7月もいつのまにか下旬に入りました。

7月の上旬は、ホタルの様子を毎晩のように見に行っていました。
今年は、ヘイケボタルがたくさん飛ぶところをいくつか写真で撮ることができました。

7月10日前後の夕暮れの様子です。また夕暮れの明るさの残るうちからヘイケボタルが飛び始めました。
山の草とか花とか虫とか-ヘイケボタル飛び始め

だんだん周りが暗くなってくると、はっきりと見ることができるようになってきます。
この写真では、畦の一部に明るい部分ができていますが、そこにはいくつもホタルが集まっているのです。写真の上の端の長く続いているのはゲンジボタルが通りかかったところだったと思います。ヘイケボタルは、点滅が速く、短い光の線が写るのです。
山の草とか花とか虫とか-ヘイケボタル畦、飛翔するところ

じっと見て入ると、ホタルたちはずっと飛んでいるのでなしに、畦の草むらや田んぼのイネの根元などにいて、なにかをきっかけに、ふわふわと飛び立つのです。
山の草とか花とか虫とか-ヘイケボタル飛ぶ

だんだんと周りが暗くなり、午後8時ごろには、気がつくと回りはヘイケボタルだらけになりました。群れ飛ぶ様子はまるで田んぼの精霊のようで、恐くすらなるような光景になりました。
山の草とか花とか虫とか-ヘイケボタル煙のように

うちの田んぼのゲンジボタルの飛ぶ様子はこのようです。
山の草とか花とか虫とか-ゲンジボタルの光の跡

背景との距離も含めて見ていただくと、ゲンジボタルのほうは、ふわ~っと長く光るのがわかるかと思います。田んぼの水面に反射した光がカメラに映るほど光は強いのです。
山の草とか花とか虫とか-ゲンジボタル田んぼのへりに沿って飛ぶ

ヘイケボタルを撮ってみると、ヘイケのほうは光り自体は弱く、遠くからだと写りません。
ホタルたちの近くに行って撮ると点滅が速いものだからたいへん豪華な感じに写ります。

イタドリの葉の先にとまったヘイケボタル。
胸の部分は赤くなっていて、その真ん中に黒い帯の部分があります。
山の草とか花とか虫とか-ヘイケボタル背中

雌雄は、おなかのおしりのあたりの光るところで見分けることができるようです。

こちらは多分、オスです。おしりの先の光る部分の白いところが二節になっております。
山の草とか花とか虫とか-ヘイケボタル♂

こちらが多分メス。おしりの先の二節のうちより先端のほうは赤みがかかっていました。
光る様子も見たのですが、赤い部分が光を透かしているのか、一緒に光っているように見えました。
山の草とか花とか虫とか-ヘイケボタル♀

しかし、ホタルは体の割合に眼が大きいですね。やはり夜に飛ぶから大きい眼で見ているのでしょうね。

今年はうちの田んぼも、近くの集落のホタルのところもだいぶ数多くホタルが飛びました。
昨年は8月の中旬まで飛んでいたようなので、今年はどのくらいまでいるものか、続けて観察してみようかと思っています。


蟲×50

ゲンジボタル、ヘイケボタル・・・2種×50=100円

7月1日から累計2,150円

2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円
さて、川に行って虫の幼虫たちの写真を撮ってきました。
これがまたよくわかりません。

とにかく、おおまかな種類でこんなものの仲間だろうというところで紹介したいと思います。

石とおなじような色合いでくっついていたのはヒラタカゲロウの一種です。
石の模様に溶け込むようで忍者のようですね。からだが全体的にひらべったくなっていて流れのあるところに住むのに適していますね。こういったカゲロウはおなかにえらがあります。
山の草とか花とか虫とか-ヒラタカゲロウ大きいの

おなじようなヒラタカゲロウの幼虫でも、こちらは白く目立つ感じになっていました。
脱皮から時間がない幼虫は全体に白っぽくなるらしいので、これがそうかもしれません。
フライ(虫に似せた釣り針)を作るときなどは、白めの色合いにすると、脱皮からすぐの幼虫に見えて効果的だそうです。
山の草とか花とか虫とか-ヒラタカゲロウ 白い個体

こちらはコカゲロウの一種のようです。
コカゲロウのほうは、大人の虫はカゲロウのちいさいのという感じなのですが、幼虫は細長く、ぴんぴんと素早く動いたり、泳いだりします。小魚のようです。これも指を近づけたら、瞬間移動のように消えうせました。
山の草とか花とか虫とか-コカゲロウの仲間

次にカワゲラを、と思ったけれど、これはどうも微妙ですね。
シルエットはカワゲラのようなのです。
山の草とか花とか虫とか-カワゲラかな

お次は、トビケラの仲間です。
トビケラの仲間は、巣を作るものが多くみられます。
こういうふうに小石(ほとんど砂)を集めたり、葉っぱ、枯れ枝、泥などで巣を作るのです。
これは巣の様子からニンギョウトビケラあたりなのかなと思いました。
山の草とか花とか虫とか-トビケラの巣

全体に似ていても、こちらは巣のまわりにもやもやっと網がかかっているようでした。
山の草とか花とか虫とか-トビケラの巣ともやもや

なかなか面白かったのはこれです。
巣の一部からネットを張るようにしてありました。写真は大きく撮ってあるのですが、実際にはすごく繊細なちいさな網なのです。これで木の葉のかけらなどをとらえて食べるのでしょうね。
山の草とか花とか虫とか-トビケラの網
トビケラは巣を作るほかにも、巣をつくらずに歩き回るものもいるようです。

川底には、こんな砂と小石のあいだのようなところもあります。
流れの速いところでは頭くらいの石がごろごろする感じですがゆるい流れほど細かい砂、もっとゆるければ泥のようなのがたまります。虫たちも、一様に川にいるのでなしに、流れの様子にあわせて住んでいるようですよ。
山の草とか花とか虫とか-川の小石

カゲロウ、カワゲラ、トビケラの3種は、成虫が大きくてフライフィッシングの針を作るモデルにされたりします。でも、そのほかにも目立たないけれどいろんなのがまだおります。
こちらは石にへばりついて過ごしている幼虫です。
山の草とか花とか虫とか-カニアミカ蛹

これはこの場所に多く見られるものなのですが、ぜんぜん見当がつかないままでおりました。
一昨年に、水棲昆虫を調べる専門家のかたとここで一緒に虫を見ていた時に教えてもらうことができた幼虫です。
カニアミカというアミカの仲間で、白黒の縞模様なのは幼虫、それと混じって石にくっついているのはさなぎのようです。さなぎには、耳のようなのがふたつついていてウサギのような感じに見えるのです。
山の草とか花とか虫とか-カニアミカ幼虫と蛹

アミカのなかまはほかにもおりました。こちらはカニアミカよりもちょっとほっそりしたかんじですね。
山の草とか花とか虫とか-アミカの何か

こちらは水面に出ている石にとまっていた虫です。これがアミカでしょうか?
山の草とか花とか虫とか-アミカなのかな?
カのような外見なのですが血は吸わないみたいです。

あとまだ見当がつかないのがこれでした。
特徴的なので、わかりそうなものですが、なんだかわかりません。
以前に、田んぼの泥と水をびんに入れてずっと様子を見たことがありましたが、ユスリカの仲間などはこういう巣を作っていたような記憶があります。このつつのようなものは相当にちいさいので、成虫もかなりちいさいだろうな、ということくらいしかわかりません。
山の草とか花とか虫とか-つつがたくさん

虫の専門家の方に聞いても、川の虫というのは人間の生活にあまり関わりがないものらしく、たとえばカゲロウ、カワゲラ、トビケラなど、大きめで目立つのに、これらも生活史などがよくわからない部分が多いようです。たとえば、血を吸うカなどは、よく生態が調べられているものの一つですね。カゲロウ、カワゲラ、トビケラは、どれも害になるわけではないし、生活の舞台が川のなかなので、普段どうやって暮らしているものか観察しにくいのです。
カゲロウの仲間などは、水の中から水面に飛び出すように羽化し、羽化して成虫のかたちになったあとに、もう一度羽化するという亜成虫、という段階があったりしてたいへんに不思議な生態なのだそうです。過去に、亜成虫だろうという個体をつかまえて一晩見ていたことがありましたが、脱皮するところは朝になってもみられませんでした。
陸上に住む虫たちとはまた違った世界があるものですね。
7月16日の海の日には、川に行きました。ぼくは朝日連峰を越えていかないと海に行かれません。遠いですね。川の水は海までどのくらいの時間で行くのでしょう?

川の中ほどまで渡って上流を撮りました。奥に見えるブロック積みは床止め工という川の工事のあったところです。工事をされたときにはたいへんがっかりしたものですが、コンクリは古くなってきて徐々に水になじんできた雰囲気があります。
山の草とか花とか虫とか-川

床止め工の右岸(川の場合は下流に向いて左側を左岸、右を右岸と表現するそうです)には、魚道が造られていて、魚はここを通って川を上り下りすることができます。川岸にはおおきな、ちいさな木がオーバーハングしていて、そこに夏の陽射しがあり、濃い日陰ができています。濃淡の強い夏の風景です。
山の草とか花とか虫とか-夏の陽射し

ここは広い瀬になっているところで、ちいさな中州のようなものができています。
何年か前に、中州をすっかりドーザーでならしたことがありました。
なんでならしたのか聞いたところ、草や木が生えてきたからと言っていて不可解でした。
しかし、雨がたくさんふるともとのとおりに石の集まったところなどができて、そこにはまたちいさなヨシが生えてきました。
山の草とか花とか虫とか-中州

このあまり背が高くならないヨシは、ツルヨシと言って、川岸によく見られる草です。
先日の最上川の岸辺にもありました。
山の草とか花とか虫とか-ツルヨシの茎
ツルヨシは、茎を伸ばしていって伸ばした先にまた根っこをだして伸びていくのですね。

古い株で水の中にあったものでは、細かい根っこが土や砂をおさえているのが見えました。
この前日までは雨が降っていて、川の水位はすこし多めでした。水量が増えてくるとちいさい魚などはこういうところに隠れて過ごすのでしょうか?
山の草とか花とか虫とか-ツルヨシの根っこのかたまり
また、ヨシは水中の栄養分を使って育つそうです。栄養があるのは良いことのようですが、川や沼に栄養が多いと、藻などがむやみに繁殖してしまって、それがたまったりしてヘドロになってみたり、にごったりしてきます。ヨシは水質を綺麗にするというので水質改善に使われたりする事例もあるようです。・・・と言っても枯れたらヨシの枯れ草からまた栄養分が出て行くので、閉鎖している水域(沼とか)では、刈り取らないといけませんけれど。(そのあたりは各自調べてみてください。面白いですよ)

それでは川の中を見てみましょう。
ヤマメはすぐに見つかりましたよ。
カメラは広角で撮っているので、このくらいの大きさに撮れているということは、、魚はすぐ手元、指をちょっと動かすとしっぽをなでられるくらいな距離です。
山の草とか花とか虫とか-ヤマメ二匹

暑い季節になったものの、ヤマメがたくさんいる川ですからそれほど水温は高くはありません。この日はウエットスーツを着て、水中めがねとスノーケルをつけていました。(サーファーのようなかっこいいのを想像するかもしれませんが、ぼくのウエットスーツは川遊び用のアシカのようなのです。)
山の草とか花とか虫とか-青空
川遊びするには重装備のように感じるのですが、つまり魚を撮ったりするには、川のなかをじっくり見ていないとできないし、息継ぎに顔を出し入れしていたのでは魚が警戒して寄ってきません。ウエットスーツは着ていないと体が冷えすぎてしまうからです。

もう少し下流にはちいさなヤナギたちの岸辺があります。ネコヤナギが多いようでした。
山の草とか花とか虫とか-ヤナギの岸

ヤナギの下のどじょう。ではなくてヤマメ。
水上のヤナギの木漏れ日の中をちいさなヤマメたちが泳いでいます。
魚釣りをするかたなら、こういうところに魚がいるというのはご賢察のとおりでございます。
山の草とか花とか虫とか-ヤマメ1

もうちょっと深めのところも覗いてみるのですが、前日までの雨の濁りが取れていないので、浅いところでしか魚がみえません。
山の草とか花とか虫とか-ヤマメ3

アユやカジカもいるかなと期待していたのですが、この日は撮れませんでした。
カジカはちいさいのがいたのだけれど、撮る前にちょろちょろとどこかへ行ってしまいました。
山の草とか花とか虫とか-ヤマメ2
この日撮ったヤマメは10cmから15cmほどのチビヤマメたちでした。
この川ではヤマメを放流しているのですが、25cm~30cmほどになると体高がましてきて、銀色になり海へ下っていきます。5月ころの雪解け水の多めの時などに夏にはヤマメを見たことの無いような中流域で大きめな銀色のヤマメを釣ることがあります。無事に海に行ってサクラマスになって帰ってくるということなのですが、ほんとに少ないようです。

そして、もっと数が少なくなった希少種、絶滅危惧種もこの日の川に見つけました。
山の草とか花とか虫とか-川の子どもたち
中学生、高校生くらいの男の子と彼らのおにいさんのような若者が川遊びにきていました。
おにいさんがクルマを運転してつれてきてくれたのでしょうね。素晴らしいおにいさんです。
写真左の赤い海水パンツをはいている右に石がならんでちいさなダムのようにしてあるところで、あとふたりが川に浮かんで魚を探しています。ぼくもあんなふうにして、写真を撮っていたのですね。深すぎず、浅すぎず、遊ぶにはたいへんに良い川なのです。
川で遊ぶ子どもたちというのはたいへんに少なくなってしまいました。
はじめは、魚のいるのに気がつけないでいたようなのですが、写真を撮ったのを見せたら、うわぁ!とやる気を出したようでしばらく頑張っておりました。
今は小学校などでは、川には絶対に近づいてはならないと言われているようです。(大人が一緒なら良いらしい)夏休みに川に行けなかったら、やはり部屋の中でゲームくらいしかできません。

若い恋人同士のような方も川辺に来ていて、カメラのモニタで魚を見せたら、うわぁ、と言っていました。そちらは、素敵なワンピースなどを着ていたから川には入られませんでしたけれど。

明日は川の中の虫について、です。


Plant×50

ツルヨシ・・・1種×50=50円

蟲×50

ヤマメ、川の子どもたち・・・2種×50=100円

7月1日から累計2,050円

2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円