨシは、これまた名のとおりつるのように伸びるヨシで川原によく見かける草です。横に茎を伸ばして、川原の水の増減で土が流されたりしても茎から根をだしてころころ変わる川原の環境に生きている草なのですね。ぼくはツルヨシはたいしたものだと思っているのですが、それはまた別な機会によく調べた後に書こうかと思います。
山の草とか花とか虫とか-砂とツルヨシ

砂地の川のほう、下流を向くとこのような淵になっておりました。
ここは大明神と呼ばれるところです。昔、NHKの朝の連続テレビ小説で放映された「おしん」というドラマで、いかだで酒田へ出発するシーン(母とのお別れのシーンですね)がありましたが、その撮影場所がここなのだそうです。
山の草とか花とか虫とか-大明神

そのもう少し上流の対岸はこんなふうになっていて、先日の川原同様に対岸は緑に覆われております。
ぼくは幾度か、いかだやボートで最上川を下る機会があったのですが、ところによっては人工物が川の水面からはまるっきり見えなくなる場所もあって、そういうところに行くと、まるでジャングルのなかを旅するような景色になります。
山の草とか花とか虫とか-対岸

ええと、あといくつかここで気になっている草があります。
そのひとつはこれ。アレチウリという草です。
アレチウリは、何年か前に出来た「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」と言う長ったらしい名前の法律の対象になっている草です。
うちの近くにまで来ているのを知らないでいたのですが、数年前にここで初めて見ることができました。そのときにはかなり大きな株になって花と実もついていました。
昨年は不思議なことにすっかり姿を見かけなくなっていて、今年はどんな状況かな?と気になっていました。
山の草とか花とか虫とか-アレチウリ

アレチウリはたいへんに繁殖力が強いとのことで、これが旺盛に繁殖するとほかの川原の草たちは住処を無くしていなくなってしまうのだそうです。ヨシ原などもこの草に負けてしまうこともあるようで、そうなると川原にいる小鳥などはすむところが無くなってしまうのだそうです。
初めて見つけたときには「あれ、こんなところにカボチャを植えた人がいるなあ」と思ったほどにカボチャの葉と雰囲気が似ています。カボチャのように食べられる実がなればよいのですが、アレチウリは強いとげのあるちいさな実をつけて、そのころには人もアレチウリの茂みには入られなくなるほどだといいます。
山の草とか花とか虫とか-アレチウリの葉の大きさ
増えても困ってしまう草ですが、探した果てに見つけてみると「おお!居たっ!」となんだか嬉しくもなってしまいました。
外国からやってきた草なのですが、日本では困ったことばかり言われていても、きっともともとの場所ではほかの草や虫たちと穏やかに暮らしていたのでしょうね。

蟲×50

スナゴミムシダマシの一種・・・1種×50=50円

Plant×50

アマリカネナシカズラ、アレチウリ・・・2種×50=100円

7月1日から累計1,550円

2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円
先日手に入れた新しいカメラのOLYMPUSのTG-1。
せっかく買ったので水の中で使うのをまたずに、いつも一眼レフのマクロレンズで撮っている感じでどんなふうに撮れるものだか試してみました。

このカメラでは、マクロモード(レンズから15cmくらい近くまでピントが合う)と、スーパーマクロモード(これでは望遠マクロのような画角になってレンズから1cmくらい近くまでピントが合う)とふたつのマクロ撮影のモードがありました。

ちょっと撮ってみましょう。

さて、どんなのを撮ろうかな?
ヒメジョオンにちいさなアブがやってきていました。
これはヒメヒラタアブのオスでしょうか。この写真では、ちょっと距離に余裕を持って撮って、パソコンでトリミングしました。
山の草とか花とか虫とか-ヒメジョオンとヒラタアブ
虫の撮影の場合には、眼にピントをあわせるというのがひとつのセオリです。
今回はおなかにあってしまっていました。
一眼レフのマクロレンズでもそうなのですが、いつも載せているのは何枚も撮ったもののうちピントのあったひとつだけ、です。
マクロ撮影でぐいっと寄って撮る場合には、被写体までの距離が1mmずれただけでもピンボケになってしまうので、一枚撮っただけでばっちり、なんてそんなうまいことは行きません。
いろいろと撮り方のコツもあるのですが、とにかくたくさん撮るのが一番のコツだと思います。
フィルムを使ったカメラならそんな贅沢なことはできませんでしたが、デジタルカメラは何枚撮ってもフィルム代も現像代もかからないのでばっしゃばしゃ撮りましょう。10枚撮ったら一枚くらいはピントがあうのがあるはずです。
ところで、アブの仲間は・・・。いえ、今日は虫のはなしはやめといて、カメラのおはなしです。

こちらはマクロモード。
このカメラでは、マクロモードはズームが使えます。
このときにはあまり時間がない(お昼ごはんを食べたあとのちょっとの休憩なので)ので、背景も被写体も選べませんでしたが、こんなふうに背景を広く写して広角に撮るのも良いですね。
山の草とか花とか虫とか-ヒメジョオン

その近くにノブドウが花をつけていました。ノブドウは花も実も面白いのです。
こんな地味な花ですが、虫たちはこの花が割合に好きなんですね。
山の草とか花とか虫とか-ノブドウ 花

ノブドウのうち、葉の切れ込みの深いキレハノブドウと呼ばれるタイプのもの。
山の草とか花とか虫とか-ノブドウ 葉

それと同じ場所に、ノブドウもありました。
山の草とか花とか虫とか-ノブドウ つぼみ
このふたつは互いにからむほどに近くにあって、同じ茎から違うタイプの葉がでるのかな?と思うほどでした。
ノブドウの花もちいさいからどう撮ろうかな?なんて思っていたら、ぶぶ~んと大き目の虫がやってきました。

おお、この光沢、白っぽい斑点、立派な体格。
これはシロテンハナムグリのようです。シロホシハナムグリというそっくりなのもいると図鑑に書いてありますが、図の載っているのはシロテンハナムグリのほうだけでした。
山の草とか花とか虫とか-シロテンハナムグリ

さて、横から撮ってみましょう。
結構、迫力のあるハナムグリです。名前はハナムグリだけれど、見かけるときには花にいるときよりもブブブンと飛んでくるほうが多いです。
脚や口のまわりの毛も写っていますね。(これもトリミングしました)
山の草とか花とか虫とか-シロテンハナムグリ 横から

お顔を拝見。
眼は思った以上につるんとしていて、体の表面のでこぼこしたところ、光沢のあるところ、よく観察できます。なにかにしがみついているところの様子をこういう角度で撮れるのはコンパクトデジタルの本体のちいささのおかげですね。
山の草とか花とか虫とか-シロテンハナムグリ 顔

もっとちいさなものを撮ってみたいと思いました。
カタバミの花のなかにはちいさいちいさい虫が集まっていました。
この写真は撮ったままをブログ用にちいさくしただけのものです。
山の草とか花とか虫とか-カタバミの花

花が画面いっぱいになるくらいにトリミングしました。
ちいさな虫が1、2、3・・・6くらいおりますか?
このちいさな虫はアザミウマという虫の仲間です。こうやって花のなかによく見かけます。
山の草とか花とか虫とか-カタバミの花にちいさな虫

アザミウマくん、等倍になるサイズにトリミングしました。
ちょっとピンボケしてはおりますが、これくらいに撮れたら肉眼で見るよりもはっきり確認できました。
山の草とか花とか虫とか-アザミウマ等倍切り出し

ぼくが今回買ったこのデジカメは、水中で撮る、というのを第一の条件で選びましたから、ほかのカメラならばもっとマクロの得意なものもあるかもしれません。マクロ撮影のコンデジといえばリコーあたり(CXとかGRシリーズ)は評判が良いですね。
ちいさいカメラでも、これくらいに撮れれば御の字だろう、そんな気がしました。
クジャクチョウにびっくりしたあとも、もうちょっと散歩は続きました。
この近くに、今年は田んぼを作れなかったところがあって、その奥は湿地のようになっているからなのかイトトンボが道端にもとまっていました。

イトトンボはなが~いのでマクロレンズで大きく撮ると、頭、胸部にピントをあわせるとしっぽ(腹部)はピンボケ。
山の草とか花とか虫とか-オゼイトトンボ雌眼の後ろ

しっぽにピントをあわせると頭と胸部はピンボケ。
頭の後ろや胸の模様、しっぽの先は後で図鑑で調べるのに大事なところなのでこんなふうに撮りました。
山の草とか花とか虫とか-オゼイイトトンボ尻尾の先
この子は脱皮がちょっとうまいこといかなかったのかな?翅の先がくしゅっとなっていました。
これからのびてくれるのか、どうなのか。

調べてみると、オゼイトトンボのメスのようでした。(でもちょっと自信がない)
イトトンボは横から撮ると全体にピントが合いますね。
山の草とか花とか虫とか-オゼイトトンボ横から

どうしてメスだと思ったかというと、眠そうなおめめにちょこんとかわいくまつげがあるから・・・。
山の草とか花とか虫とか-オゼイトトンボのおめめ
というのは冗談で、しっぽのさきがメスっぽいなと思ったのですが、トンボの種類でも違いがあるようなので、今度博物館に行くことがあったら標本をじっくりみてこようかと思います。ぼくの図鑑ではあまり細かく書いてありませんでした。

お次は、よく見かけるのだけれどなにがなにやらわからなかったガの仲間。
図鑑であたりをつけて(ガの仲間はたいへん多いのでそんなにたくさんは図鑑には載っていないのです)ネットで調べてみると、ウスイロカザリバというのが似ています。
山の草とか花とか虫とか-ウスイロカザリバ

翅の先はふさふさした感じになっていて、翅のなかほどオレンジ色の帯、そして帯のふちには銀色が。このガは落ち着きなく葉っぱのうえをあちらこちらを踊りを踊っていて(見かけるといつでもそうなんですよ)なかなか撮れませんでした。
山の草とか花とか虫とか-ウスイロカザリバアップ

ワラビの育った葉に翅をひろげていたのはヒメウラナミジャノメのようでしたよ。
口に出して発音すると気持ちよいです。ヒ、メ、ウ、ラ、ナ、ミ、ジ、ャ、ノ、メ。
山の草とか花とか虫とか-ヒメウラナミジャノメ

ジャノメチョウの仲間は、あまりほかのチョウのように可憐な模様ではないので嫌われてしまうこともありますね。でもよく見ると古いスギ材の表面のような雰囲気で懐かしさを覚えるような翅の色合いです。
山の草とか花とか虫とか-ヒメウラナミジャノメ翅表

お顔を拝見しましょう。先日に載せたキアゲハの顔とはまたちょっと違いがあります。きょとんととぼけておりますな。
山の草とか花とか虫とか-ヒメウラナミジャノメ眼

いろんな虫が次から次に目につきます。
白黒模様のゾウムシはオジロアシナガゾウムシなんていう名がついているようでした。
食べる草はクズとなっていて、まさにクズを登っているところでした。
よいしょ、よいしょ。
山の草とか花とか虫とか-オジロアシナガゾウムシ1

うわっと、おっとっと。
山の草とか花とか虫とか-オジロアシナガゾウムシ2

うんとこしょ、どっこいしょ。
山の草とか花とか虫とか-オジロアシナガゾウムシ3

とおっ!
山の草とか花とか虫とか-オジロアシナガゾウムシ4

登った~!
山の草とか花とか虫とか-オジロアシナガゾウムシ5
白黒のパンダカラーなのは、パンダの真似をしているのではなくって、つつかれたりしてまるまると鳥のふんのように見えるから、ということのようでした。

こういうそぞろ歩きをするように虫を眺めて歩くのはほんとに楽しい時間です。ばんざい、草むらばんざい。そういう気持ちになります。

蟲×50

オゼイトトンボ?(眠そう)、ウスイロカザリバ???、ヒメウラナミジャノメ、オジロアシナガゾウムシ・・・4種×50=200円

7月1日から累計1,400円

2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円