また同じ山に同じルートで行きました。古寺鉱泉から小朝日岳、鳥原山へ巡ります。
7月22日「手の届かない虫 夏の小朝日鳥原周回ルート1」で歩いたのとまるっと同じ道のりです。
古寺鉱泉に立ち寄りました。出発は朝7時ちょっと前。
山の草とか花とか虫とか-古寺鉱泉

ええと・・・。この子は・・・?
びっくりしてちょっと写真がぶれてしまいました。
亡くなったと聞いた記憶があるのですが、別な子でしょうか?いや、あまりに似ています。
びっくりしてご主人に聞くのを忘れました。
山の草とか花とか虫とか-にゃ~ん

さて、今回はひとりで気軽に回るのではありません。
地元の若人(わこうど)が、地元の山に登ったことがないのが多くなっていて、これはけしからんことだといろいろお誘いなどをしたところ、すこし反応がありました。・・・2名だけですが。
それで、日帰りできるこのコースを行くことにしました。
朝日連峰の大朝日岳は含まれませんが、大朝日岳はこれからの楽しみにしましょう。

一月前ほどに道を手入れしたところなども見ながら登ります。気になっていました。
おお!うまい具合に横に渡した木に土がたまってもともとこうだった感じになっています。
山の草とか花とか虫とか-直したところ

別なところでは、なぜだか足元にハムシ(おそらくブナハムシです)の幼虫が地面にもこもこしていました。
山の草とか花とか虫とか-ハムシの幼虫

見上げてみると、葉はすこし食べられています。
幼虫たちはさなぎになるために地面に落ちたように思えます。
この付近では今のところはウエツキブナハムシの食べ跡はまだ目立たないかなあと思いました。
こないだ行った月山では、成虫がしこたま山頂付近を飛んでいました。
山の草とか花とか虫とか-食べられたブナの葉
この後に通った小朝日岳付近では落葉しているものや枯れた葉も目だってきていたためこれからどうなるのだかわかりませんけれど。

ハナヌキ峰の分岐まできました。
一緒の若者二人は、なかなかの足腰のようです。山ははじめて登りますと言っていたのですがここまではいつもぼくの登るのとおなじくらいのペースです。(ぼくが遅いのか?)
山の草とか花とか虫とか-ハナヌキ峰分岐のあたり

オヤマボクチがありました。ボクチは火口(ほくち)だろうと思ってはいたのですが、花のあとの綿毛のことなのかなんなのかわかりませんでした。どうやら、綿毛ではなく葉の裏などのふわふわした毛を使うようでした。
これはそろそろ咲き始めるつぼみのようです。
山の草とか花とか虫とか-オヤマボクチ

咲いているものもありました。
その奥にはまだ緑色のつぼみもあります。
山の草とか花とか虫とか-オヤマボクチ 開花とつぼみ

もう一箇所、直したところを。
ここは8月1日の記事「道の手入れ」で、飯豊朝日の山の関係者で作業したところです。
なんとなくなじんできているようでした。先を行く別のパーティも歩きにくさを気にしないような感じに登っていました。ここはあまり水流も集まらないためか新たな土砂などはまだあまりたまっていませんでした。直したところは雨の降るたびに見に行きたくなります。何度もおなじところへ行くわけですね。
山の草とか花とか虫とか-直したところ2

古寺山の山頂へは9時20分ごろに着きました。
出発から2時間30分ほどでここまで来るのですから良いペースだと思いました。さすが若者たちですね~。
でもタイムレースでもあるまいし、さっさと登って降りてもつまらないので休憩をのんびりと。
ここくらいの高さまで来ると周りの木々は低くなってきて「おぉ~」と声が出ていました。小朝日岳のガスのかかっているのがちょっと残念。
山の草とか花とか虫とか-古寺山から小朝日岳

再び歩き始めて今日の最も高いところ、小朝日岳を望みます。
空が見えてきましたね。なんと青い空でしょうか。
山の草とか花とか虫とか-小朝日岳を望む

小朝日岳の山頂へ着いたのは10時20分ころとなりました。
大朝日岳は残念ながらガスがかかっていましたが、ほかの山々は見えていました。
ここで早めですが昼食にしました。
初めての山のふたりは昼食をさっさと済ませて、山頂近くのあっちやこっちへ行って風景を撮っていました。
元気ですね~。新鮮ですね。ここまで登れば、うわあ、山だなあという景色になりますからね。
山の草とか花とか虫とか-小朝日岳山頂

このあと鳥原山へ向かいます。


Plant×50

ブナ、オヤマボクチ・・・2種×50=100円

蟲×50

ウエツキブナハムシ・・・1種×50=50円

Climb×100

古寺山、小朝日岳・・・2座×100=200円

9月1日から累計350円

2012年8月:3,100円
2012年7月:4,150円
2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円
遠くまでうろこ雲が続いていました。
山の草とか花とか虫とか-秋の雲
とは言っても、まだいまいちうろこ雲とひつじ雲の違いが判然としません。
雲には10種類があるそうです。
夏の入道雲はちいさいのがならんだりはするのですが、少し前までの勢いはなくなりました。

この夏は山形は雨が少なく経過しました。
最上川は岸際のいつもはあまり見えない岩盤が出ていました。
この岩盤には、ここではよくわかりませんでしたが、昔に舟運のあったころに舟が通るのに岩盤を開削した跡が今もあるそうです。
山の草とか花とか虫とか-最上川 渇水

上流には川、鉄塔が遠く山のふもとに見えて、その山の向こうには雲がなければ大朝日岳が見えます。
山の草とか花とか虫とか-最上川 渇水 上流側

キツネノカミソリが透明感のあるオレンジ色の花を咲かせていました。
陽射しにはまだ夏が色濃く残っているようにも感じました。
山の草とか花とか虫とか-キツネノカミソリ

キツネノカミソリとは不思議な名ですね。
かみそりとは、葉のかたちからきているとも聞きます。ところが花の時期にはかみそりはありません。かつては、子どもがこの花をいたずらすると良くないことだと怒られたそうです。
なんでも茎から毒が云々で骨がだめになるとかなんとか。(おそらくそんなことはなかろうと思いますが)
山の草とか花とか虫とか-キツネノカミソリ 大きく
ヒガンバナなどもおなじような雰囲気がありますね。
明日(2012年9月1日)は旧暦では7月15日、お盆の日です。こないだの半月の日には旧暦の七夕でした。七夕の次の満月が旧暦のお盆になります。季節の行事は、新暦、月遅れ、旧暦と三つの日取りがあります。七夕などは、旧暦でないと月の運行や季節感があわなくなってしまいます。

葉のあるときに花が無く、花の頃には葉は無い。そんなちょっと尋常でない花が咲くのと、お盆で祖霊が里に満ちるのと、そして満月。

昨日、真ん丸に近づいた月には秋の雲がかかり月光環が見えました。
山の草とか花とか虫とか-月光環

今夜は月はより真ん丸に近づいて鉄塔の電線を渡っていくところでした。
山の草とか花とか虫とか-電線

満月(旧暦では今夜は7月14日の夜ですが)の月はほんとうに明るくて、空は青く見えました。
山の草とか花とか虫とか-月と鉄塔

今日は立春から210日目の二百十日だそうで、各地で風祭りが行われたようです。
立春は二十四節気のひとつだそうですが、二百十日は節気ではありません。台風の特異日だそうで、嵐の風の来ないように風を鎮める風祭りを各地でするそうです。昔のイネは、穂にしっかりとついていないものであったらしく、収穫が近くなってから風が強いと刈り取りを待たずにほろほろと落ちてしまったそうです。こんな時期に風が強く吹いたらそれは困りますね。

うちからすこし離れた大きめの集落では、毎年、風祭りで花火を打ち上げます。
山の草とか花とか虫とか-ススキと花火

大きな夏祭りの花火とも違って、ぽんぽんぽんと上がったと思ったら、しばらくお休み。
あれれ?もうおしまいかなと忘れたころにまたぽんぽんぽんと上がる、そういうひとつひとつ丁寧に打ち上げるような花火です。まれにスターマインのちいさいのもあがりました。
山の草とか花とか虫とか-風祭りの花火
今回は、集落のなかのお祭りのほうへは見に行かずに、そこに続く峠の途中で花火を見ました。
道ばたにはススキが穂を出し、満月で青く見える夜空に花火が開き、そのたびに田んぼが花火の光で照らされていました。
湿原の水面には青空と雲が映っていました。
山の草とか花とか虫とか-湿原と雲と青空

湿原のなかにいると、あちこちからバサバサと羽音が聞こえてきます。
オオルリボシヤンマが恋と産卵の時期でした。
こちらの黄色っぽいのはメスのようです。
山の草とか花とか虫とか-オオルリボシヤンマ メス

瑠璃色なのはオスのほう。
山の草とか花とか虫とか-オオルリボシヤンマ オス
このヤンマは空中で羽ばたくのが得意で、こんなふうにホヴァリングしているので飛んでいる様子が撮れました。

女の子がひとり、男の子はふたり。どんな恋物語があるものでしょうか?
山の草とか花とか虫とか-オオルリボシヤンマ オスとメス

メスは羽ばたきながら次々に移動しては草につかまり産卵している様子です。
山の草とか花とか虫とか-オオルリボシヤンマ 産卵

オオルリボシヤンマが産卵するのにつかまっている草はミツガシワです。
山の草とか花とか虫とか-湿原

ミツガシワは茎を水中にめぐらせていました。学芸員さんの言うことには、ミツガシワのある池塘ならたいてい渡れるんですよ。とのこと。根茎が入り混じってネットのようになるのでしょうか。・・・たいてい歩けるということは、時折歩けないところもあるわけですね。恐いですね。
山の草とか花とか虫とか-ミツガシワの根

また、場所によっては、ミツガシワの茎のあいだにこんな枝分かれした藻のようなのがありました。カワモズクというのに近い種類の藻かしらん?と言っておりました。
山の草とか花とか虫とか-カワモズクの一種


ここにはもっといろんなトンボがいるのですが、今回ぼくが見つけたのはオオルシボシヤンマとこのアオイトトンボでした。(オゼイトトンボとエゾイトトンボらしきものもいたらしい)
山の草とか花とか虫とか-アオイトトンボ ペアペア

こちらは、オスがメスの首をつかまえていました。
下のほうがメスでしょうか?おなかを曲げて先端を草にくっつけ、草の茎には点々とたまごのようなのが見えます。
山の草とか花とか虫とか-アオイトトンボ ペア

湿原の池塘でないところにたくさん生えていたのは・・・ええと、名前を教えてもらったのに忘れてしまいました。ダメですね。メモしたほうが良かったですね。
図鑑で改めて調べてみると、ミヤマイヌノハナヒゲというのが近いようです。
犬の鼻髭。虎の鼻髭というのもあるようですよ。
山の草とか花とか虫とか-ミヤマイヌノハナヒゲ

さて、湿原から帰りましょう。
草むらには大きな足跡がありました。
山の草とか花とか虫とか-巨人のあしあと

さようなら、鳥原湿原。今日のところは帰ります。
冬にここに来たならば、周りの木々も格別に美しいだろうし、湿原は雪原に変わっていてさぞ素敵だろうと思いました。
山の草とか花とか虫とか-青空

帰りはブナのはなしをしたりしながら帰りました。
これはいつも会うブナですね。不思議なことに登りはさほど存在感を感じないのに、下りには、うわあ、立派なブナだなあと足をとめます。
山の草とか花とか虫とか-帰りのブナ

ブナの葉(うえのとは違ったブナ)には、こんな幼虫がいました。
ブナの葉に同化するような感じで、一見葉がくるんとなっているのかと思ったら幼虫でした。
調べてみると、モンクロギンシャチホコというのが似ているのですが、モンクロギンシャチホコはサクラなどの葉を食べるようです。察するに、終齢になった幼虫がさなぎになる場所を求めてうろうろしていたのかもしれません。ブナの葉には食べた跡もありませんものね。
山の草とか花とか虫とか-ブナの葉とモンクロギンシャチホコ

という推理はあたっているのでしょうか?
アキアカネは首をかしげていました。
山の草とか花とか虫とか-首をかしげるアキアカネ

ブナの幹を見上げながら歩いていくと、うろのようになったところにヤシャビシャクというのがありました。ブナの木のうろなどに木の葉などがたまったところに根をおろすちいさな木のようです。寄生でなく着生というか、そんな感じだそうです。ブナに乗っているのが多いそうなのですが、どのようにしてこんな場所を選んで住むものでしょうね。
山の草とか花とか虫とか-ヤシャビシャク
ヤシャビシャクはスグリの仲間だそうで、ちいさい白い花をつけるそうです。
そういえば、ヤシャビシャクは小屋番さんが以前から見たいと言っていた植物です。
おみやげばなしができました。

鳥原湿原に草を調べに言ったはなしはこれでおしまいです。
(あ、そういえばどこの山の山頂にも行っていませんでした。)


Plant×50

ミツガシワ、ミヤマイヌノハナヒゲ、ヤシャビシャク・・・3種×50=150円

蟲×50

オオルリボシヤンマ、アオイトトンボ、モンクロギンシャチホコ、アキアカネ?・・・4種×50=200円

8月1日から累計3,100円

2012年7月:4,150円
2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円