7月15日の「雨の日 家のまわり探検 いろいろな虫」の続きです。なお、後半にかわいいカエルが登場します。見ていただきたいのだけれど、カエルの苦手なかたは心してくださいな。

田んぼの土手には、モミジイチゴが食べごろになっていました。
山の草とか花とか虫とか-モミジイチゴ

山形の梅雨は、前半はあまり梅雨っぽくありません。後半になってからざざっと降る感じがします。モミジイチゴはそのざざっと降るか降らないかの間くらいに実ります。
ラズベリー、木苺ですね。甘みはあっさりとして、酸味も少なくほんのり香りがします。雨がたくさん降る前に実ったものを食べると甘みが濃いようで、甘いのを食べられるかどうかは実るのを待ってどのくらい様子を見に通うか、という具合によります。
山の草とか花とか虫とか-モミジイチゴどっさり

花は、5月上旬、カタクリやエンゴサクが咲き乱れるころに咲いていました。
これは町のほうの山の公園に咲いていたものです。モミジイチゴは白くてたいへん可憐な花なのですが、枝にそって並んで咲くので撮るのが難しいです。
林の下だけれど、明るいところが好きなちいさな木です。
山の草とか花とか虫とか-モミジイチゴの花
枝を見ると、枝の先から咲いているのがわかります。

これはうちの田んぼのもの。今回の実のなった株のつぼみです。
これはたしか、田おこしかなにか作業をしたときに撮りました。
山の草とか花とか虫とか-モミジイチゴのつぼみ

開いたのはこれなのですが、大きく撮っていなくって残念です。
花の中心のめしべは束のようになっていて、そのまわりにおしべがぐるっとついています。
山の草とか花とか虫とか-モミジイチゴの花アップ

田植えが終わって6月上旬。
束のようなめしべのあとはそのままに、がくが反り返っていきます。
山の草とか花とか虫とか-モミジイチゴ実になりかけ
で、一番最初の実の状態になるのでした。
モミジイチゴの「モミジ」というのは葉のかたちがモミジに似ているからだろうと思います。

カタクリの花と田おこしのころに咲いて、田植えのころには花は散り、梅雨の終わりが近くなるころに実るのですね。

で、田植えから約2月経った田んぼはこのようになりました。
苗は2本か3本くらいしか植えていないのに、なぜだか茎の数が増えていくんですね。
何日かに一度は田んぼに行って(夜の場合も多いですが)いやあ、だんだんと緑が濃くなってきたなあなんて思っている間に、茎の数がいつの間にか増えている・・・。手品でしょうか?
この茎の増えるのを分けつと言って、この様子を見ながらじいさまは水をかけひきします。
ここ数日で水を一度少なくしたようです。夜にこっそり、昼にじいさまがどんな水調整をしているのか仕事帰りに見に行くのです。いえ、本には水のかけひきの時期が書いてあるのですが、実際の田んぼでどうなのかたいへんにその頃合がぼくには難しく感じられます。
山の草とか花とか虫とか-イネの育ち具合

田んぼにはオタマジャクシが大きくなっていました。この子はどのカエルの子かな?
捕まえてよく調べるとわかるのですが、よく調べると体が柔らかなものだからお亡くなりになってしまいます。いつも、やっぱりやめておこう、という気持ちになります。
山の草とか花とか虫とか-オタマジャクシ

手足が生えて、でもまだ尻尾はあるものもいました。
体はだんだんと緑色になりかかっているような感じです。
山の草とか花とか虫とか-足はえかけ

こちらは、まだ体に黒いところがあって、かおつきはオタマジャクシの名残がありますね。
これくらいのチビガエルは、近寄ると水の中にちゃぽんと逃げてしまいます。
山の草とか花とか虫とか-色変わりかけ

半月ほど前から、あちこちがチビガエルだらけになりました。
特に多いのは田んぼと山とが近いところで、そういうところの畦や土手にはチビガエルがぎっしりとひしめいています。でも、近寄るとやはり逃げる。なんとか葉の上に残ったのを撮った少し前の写真がありました。
これほどの量のカエルがいるのだから、食べる量、食べられる量というのはかなりの影響力がありそうな気がします。これくらいの量のチビガエルのカやブヨを食べる数はどのくらいでしょうか。また、鳥やけもの、ヘビにどのくらい食べられているのでしょう?
山の草とか花とか虫とか-チビガエル葉の上

雨の日には、田んぼと山の間を走る道路などはチビガエルがたくさん横断していきます。
クルマにいくつも踏まれているのもいて、そういうのを見ると、クルマなんて乗りたくないという気持ちになります。
ちいさな黄緑になったチビガエルがおりました。
・・・か、かわいい。
ロッキーチャックさんは悩殺されました。眼と鼻の間、眼の後ろの黒い帯はニホンアマガエルの証です。
山の草とか花とか虫とか-道路のうえのニホンアマガエル
わざわざ道路を危険を冒して横断して行くのは山へいくためです。たまごを産んでオタマジャクシが増えるのは田んぼなのですが、カエルになって過ごすのは木や草のたくさんある陸上なのです。

大人になって、また春が来ると田んぼに戻ってくるのですね。
山の草とか花とか虫とか-夜のカエル

田んぼにはハハコグサが白い綿に包まれるような茎と葉の上に黄色い花を咲かせていました。
山の草とか花とか虫とか-ハハコグサ

この週末は山へは行きませんでした。行きたいなとも思ったのですが、田んぼも素敵な時期になっていて、畑で作業しないといけないところもあり、川にも行きたいと思っていたところでした。
山にはヒナウスユキソウが、田んぼにはハハコグサが咲きます。

Plant×50

モミジイチゴ、イネ(アキタコマチです)、ニホンアマガエル・・・3種×50=150円

蟲×50

ニホンアマガエル・・・1種×50=50円

7月1日から累計1,900円

2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円
昨日の記事の続きで田んぼに行ったはなしを書きたいと思っていたのですが、今日の昼に我が家へ賓客がいらっしゃって、撮影をしました。そのことを書きましょう。

昨晩のこと、じいさまが「おい、ロッキーチャックや、見たことのないチョッパがいるぞ。」と呼ぶのでした。
昨晩のチョッパは後ほど載せるとして、その続きで、今日の昼にも「おい、ロッキーチャックや、見たことのないチョッパがいるぞ。」と呼ぶのでした。
「チョッパ」とはなにかというと、ガとチョウ、両方をまとめてじいさまは「チョッパ」または「チョンマ」と呼びます。フランス語ではチョウもガも区別せずに「パピヨン」らしいので、うちの近くでもチョウとガが区別されていないのが一緒ですね。ただし、チョンマはよりちいさい感じです。

呼ばれて行って見ると、なんとまあ、おおきなチョウ。オオムラサキです。
山の草とか花とか虫とか-小屋のオオムラサキ

裏面はこのような色合いになっていました。そして、大きい!
なににとまって口を動かしているかというと、うちの小屋においておいたぼくの釣り竿のケースです。海用のつりざおが入っていて、なんどか釣り船に持っていっていたので、塩分がついていてそれを吸っているのかもしれません。(ほんとのところはよくわかりません)しばらく使っていなかったのでほこりなどがついて汚くてすみません。
山の草とか花とか虫とか-オオムラサキ裏面

コムラサキなどは、翅を見る角度で青色が変わったりするのですが、オオムラサキでもそうかな?と思ったのですが、どこからみても青色でした。
山の草とか花とか虫とか-オオムラサキ2
しばらくこうしていたのですが、その後、ばさばさと丈夫そうに羽ばたいて山のほうへいきました。

それから数十分後。
なぜだか戻ってきていました・・・。
今度はうちの一階の窓わくにとまっています。窓、汚くてすみません。
山の草とか花とか虫とか-アルミサッシとオオムラサキ

翅は閉じてとまっているのですが、時折、ふわっふわっと開いて青い表側を見せてくれます。
さすがに窓ガラスはしょっぱくないと思うのですが、なぜだか口を動かしていました。
山の草とか花とか虫とか-アルミサッシとオオムラサキ2

オオムラサキといえば日本の国蝶、となっているようなことを聞きます。
ぼくの使っている図鑑の表紙はオオムラサキでした。
図鑑の表紙ではコナラの葉にとまっておりますが、食草はエノキやエゾエノキだそうです。
うちの近くにあるのはエゾエノキのほうですね。コナラは、大人のチョウが樹液を求めて集まるそうです。
山の草とか花とか虫とか-北隆館学生版日本昆虫図鑑

すぐ近くにはなぜだかヒョウモンチョウも来ていました。
なぜだか人気のある壁面。ヒョウモンチョウは、どれも似ていますが、これはオオウラギンヒョウモンのようでしたよ。こちらもチョッパ、ですね。
山の草とか花とか虫とか-オオウラギンスジヒョウモン

で、昨晩のチョッパはこちらでした。
どうやらシロスジオオエダシャク。シャクトリムシの大人のチョッパです。
山の草とか花とか虫とか-シロスジオオエダシャク

上記の図鑑の記載には、「鱗翅目、すなわち蝶と蛾のなかまは、翅や体が鱗粉でおおわれているので、ほかの目と区別される。この目は、日本に約3500種類が知られており、その中で約230種が蝶、残りが蛾である。
~中略~
この目を蝶と蛾の2つのグループに分類することは上に書いた(中略のなかの記載)学問的なものではなく、どちらかと言えば便宜的なものである」
とありました。
でも普段は、やはりチョウとガは見た感じで、「ああ、ちょうちょだなあ。こちらはガだなあ」というのはありますけれどもね。いずれもチョッパとしておくと問題がありません・・・。

さて、今日の昼はぷかぷか、川に行きました。
山の草とか花とか虫とか-ぷかぷかしている

「今日は川に行きました」
山の草とか花とか虫とか-青空
なんだか夏休みの絵日記のようですね。

蟲×50
オオムラサキ、オオウラギンスジヒョウモン、シロスジオオエダシャク・・・3種×50=150円

7月1日から累計1,700円

2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円
昨日はお仕事、さて、今日はお休みだから川へ行きたいと思っていたのですが、雨が朝から強めに降ったりやんだりの空模様でした。川に行って見ると、水量は怖いほどではありませんが濁りが入っていて、陽も射していないからこれは体が冷えたら相当に辛いぞ、という感じがしました。

妙に雨が降ったりやんだり、畑や田んぼを見回って、あとは家でひさびさに本を読んでおりました。
本を読むのに飽いたら、ちょっとそのへんを虫を眺めにいきます。

裏庭には二羽にわとり、ではなくて頭の胸が赤く、翅のブルーのハムシがいました。
赤も青も深い色合いです。これは素敵。
とまっていたのはヤマイモのつるでした。ヤマイモを食べるヤマイモハムシのようですね。
山の草とか花とか虫とか-ヤマイモハムシ

同じくヤマイモのつるにつかまっていたのはマメコガネです。
マメコガネは緑色の金属のような光沢があります。でも、色合いはいろいろと変化があるようです。
山の草とか花とか虫とか-マメコガネ

そのすぐ近くにはセマダラコガネが遠くを見ておりました。
こげ茶と明るい茶色がシックなセンスでまだらになっている背中には水滴がころころと乗っていました。
このセマダラコガネは触覚を開いて空気の中のにおいをかぐようなポーズです。
触覚を開いて、あちこち遠くを眺めるようなしぐさをしているようなときには、たいていこのあと飛び立ちます。行くんだ、とうとう俺は・・・。そういうシーン?
山の草とか花とか虫とか-セマダラコガネ

ヤマイモのつるに混じってヤブマメにはミバエの一種がいました。(翅の色、おなかの様子など特徴があるのですが、ぼくの図鑑には載っていません)
ハエというと多くは背中に翅をたたむのですが、これは横に広げたまま葉っぱのうえをうろうろしていることが多いです。
山の草とか花とか虫とか-ミバエの一種

おなじくヤブマメにいたのはマメハンミョウです。
山の草とか花とか虫とか-マメハンミョウ

ヤブマメの新しい芽をもりもり食事していました。
山の草とか花とか虫とか-マメハンミョウとヤブマメ

マメハンミョウの名前のとおり、マメの仲間の草を食べます。
シロツメクサを食べているのもおりました。
子どものころには、この虫は「どくろむし」と呼び慣らしていました。
山の草とか花とか虫とか-シロツメクサとマメハンミョウ

顔を見てみると、黒っぽい感じの赤に、眼と眼のまわりが黒っぽくなっています。
子ども心に、「うわあ、これは怖い虫」と思っていたのです。
ハンミョウと名がついておりますが、これは道案内してくれる素早く低く飛ぶほうのハンミョウとはちょっと遠い種類で、毒で有名なツチハンミョウにより近い虫だそうです。
こちらも毒を持っているらしいと知ったのは大人になってからでした。体液がひふにつくとやけどをしたようになってしまうのだそうです。これは怖いぞ、という直感はあたっていたのですね。
山の草とか花とか虫とか-マメハンミョウ ドクロの顔

今日の記事の写真もコンパクトデジタルのカメラで撮っております。
水辺があったら水のなかで撮りたい、そういう魂胆なのです。
集落の水場のちいさいほうにはモノアラガイがいるので撮ってみました。
モノアラガイは触覚が扁平に三角形のようになっているのが特徴的ですね。
殻の薄い貝で、強めにつまむと割れてしまいます。
山の草とか花とか虫とか-モノアラガイ
このカメラ初の水中撮影。なかなかクリアに撮れました。

いろいろ眺めているものの、まだ雪玉を投げると家に届くくらいの距離です。
もうちょっと遠くに行くと、集落の共同の水場があります。
残念ながらこちらは雨で少し白っぽくにごっていました。
山の草とか花とか虫とか-集落の水場

水場の水の出口からはこんこんと水が・・・。
だと良いのですが、真夏になるとほんのちょっとしか出なくなることもあります。
うちの集落は山の中腹にあって、昔から水には苦労したそうです。
山の草とか花とか虫とか-水場の水の出口

アメンボくんも浮いていました。
山の草とか花とか虫とか-アメンボ

こんな角度で撮れるのも防水のデジカメだからですね。
一眼レフだと濡らしてしまうのが怖くってできません。
こうやって見ると、前の脚の二本は結構な角度で水についておりますね。
山の草とか花とか虫とか-アメンボ 水の浮き方

撮っていたら、ぼくの傘から大きな水滴が落ちました。
うわあ!アメンボくんもびっくり。
山の草とか花とか虫とか-アメンボ 水滴の落下

このあと、田んぼに行きたくなってふらふらと田んぼのほうへ。
そしてその道の途中に、今年初のゲンノショウコの花を見つけました。咲いた咲いた、ゲンノショウコが咲きました。
山の草とか花とか虫とか-ゲンノショウコ今年初

しかし家のまわりにもいろんな草や虫がありますね。
以前に読んだ虫の研究者の本には、その研究者は家の庭で新種をいくつも見つけたと書いてありました。
虫というのはたくさん種類があって、図鑑にはとても載り切りません。
見知らぬ虫がいても、それがまだだれかが報告した虫なのか、新種なのか、ぼくが見当つかないだけなのか(ほとんどこれでしょうね)、それすらもわかりません。

蟲×50

ヤマイモハムシ、マメコガネ、セマダラコガネ、マメハンミョウ、モノアラガイ、アメンボ(なにアメンボでしょう?)・・・6種×50=300円

Plant×50

ゲンノショウコ・・・1種×50=50円

7月1日から累計1,550円

2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円